頭のよさは国語力で決まる の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人に感動を伝える時にどう良かったのか、自分の思いを的確に伝えられず、語彙力のなさに辟易していたところ、本屋さんで平積みになってるのを見かけ思わず購入。 話す聞く伝えるは全て国語力を土台とした言語活動であるのだと記載されていた。 書店で伝える力聞く力など、○○力についての書籍を見かけても買うまでに至らなかったためセクションごとに国語力について記載されている本書はいいところ取りだった。 丁寧に翻訳された本の「意味がわからない」なら、読解力がないか、その本を読む水準に達していない、と言及されている部分は、理解したつもりで作品を評価することはかえって自分の低脳さを露呈していることになるのだと感じたし、「でも」の多用は文脈を外してしまう人の悪癖だと記載されており、人に話を聞いてもらうために「でも」を多用していた気がするなと反省もした。様々な角度から国語力について知ることができた良い一冊だった。
Posted by
学業で論文を書く際や発表をする際に、文章力が無いと考えていた所に、書店でこの本を見かけたため購入した。 本の内容としては、文章力を向上させるための方法を具体的に書いている。しっかりとその方法を言語化しており、孔子や夏目漱石など、様々な偉人の言動を引用しているため、それらの説得力も...
学業で論文を書く際や発表をする際に、文章力が無いと考えていた所に、書店でこの本を見かけたため購入した。 本の内容としては、文章力を向上させるための方法を具体的に書いている。しっかりとその方法を言語化しており、孔子や夏目漱石など、様々な偉人の言動を引用しているため、それらの説得力も高い。勉強意欲、読書意欲を高めてくれるとても良い1冊で、読み終わった時は非常に満足した。
Posted by
国語力が感情を律することにも役立つ、という考え方は新しい気づきであった。例えば、太宰治の著作では、登場人物が抱いた感情に関する記述がよくなされているが、こうした文章はいわば感情の説明書である。このような文章を読み込むことで、どのように感情が移り動くかを論理的に理解することができ、...
国語力が感情を律することにも役立つ、という考え方は新しい気づきであった。例えば、太宰治の著作では、登場人物が抱いた感情に関する記述がよくなされているが、こうした文章はいわば感情の説明書である。このような文章を読み込むことで、どのように感情が移り動くかを論理的に理解することができ、冷静に感情を対処できるそうだ。 アンガーマネジメントではよく、怒りは6秒経てば抑えられる、と言われるが、自分自身を省みると、本当に怒り心頭の時はすぐに感情が爆発し、6秒も我慢することができないことが多い。本書で推奨されているように、文学作品をよく読むことで、冷静に感情をコントロールできるようになりたいと思った。
Posted by
国語力の大切さ=読書の大切さ。読書することは、生きていく力を養い、生活力を向上させる、人間力を上げるなど生きていく上で必要不可欠なものだとと心に深く刻まれた。 夏目漱石など、文豪と言われる作家の本をたくさん読んでいきたくなり、ますます読書欲を高まらせてくれた。
Posted by
【読もうと思ったきっかけ】 お気に入りの本屋さんで目に入ったから。 とにかく言語化スキルを身につけたいと思っている中で、国語力ってなんだろう?と不思議に思ったから。 【読んだ感想】 著者が現代人の国語力の低さを嘆いているのが全体的に伝わってきたなというのが大きな感想。 それを救...
【読もうと思ったきっかけ】 お気に入りの本屋さんで目に入ったから。 とにかく言語化スキルを身につけたいと思っている中で、国語力ってなんだろう?と不思議に思ったから。 【読んだ感想】 著者が現代人の国語力の低さを嘆いているのが全体的に伝わってきたなというのが大きな感想。 それを救うべく、かなりわかりやすい日本語で読解力や文章力、会話力といったスキルをどう身につけるか?が記載されており、どれかひとつだけでもひとまず実践してみようかな、という気になった。 「頭がよくなりたい」人向けに書かれているだけあって、とても丁寧に解説されていてありがたいなと思った。 聞くスキルに関しては既に会得している部分も多いなと感じたので、手前味噌ながら自身の知識の広がりも実感でき嬉しかった。 やはりポイントは読書で、週2冊名著を読みなさい、とのことだったので挑戦してみようかなと思う。 特に、これまで避けてきた翻訳された本は、読みにくい分読解力向上に大きく役立つとのことで、次はベストセラーの翻訳された本を読んでみようと思う。
Posted by
国語力からこんなにもいろんな方向に話しが広がることにびっくり。読むべき本や具体的方法も示されていて、2023年最初に読む本にふさわしかったと思う。今年は勉強に力を入れたい。モチベーションを高めてくれる一冊だった。
Posted by
この本は、地元の本屋で雑学の本ランキング1位だったため、興味本位で読み始めた。 内容としては、現代を生きる上で必要なのは国語力であるということを日本語、会話、生きる構えの3つの要素から話を展開している。 日本語については、日々の生活をより機能的であり幸せにするためには読解力が必要...
この本は、地元の本屋で雑学の本ランキング1位だったため、興味本位で読み始めた。 内容としては、現代を生きる上で必要なのは国語力であるということを日本語、会話、生きる構えの3つの要素から話を展開している。 日本語については、日々の生活をより機能的であり幸せにするためには読解力が必要であると語る。生きていく上で置かれた状況、人間関係、空気からそれを読み取り、自分なりに要約して自分なりの解から行動に移すことが大切である。そこでの立ち振る舞いで大切になるのは表現力である。ひとつの意味であっても多様な言葉が存在し、それぞれによって幾分かの機微が存在する。そこを自分の言葉を用いて分解しながらちょっとした違いまで体現できるようになってはじめて、語彙力が豊かであるといえる。 会話については、現代人に求められることとして第一に挙げられるのが聴く力であるとどの本でも口を揃えていうだろう。日本人は皆話したがり屋である上、人に興味がある人が少ないため一目置かれる。聞くことのメリットとして単純に情報が回ってきやすくなる上、好かれるため良い関係を構築しやすい。あくまで、自分の意見をしっかり発言できることは前提であるが。 生きる構えとして、自己肯定感を保ち、感情自制力を高めることである。褒められる経験が希薄であると、自分の取り柄はなんなのか見失い路頭に迷うことになる。そうならないためにも、自分自身を認めて褒めてあげることが大切である。その上で、師となる著者や人を見つけそのキャラクターを追求する。そうすることで、自分の軸が折れかけたとしてもこうあれば良いのだと納得して再び歩み出すことができるはずである。 この本を読んで確かに自分の中でもう一度国語力を見直す必要があると実感した。社交的になればなるほど、生きる上での根本、表現して自分を律することを忘れてしまうことが多々存在する。しかし、読んだり書いたりする習慣が有れば例え人間関係に齟齬が生じたとしても折れることがなくなっていけると感じた。 齋藤孝さんの本は、雑談力が上がる話し方で一度読んだことがあった。考えもしなかった新たな発見が得られるためまた読みたいと思う。 見つかった課題として、本に対する持久力をさらにつけていくべきだと感じた。そのためにも多様なジャンルを読んでここで自分の言葉で届けていきたい。
Posted by
国語力、語彙力ともに乏しい私は、思わず書店で手に取ってしまいました。 国語力を鍛えるためには、やはり読書って切っても切り離せないんだなと改めて痛感しました。 特に、もっと文学、古典を読んでいこうという気持ちにさせられました。 生きていくために、また社会で生き残っていくためにという...
国語力、語彙力ともに乏しい私は、思わず書店で手に取ってしまいました。 国語力を鍛えるためには、やはり読書って切っても切り離せないんだなと改めて痛感しました。 特に、もっと文学、古典を読んでいこうという気持ちにさせられました。 生きていくために、また社会で生き残っていくためにという分野のところを言及されていたので、とても楽しくて、タメになることばかりでした。 人によってはバイブルにもなり得る。 私もその一人。
Posted by
読書をしましょう。骨のある本を読んでいくと、コミュニケーション能力アップにつながる。後半は、人生処世術。 難易度 中 感動★☆☆☆☆ 涙線☆☆☆☆☆ 興奮☆☆☆☆☆ 感心★☆☆☆☆ 伏線☆☆☆☆☆
Posted by
読解力、文章力、表現力など、多岐にわたる国語力の必要性とその身につけ方(読書をする、メモを取るなど)について述べられた一冊。各ページに「ワンポイント」がある。それを参考に。
Posted by