彼女が最後に見たものは の商品レビュー
三ツ矢&田所刑事シリーズの第二弾 今回もまたふたつの事件があり、コンビは 一方の事件を追う 中盤以降に登場人物も増え、徐々に事件の全貌が 見えてきて・・・ 淡々と捜査状況を読んでる感じと 登場人物視点の箇所では関係者側の思いなども 感じながらの読み物でした
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何か読みたい…と思ってたところ、前に読んだ本の続編を発見。 前作の記憶が薄かったのですが(その時期同じような内容を立て続けに読んでたこともあり)、自分の感想に『このバディで続きを読みたい』『ドラマ化してほしい』とあり購入。読んでいくうちにこのバディのことを思い出しました。 前...
何か読みたい…と思ってたところ、前に読んだ本の続編を発見。 前作の記憶が薄かったのですが(その時期同じような内容を立て続けに読んでたこともあり)、自分の感想に『このバディで続きを読みたい』『ドラマ化してほしい』とあり購入。読んでいくうちにこのバディのことを思い出しました。 前作同様、同じような家族や登場人物が出てきて散らばった伏線を一気に回収、被害者との関連が一気にわかる、的な展開なので噛み締めるように振り返りながら読みました。前作より後味のよさを感じる。続編というのもあるんだろうか。苦手要素がなかったのもあるだろうか。 Aの存在がよかった。 彼女は幸せだったに違いない。 この作者は前作からの二作目だが、ふとした時の光の描写が好きだなぁお思った。私は本を読むのが好きなくせに語彙力ないので、『カーテンが光を孕んで』なんて表現を見てこの作者の目には世界がどんなふうに映ってるんだろう。すごくきれいなんだろうなぁと、そんな言葉で表現できることを羨ましく感じた。そんな表現、もはやおしゃれなフレンチ!(私の語彙力の限界) 前作読んだ時は「次作を読みたい!」とそこまで思わなかったけど、今作読了の今、3作目をめちゃくちゃ読みたい。 あとやっぱりドラマ化してほしい。 蛇足だけれど、最近『年配女性ホームレスがころされて彼女の人生を追っていく』『毒親家庭からの事件』系を立て続けに読んでしまい、独り身も家庭持つのも詰みじゃんか!!と頭抱えてる。 もっとハッピー()な小説かいっそ異世界ファンタジー摂取しないとな…
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妻であったり母親であったりする女性たちの人物像の対比に印象が残った。 現実をありのまま受け入れて認め、家族に愛を持って接する生き方には、自分もそうでありたいと思ったし、それが幸せなんだと思う。 周りと比べて不公平に感じたり、人に依存したり、他者を責める気持ちを持ち続けたりする考え...
妻であったり母親であったりする女性たちの人物像の対比に印象が残った。 現実をありのまま受け入れて認め、家族に愛を持って接する生き方には、自分もそうでありたいと思ったし、それが幸せなんだと思う。 周りと比べて不公平に感じたり、人に依存したり、他者を責める気持ちを持ち続けたりする考え方はどうして形成されてしまうんだろうと思った。
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何気ない小さな事件が(殺人かあったから小さくはないか)実は多くの人が絡む複雑な事件であった。事件の真相を明らかにしていくのは洞察力に優れる三ツ矢。彼の洞察力、観察力には感心させられる。事件の中心人物の松波郁子。最後に彼女の死を悲しんでくれる人々に囲まれて報われたのかなと思いました...
何気ない小さな事件が(殺人かあったから小さくはないか)実は多くの人が絡む複雑な事件であった。事件の真相を明らかにしていくのは洞察力に優れる三ツ矢。彼の洞察力、観察力には感心させられる。事件の中心人物の松波郁子。最後に彼女の死を悲しんでくれる人々に囲まれて報われたのかなと思いました。
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「あの日、君は何をした」の続編でした。 タイトルに込められたものが読了後に、悲しいけれど優しいものをとても感じました。 前作もですが、登場人物というか登場家族が複数あるため、少し混乱しながらも読み終えました。 個人的には、第一弾より今回の作品の方が引き込まれるお話でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
田所岳斗 戸塚警察署の刑事。二十九歳。 三ツ矢秀平 警視庁捜査一課殺人犯捜査第5係の刑事。三十九歳。 東山里沙 千葉市郊外の一軒家に住んでいる。四十一歳。ベーカリーカフェでアルバイトをしている。 東山義春 昨年の八月二十日の朝、自宅から五百メートルほどの場所にある公園内で遺体となって発見された。遺体のそばに本人のビジネスバッグが落ちており、財布が抜き取られていたことから金目当ての可能性が高いと見られていた。凶器は見つかっていない。バッグに松波郁子の指紋がついていた。保健福祉センターに勤務する公務員。事件当時は生活保護の相談窓口である社会援護課にいた。松波郁子が生活保護の申請相談に訪れ、担当した記録があった。 東山瑠美奈 高校一年生。東京の里沙の両親の家で暮らしている。 柳田 東山家の三軒隣の住人。 宮田睦美 ショッピングカートとハンカチを郁子にあげた。五十八歳。 松波郁子 高田馬場で遺体となって発見された。更年期障害が重く通院していた。五十六歳。 松波博史 三年前に交通事故で亡くなっている。直接の死因はくも膜下出血。 須藤 松波が以前住んでいた家の隣家の住人。 みその内科婦人科クリニック 松波郁子が通っていた女性専用外来を標榜する医院。 河辺 松波郁子が働いていた寿スーパーのレジ係。 本間久哉 四十一歳。音響会社に勤める会社員。離婚歴があり、別れた妻とのあいだに小学生の息子がいる。里沙の恋人。 名塚 虹の郷霊園の担当者。 飯田 捜査一課。 千葉 千葉県警。 松田 柳田の向かいに住んでいる。 井沢勇介 松波博史を轢いたトラック運転手。元広告代理店勤務。以前勤めていた広告代理店をともに早期退職した元同僚に声をかけられ、イベント企画会社の営業職に就いた。 木村成美 勇介の元妻。勇介の事故がきっかけで離婚。 湊 勇介と成美の息子。高校生。 高橋恭太 郁子の遺体の第一発見者。不動産管理会社の社員。 高橋拓海 恭太の弟。二十歳の大学生。 英 少年A。 阿部香苗 勇介が勤めるイベント会社の社長が引き抜いてきたイベントプランナー。離婚歴があり、二人の娘と暮らしている。 木村久子 成美の母。勇介のかつての義母。
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シリーズ第二弾。 捜査一課の三ツ矢と今回もコンビを組むことになった田所。 事件はクリスマスイブの夜に見つかった女性の遺体。 身元が不明で、何者かに殺されたとみられる。 そしてその女性の指紋は未解決事件の殺人事件の現場に残っていた。 女性とその殺人事件の関係は? 女性はなぜ殺された...
シリーズ第二弾。 捜査一課の三ツ矢と今回もコンビを組むことになった田所。 事件はクリスマスイブの夜に見つかった女性の遺体。 身元が不明で、何者かに殺されたとみられる。 そしてその女性の指紋は未解決事件の殺人事件の現場に残っていた。 女性とその殺人事件の関係は? 女性はなぜ殺されたのか… 複雑に絡み合う人たち。 そして、2つの事件の犯人は… 2024.12.30
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千葉で起きた殺人事件の現場に残された指紋の1つと東京で発見された女性死体の指紋が一致した。その女性が千葉の事件の犯人なのか、なぜ指紋が残されていたのか徐々に明らかになっていく。気持ちよく伏線が回収されて読後感はすっきり。3.7
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シリーズ2作目。三ツ矢とコンビを組むとメンヘラ彼女みたいになっちゃう田所刑事が好きかも。 前作もそうだけど、色んなことが最後には全部繋がっていくのがすごい。
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三ツ矢&田所の刑事シリーズ第2弾!三ツ矢刑事に振り回され翻弄される田所刑事が少しかわいそうに感じる作品……物語は女性の遺体が新宿で見つかった所から始まり2つの家族の事件が絡み合い最後の真実がわかった時泣きそうになりました……犯人が意外過ぎてちょっと…
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