林静一コレクション(文庫版) の商品レビュー
林静一の名前と『赤色エレジー』という作品名は知っていたものの、読むのは初めてだった。『赤色エレジー』は抄録だが、本書には1968年から1972年にかけて発表された作品が収録されている。 映像のワンショットを思わせる実験的なカット、加速感のあるコマの展開、シロとクロのはっきり...
林静一の名前と『赤色エレジー』という作品名は知っていたものの、読むのは初めてだった。『赤色エレジー』は抄録だが、本書には1968年から1972年にかけて発表された作品が収録されている。 映像のワンショットを思わせる実験的なカット、加速感のあるコマの展開、シロとクロのはっきりしたコントラスト、美人画を思わせる叙情的な横顔の描写など、現在でも非常に斬新な表現に感じられる。 男に身を任せる母の姿を見てしまう子ども、男女の束の間の出会いと別れ、現実に撥ね返されてしまう同棲する男女の苦悩など、かなり重かったりドロドロするような題材なのだが、絵柄の力でドンドン読まされてしまう。
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ちくま文庫さんの【林静一コレクション ――又吉直樹と読む(2021)】を読了。2022年”本”(漫画)143冊目。
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