警告(下) の商品レビュー
最後まで飽きさせない。が、ラストは個人的には疑問なしとはしない。メロドラマ的要素も好き嫌いが分かれるところ。
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終盤の逮捕劇が雑。fair warning が実在していてコナリーも所属してるのは驚いた。プライバシーポリシーをテーマにしている社会派の側面はいいと思った。。
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主人公マカヴォイは功名心なのか正義感なのか自分の記事を独占したいのかレイチェルやエミリーと詰まらない事でぶつかったり信頼を失ったりする。 なんかその辺が作者の人物像の描き方の上手さなんだろけど、イマイチ主人公が好きになれない。 物語自体は面白いが、ハラハラドキドキでページを捲る手...
主人公マカヴォイは功名心なのか正義感なのか自分の記事を独占したいのかレイチェルやエミリーと詰まらない事でぶつかったり信頼を失ったりする。 なんかその辺が作者の人物像の描き方の上手さなんだろけど、イマイチ主人公が好きになれない。 物語自体は面白いが、ハラハラドキドキでページを捲る手がもどかしいという程でもない。 そのへんがボッシュシリーズとは違うところ。 なんでこんな男に惹かれるのだろうレイチェルは。。。 作品紹介・あらすじ レイチェルから協力を断られたマカヴォイは、ニュース・サイトの同僚と協力して事件を追う。 被害者と同じ状態で亡くなっている複数の女性を調べた彼は、彼女たちには他にも共通点があることを掴む。それはある会社に自分のDNA分析を依頼しているということだった。 マカヴォイはジャーナリストとして疑惑の会社を直撃するが、その壁は高く、さらに重要な情報に近づこうとするたびに、相手は次々と死んでいく。 そして、凶悪な連続殺人犯の魔の手は、マカヴォイに、またレイチェルにまで伸びてくる――。 「アメリカの犯罪小説の巨匠による新作ミステリーは、クライマックスに向かって突進し、あなたを心から感動させるだろう……優れた作家であるコナリーは、読者が悲鳴を上げそうになるくらい緊張感を高めていく。あらたなマカヴォイ/ウォリング・シリーズの到来を予感させる見事な作品である」 ――ピーターボロ・テレグラフ紙(英国) アレックス・ゴードン
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ジャック・マカヴォイものは、ちょっと釈然としない感じを保ったまま、物語が終わったりする気がしますが、いかがでしょうか? 驚いたのは、ジャック・マカヴォイが57歳であるという事。思ったよりも年を取っていた。冒険をするには、歳が行っているのでは?ジャーナリストだから、冒険を求めてし...
ジャック・マカヴォイものは、ちょっと釈然としない感じを保ったまま、物語が終わったりする気がしますが、いかがでしょうか? 驚いたのは、ジャック・マカヴォイが57歳であるという事。思ったよりも年を取っていた。冒険をするには、歳が行っているのでは?ジャーナリストだから、冒険を求めてしまうのでしょうかね?
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マカヴォイはウェブニュースの記者、ネットを駆使して情報を集める。現代の記者はこうなんでしょう。 「ディープスロート」が内部情報の通報者の一般名詞化しているのに気が付いた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(上巻より) DNA分析をしている研究所から、 特定のDNAの持つ女性の情報を 「インセル」たちに提供していたというところは、 かなりおぞましい設定だが、面白かった。 ただ、最後に犯人が死んでしまい、 どんな男だったかがわからずじまいなところは、 消化不良。 マカヴォイは私立探偵となって、 シリーズ化されるのだろうか。
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相変わらずのクォリティ。本当にマイケルコナリーの本にはハズレがない。今回はハリーボッシュなどの馴染みのある顔ではなく、初めて読む記者が主人公だったが、この主人公の前作はほぼ10年前とのこと。当然それを読まずに本作を読んだが、全く違和感なく楽しめた。むしろ前作を何とか入手して読みた...
相変わらずのクォリティ。本当にマイケルコナリーの本にはハズレがない。今回はハリーボッシュなどの馴染みのある顔ではなく、初めて読む記者が主人公だったが、この主人公の前作はほぼ10年前とのこと。当然それを読まずに本作を読んだが、全く違和感なく楽しめた。むしろ前作を何とか入手して読みたいぐらい。面白かった!
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邦題は御覧のとおり『警告』なのだけれど、本書の主人公ジャック・マカヴォイが今、所属している消費者問題専門ニュースサイトの会社名が、実は原題の"Fair Warining"。本書でもジャックの所属会社名は「フェアウォーニング」とカナ訳されている。実はこのタイト...
邦題は御覧のとおり『警告』なのだけれど、本書の主人公ジャック・マカヴォイが今、所属している消費者問題専門ニュースサイトの会社名が、実は原題の"Fair Warining"。本書でもジャックの所属会社名は「フェアウォーニング」とカナ訳されている。実はこのタイトルの仕掛けに気づいたのは、実は読書半ばのこと。原書読者は最初からそんな時差感はなしに読んでいるだろうから、老婆心ながら最初にここで触れておく。 さてマカヴォイ主演作としては『ザ・ポエット』『スケアクロウ』に続く三作目。前作から何と11年ぶりの続編ということで、現実と同じように歳を重ねてゆくコナリー世界のキャラクターの例に倣って、マカヴォイは本作では58歳となっている。コナリー作品常連の元FBI捜査官のレイチェル・ウォーレスもいつものマカヴォイ作品と同じく巻半ばから共演を果たしてくれる。彼女はボッシュ・シリーズにもミッキー・ハラーのシリーズにもしばしば登場するコナリー作品ではお馴染みのキャラクターなのだが、本書でもよい味を出してくれる。 コナリー作品はすべてがLAを舞台にした実際の時制で進行してゆくため、すべてのキャラクターが同時にコナリーのペンにより生を受け、同じ地平に存在しているという設定である。コナリーは生涯変えることなくそれを自身の作品特性として頑なに堅持している。コナリー作品のキャラクターたちの作中交錯は、全作を読んでいるディープなコナリー・ファンにとってはとても素敵なサービスであり、人間重視のその作風は必ずや心に響くのだ。 さて本書であるが、さすが現実の時間に時計を合わせてくる作家であるだけに、非常に現代的なサイエンスをミステリーの道具立てに使ってきている。連続殺人事件の裏側で利用されてしまうのが、個人のDNA。そして主人公マカヴォイの所属するのはネットニュースの運営会社。スマホやPCを駆使する犯罪と捜査が、実に現代的で、最新テクノロジーに満ちている。 この作家は、実はかく言うぼくと同年齢。明日まさに誕生日で否応なく緑寿を迎えることになるぼくと同い年の作家なのである。若いとはもうとても言えないコナリーが、最先端の科学捜査や、情報取得を犯罪手段とする新手の殺人鬼の物語をスムースに駆使しているのだ。個人的にもかなり刺激的な読書体験である。 本作では際立った犯行の悪どさ(首を半回転させて即死させる内的断頭という容赦ない手口)に怒りを禁じえない主人公とその個人捜査トリオ。公的捜査組織に現在属していない者ばかりのトリオである。マカヴォイ、レイチェル・ウォーレス、そしてマカヴォイの仕事仲間のエミリー・アトウォーター。この三人の不屈の追跡劇が、微妙な男女三角関係のニュアンスと絡み合いつつ、最悪の悪党を追いつめる二重のハラハラ感。ページを開いたら最後まで止まらない一気読み必至の面白さは、コナリーならではの構成とキャラ設定とストーリーテリングゆえだろう。 マカヴォイ・シリーズは現在のところたった三作だが、いつも極めてエキセントリックであるように思う。定年間近なマカヴォイではあるが、まだ退場には早すぎると思うのは、おそらくぼくばかりではあるまい。作者(とぼく自身)の年齢に追いついたマカヴォイに再会したいものである。
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ジャック・マカヴォイシリーズ久々の3作目。このシリーズは犯人像が不気味な設定になっていて、ボッシュものとは違った味わいになっている。著者の筆力は相変わらずハイレベルで、主人公の全てを見通すが如くの推理も違和感なく読ませる。
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レイチェルから協力を断られたマカヴォイは、ニュース・サイトの同僚と協力して事件を追う。 被害者と同じ状態で亡くなっている複数の女性を調べた彼は、彼女たちには他にも共通点があることを掴む。それはある会社に自分のDNA分析を依頼しているということだった。 マカヴォイはジャーナリス...
レイチェルから協力を断られたマカヴォイは、ニュース・サイトの同僚と協力して事件を追う。 被害者と同じ状態で亡くなっている複数の女性を調べた彼は、彼女たちには他にも共通点があることを掴む。それはある会社に自分のDNA分析を依頼しているということだった。 マカヴォイはジャーナリストとして疑惑の会社を直撃するが、その壁は高く、さらに重要な情報に近づこうとするたびに、相手は次々と死んでいく。 そして、凶悪な連続殺人犯の魔の手は、マカヴォイに、またレイチェルにまで伸びてくる――。 今日的なテーマをベースに、相変わらず読ませます。初登場から29年、翻訳は34作、未訳は2作。作者の力量は一向に衰えません。これからも追いかけます。
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