1,800円以上の注文で送料無料

火星の歩き方 の商品レビュー

3.4

9件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/07/08

フェルメールの《天文学者》と《地理学者》の作品が印象的なプロローグ 火星の地理についての本 気球でぐるりと周ってみたら 太陽系最高峰の火山、オリンポス山を登山してみたら 氷冠もつ北極と南極のこと アイスランドの火山活動による地形など、地球で見れる火星に似た場所の紹介 コラム...

フェルメールの《天文学者》と《地理学者》の作品が印象的なプロローグ 火星の地理についての本 気球でぐるりと周ってみたら 太陽系最高峰の火山、オリンポス山を登山してみたら 氷冠もつ北極と南極のこと アイスランドの火山活動による地形など、地球で見れる火星に似た場所の紹介 コラムも面白く 昔々、熒惑(けいこく)という名前で呼ばれていた星の話に 歴代の火星探査機の痕跡を巡る話 最後に、文字通り人の手の全く入ったことのない環境の保全について わくわくする

Posted byブクログ

2023/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

観光という体裁を取りながら、火星という荒々しい大地の、地質学や気象学を学べる。 コラムとして挿入される話もどれも興味深い。 火星の青い夜明けを人類が見る日がくるのが待ち遠しくなる。

Posted byブクログ

2022/12/17

火星を上から眺める研究の面白さがほぼわからずこれまで来たが、地球でいう地質学がほぼ未開のままドスンと存在する火星という場所はたしかに魅力的かもしれない。現状の理解ではまだ「観光」には程遠い(少なくともグルメは必要)が、火星を歩いてみるという脳内実験は面白い。

Posted byブクログ

2022/09/23

米中などで有人火星探査の動きが出てきている。その時期に合わせて火星案内の本がいくつか出てきた中の一冊。火星の地形・地質など中心に現在わかっていることを旅行案内的に描こうとしている。ただ、まだ人類は火星に到達していないし、無人探査機でわかることも限定的。若干隔靴掻痒の感はあるが、現...

米中などで有人火星探査の動きが出てきている。その時期に合わせて火星案内の本がいくつか出てきた中の一冊。火星の地形・地質など中心に現在わかっていることを旅行案内的に描こうとしている。ただ、まだ人類は火星に到達していないし、無人探査機でわかることも限定的。若干隔靴掻痒の感はあるが、現状を知るためには必要な本だろう。 とはいえ、火星旅行ができるとしても早くても数十年先。当然私には無理だ。無駄な知識といえばそうなのだが、興味があるのだからしょうがない。

Posted byブクログ

2022/07/22

『ブラタモリ』が南極大陸のVRロケを敢行した回がなかなか良かったけど、タモリ好物の地質学的なトリビアが満載なこの本を丸ごとパクってやっても面白そう、と思えたほどブラタモリ的教養無くしては本作は楽しめません。

Posted byブクログ

2022/06/12

2021年は、火星探査が歴史的な盛り上がりを見せた年でした。NASAのパーシビアランス、中国の祝融号などの探査機が続々と火星に到着。ドローンのインジェニュイティは、火星での飛行を成功させ、中国は火星有人探査計画を発表しました。 このまま技術が発展すれば、いつか人類は火星の大地に降...

2021年は、火星探査が歴史的な盛り上がりを見せた年でした。NASAのパーシビアランス、中国の祝融号などの探査機が続々と火星に到着。ドローンのインジェニュイティは、火星での飛行を成功させ、中国は火星有人探査計画を発表しました。 このまま技術が発展すれば、いつか人類は火星の大地に降り立つかもしれない・・・。そんな希望と期待が込められた本書では、3人の研究者が火星の見どころスポットを紹介。いずれ旅行が可能となるかもしれない、そんな世界を先取りした火星のガイドブックとなっています。

Posted byブクログ

2022/04/11

これ以上無いほど、火星について詳しく書かれている本。楽しくしようとしたかったのだろうが、まだ人類が足を踏み入れていないだけに、学術寄りの内容になっている。

Posted byブクログ

2022/01/27

第1章 そもそも火星はどんな星?―旅立つ前におさらいする火星のキホン 大きさと内部構造―地球の“兄弟”とも言える星 地質・岩石―クレーターの数で知る地質の年齢  古海洋―火星の約3分の1を占めていたかつての海 氷床―火星の水の貯蔵庫 気候— 温度差170℃以上になる火星の四季 火...

第1章 そもそも火星はどんな星?―旅立つ前におさらいする火星のキホン 大きさと内部構造―地球の“兄弟”とも言える星 地質・岩石―クレーターの数で知る地質の年齢  古海洋―火星の約3分の1を占めていたかつての海 氷床―火星の水の貯蔵庫 気候— 温度差170℃以上になる火星の四季 火星隕石―地球へ飛来する火星火山活動の痕跡 火星探査の歴史―進化の止まらない火星探査機 火星はなぜ「火星」なのか? 新しい火星探査が始まっている 第2章 気球でまわる火星一周―太陽系最大級を巡る旅 フォボス―なぜ火星の月から出発するのか アマゾニス平原―研究者を悩ませる“メデューサ”の住む場所 オリンボス山―太陽系一高い山? タルシス三山— 火星の軸を傾けるほどの巨大な火山群 マリネリス峡谷— 火星の裂け目 ヘラス平原.イシデイス平原— 地質がバラエティ豊かな最古の平原 エリシウム平原— 噴火から地震まで、旅のゴールはご注意を 火星の月とMMX 火星探査の聖地を訪ねる旅 第3章 オリンポス登山―溶岩と氷河が作った太陽系最大級の山 登山コース―標高2万mの頂きにいたる1カ月の旅 山麓周辺―溶岩と氷河に形作られた豊かな大地 山腹―山肌に現れるウロコの正体 山頂付近— カルデラを回る1周240kmのお鉢巡り オリンポス山の噴火事情— 火山にとつて200万年は長いか短いか 汚染には気をつけよう 第4章 火星の極地へ―水と二酸化炭素の楽園 北極と南極の氷事情―氷=H2Oではありません;北極域―残留氷冠が織り成す奇妙な地形 北極の砂漠地帯―見間違うほどの砂でできた海 南極域―二酸化炭素が作る愉快な地形 南極の地底湖— マイナス70℃の液体は湖か水たまりか 第5章 待ちきれない人へ―地球上の火星アナログサイト アイスランド―ルートレスコーンの聖地;ハワイ―溶岩トンネルの中を歩く ハワイ— 溶岩トンネルの中を歩く グランドキヤニオン周辺— ミニチュアマリネリス峡谷 南極―地球上で最も火星に近い場所 なんでもいいから今すぐ火星に行きたい人

Posted byブクログ

2022/01/02

火星については、まだ判ってることが非常に少ないので、なんか全体にもどかしい感じ。 これから研究者を目指すような若い人が読むには 良さそう。 むしろ火星本土?から、二つの衛星がどう見えるのか知りたい。 本の目的とは違うのだろうけど、第5章の火星アナログサイトの紹介が一番面白かった...

火星については、まだ判ってることが非常に少ないので、なんか全体にもどかしい感じ。 これから研究者を目指すような若い人が読むには 良さそう。 むしろ火星本土?から、二つの衛星がどう見えるのか知りたい。 本の目的とは違うのだろうけど、第5章の火星アナログサイトの紹介が一番面白かった。むしろここは姉妹本的に別にして、3か所ピックアップとかじゃなく、フルに紹介してほしいくらい。 あと、マップでも紹介されてるのはほんの一部、とあるけど、火星アナログサイトとして認定するよつな仕組みというか機関というか、そういうのがあるのかどうかも、説明がないので判らない。 個人的には、ヨルダンのワディラムなん火星っぽい感じがするけど、どうなんだろう?

Posted byブクログ