世界史のなかの東南アジア(上) の商品レビュー
第1章 熱帯湿潤地域の人びと 穏やかな気候、危険な環境 森と水と人びと 人口が少ないのに多様なのはなぜか? 農業と近代語族 稲作革命と人口の集中 国家と社会の農業基盤 食と衣 女と男 中国で...
第1章 熱帯湿潤地域の人びと 穏やかな気候、危険な環境 森と水と人びと 人口が少ないのに多様なのはなぜか? 農業と近代語族 稲作革命と人口の集中 国家と社会の農業基盤 食と衣 女と男 中国でもなく、インドでもなく 第2章 風下の地のブッダとシヴァ インド的国家をめぐる論争 青銅、鉄、土器 仏教徒世界とサンスクリット化 「憲章の時代」のシヴァとナガラ 900-1300年 玄関口としてのヌグリ —— オーストロネシア系の諸港市 大越と中国との国境 国家に属さない大多数の人びと 13-14世紀の危機 第3章 貿易とネットワーク 陸路と海路 生産の特化 アジア海域市場の統合 オーストロネシア系とインド系の開拓者たち 東アジアの貿易システム 1280-1500年 イスラームのネットワーク ヨーロッパ人の参入 第4章 都市の発展と世界市場向けの生産 1490-1640年 東南アジアの「商業の時代」 世界市場向けの作物 船と商人 イノベーションの中心としての都市 貿易、銃、新種の国家 アジアの商業組織 第5章 宗教革命と近世 1350-1630年 東南アジア型信仰 上座部仏教コスモポリスと大陸部の国家形成 イスラームのさまざまな始まり —— 商人と神秘主義者 最初の世界戦争と分極化の連鎖 1530-1610年 競合する普遍主義 多元性、宗教の境界、そして「高地の野蛮人」 第6章 アジアとヨーロッパの邂逅 1509-1688年 欧華都市 文化的媒介者としての女性 文化的混淆 イスラームの「発見の時代」 東南アジアの啓蒙主義 —— マカッサルとアユタヤー 近世的形態としての銃砲国家 第7章 17世紀の危機 大分岐論争 長距離貿易の衰退 グローバルな気候変動と局地的危機 危機の政治的帰結 第8章 民俗語的(ヴァナキュラー)アイデンティティ 1660-1820年 18世紀の文化的凝集 シンクレティズムと現地化 宮廷・寺院・村落における表演 歴史・神話・アイデンティティ 凝集とその限界 第9章 中国語化した世界の拡大 大越の15世紀革命 ベト人の拡張 —— 南進 広南国南辺の多元的フロンティア 大国化する阮朝ベトナム 「華人の世紀」と商業の拡大 1740-1840年 南方の経済フロンティアの中国人たち 第10章 熱帯プランテーションへの道 1780-1900年 胡椒とコーヒー 必需農産物の商業化 新たな独占 —— アヘンとタバコ ジャワにおける強制された植民地農業 プランテーションとアシエンダ 大陸部三大デルタの経済圏 —— 米の単一作物生産 植民地化前後の成長の比較 第11章 自律性の退潮と最後の抵抗 1820-1910年 シャム ——「文明」化による生き残り コンバウン朝ビルマ —— 悲運の近代化 阮朝ベトナム —— 儒教原理主義の高揚 「保護」されるヌグリ スマトラのムスリム —— イスラームという代案 バリの黙示録 東部インドネシアの島々 —— 動き回る「ビッグマン」たち 最後まで国家を逃れる人びと 訳 注
Posted by
- 1