会社ではネガティブな人を活かしなさい の商品レビュー
感想 ブレーキも必要。ネガティブな人は物事をありのまま見つめている。彼らの意見は採用されづらい。しかし停滞期にこそ彼らは必要とされる。
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従業員の幸せでポジティブであれば、会社の業績が上がるという考えについて検証している。 ネガティブな感情が仕事において有益な場合や、特定の条件下では、怒りで交渉を有利に進められたり、パフォーマンスが上がったり、必ずしもポジティブ=業績UPになる訳ではないことが、示されている。 ...
従業員の幸せでポジティブであれば、会社の業績が上がるという考えについて検証している。 ネガティブな感情が仕事において有益な場合や、特定の条件下では、怒りで交渉を有利に進められたり、パフォーマンスが上がったり、必ずしもポジティブ=業績UPになる訳ではないことが、示されている。 マインドフルネスが有効な場合や、テレワークが向いている状況や従業員、リーダーは、ネガティブ、ポジティブである方がいいのかなど、様々な研究の方法や研究結果から読み取れることが紹介されている。 結局は時と場合によって違うということがわかった。 本文で引用されている研究について、研究の手法や結果や導き出される結論まで書かれており、読みにくく、結果だけ引用すればいいと思っていたが、筆者が、あとがきに、エビデンスを引用した文章ですら、その論文を読んでいるのか疑問に思うところがあったため、過程も言及したとのことで、なるほどと思わされた。
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ネガティブな人も活かせることを説いた組織論。 ネガティブな人も存在価値があり、使いようによっては大いに生きる(無論リーダーとしても)というのが、ネガティブな自分にも多いに励まされた。
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色々な実験をしその結果から、従業員との働き方や上司と部下の在り方について書かれている。 ネガティブな人とあるが、ネガティブがと言うのではなく受け止め方やそのベクトルの方向についての個性だろう。 どこでも叫ばれているマインドフルネス。 なかなか自分に取り込めていないし活かせていな...
色々な実験をしその結果から、従業員との働き方や上司と部下の在り方について書かれている。 ネガティブな人とあるが、ネガティブがと言うのではなく受け止め方やそのベクトルの方向についての個性だろう。 どこでも叫ばれているマインドフルネス。 なかなか自分に取り込めていないし活かせていない。 もう少しこうしたらというヒントを書き留め実践したい。
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今は青学の教授を務めておられる経済学者による、組織論についての大学の講義をまとめたもの。読んでいて、少し事例の羅列に近い印象を受けたのは講義録だったからか。。 とは言え、情報がテーマ毎に纏まっているのと、マインドフルネスやウェルビーイングといった最近のトピックにも触れられているの...
今は青学の教授を務めておられる経済学者による、組織論についての大学の講義をまとめたもの。読んでいて、少し事例の羅列に近い印象を受けたのは講義録だったからか。。 とは言え、情報がテーマ毎に纏まっているのと、マインドフルネスやウェルビーイングといった最近のトピックにも触れられているので、サクッと情報を得るサプリメント的な本として有用だと感じました。 内容は「人の働かせ方」の本で、著者は「どのように従業員を幸せにすれば企業にとっても恩恵があるのか」という問いを立てて本著を纏め上げたそうです。 読了して思ったのは、このタイトルはちょっと誤解を生むのでは…ということ。 会社でよく「あの人はバックギア引くタイプ」という表現が使われてまして、要は変化に後ろ向きな人のことなんですが、「ネガティブな人」という言葉を見て私のアタマに浮かんだのはそのタイプの人。ただ、このタイプは本著における「ネガティブな人」では無く、「心配性」「楽観的ではない」くらいの人を指すようでした。 というコトで、本著「やる気がなくて批判ばかりして動かない人に上手く稼働してもらう本ではない」という大前提を理解した方が余計な期待を持たなくて済みます(笑 著者の問いへの答えは、「従業員を幸せにすれば組織に恩恵があるとは断言できない」というものだったようですが、様々な研究の中で得られた知見はそれなりに有用なものもありそうです。 部下のパフォーマンスを上げるために上司はどうすれば良いか?部下が創造的な仕事をする時は幸せそうな態度で、分析的な仕事をする時は悲しそうな態度で接すると良いんだそうで。 しかし、これを自然に実践するのは大変そうですね。部下の立場で「これから何の仕事するの?」って訊かれて返事したら急に上司の態度が悲しそうになったりしたら困惑しそうですが(笑 ちなみに脇道ですが、テレワークについて、2010年に上海で実施された在宅勤務の実験で、企業の生産性が20〜30%増加したとのことですが、「うち2/3はオフィススペースの縮小によってもたらされ」というのはなかなか切なさを感じました。 (まぁ、それ以外の生産性が上がっているだけで御の字なのかな…) ボリューム感的に手ごろなので、興味があれば読んでみては良いのではと思います。
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