最後の参謀総長 梅津美治郎 の商品レビュー
いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。 「梅津美治郎」、名前は聞いたことがあるですが、それ以上の知識はありませんでした。太平洋戦争の継続に懐疑的であった“最後の参謀総長”のこと、ちょっと気になったので手に取ってみました。 梅津美治郎の人となりについては様々紹介さ...
いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。 「梅津美治郎」、名前は聞いたことがあるですが、それ以上の知識はありませんでした。太平洋戦争の継続に懐疑的であった“最後の参謀総長”のこと、ちょっと気になったので手に取ってみました。 梅津美治郎の人となりについては様々紹介されていますが、当時の軍人としては珍しく「親分肌」ではなく、頭脳明晰で一見親しみ難い印象を与えていたようです。 しかしながら、その冷静な判断力が太平洋戦争を終結に導くうえで決定的な役割を果たしました。
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最後の日本陸軍参謀総長の評伝。 いろいろ考えさせられた。 どこの職場にも、 みんなが好き勝手をして グチャグチャになってから 事態の収拾を 押し付けられる人っているけど その決定版のような人生。 もっと早くに出番が来ていれば、 と後知恵で思うけど、そういう人は 野心が少ない実務家...
最後の日本陸軍参謀総長の評伝。 いろいろ考えさせられた。 どこの職場にも、 みんなが好き勝手をして グチャグチャになってから 事態の収拾を 押し付けられる人っているけど その決定版のような人生。 もっと早くに出番が来ていれば、 と後知恵で思うけど、そういう人は 野心が少ない実務家だから、 周りの人が、追い込まれるまで 思い出さない、という指摘は納得して しまった。 終戦まぎわ、追い込まれた陸軍が 細菌を使った戦略を準備していたが、 「日米戦ではなく人類への敵対だ」 と止めた逸話は唸った。 終戦がもっと悲惨になったかも しれない歴史をこの人が 止めてくれたのかもと思えた。
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本誌を拝見するまで、このような方がいらっしゃったとは存じ上げませんでした。 226、ノモンハン、大東亜戦争と後始末をしてきた男と紹介をされていますが驚きました。 冷徹な合理主義者は、軍が政治に介入することはない、いまでいうシビリアンコントロールを体現した軍人といえます。 派...
本誌を拝見するまで、このような方がいらっしゃったとは存じ上げませんでした。 226、ノモンハン、大東亜戦争と後始末をしてきた男と紹介をされていますが驚きました。 冷徹な合理主義者は、軍が政治に介入することはない、いまでいうシビリアンコントロールを体現した軍人といえます。 派閥によらず、自力で国難にたちむかう、よくも悪くも孤高の人。 独ソ戦が始まったとき、日本も対ソ戦参戦を問うた 軍人は、はじめてしりました。 知りえた秘密は、黙して語らず、まさに大日本帝国の最後を看取った男でした。
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2・26事件、満州事変、日中戦争、そして終戦と言った具合に陸軍の不始末、後始末を行った梅津美治郎大将についてまとめられている。 派閥を作らず、子分も作らず、あくまで軍人としての職務を全うし、粛軍を行い暴走独走を抑止した人物が、皮肉なことに東条英機よりも政治手腕に長けているという...
2・26事件、満州事変、日中戦争、そして終戦と言った具合に陸軍の不始末、後始末を行った梅津美治郎大将についてまとめられている。 派閥を作らず、子分も作らず、あくまで軍人としての職務を全うし、粛軍を行い暴走独走を抑止した人物が、皮肉なことに東条英機よりも政治手腕に長けているというのはある種の皮肉を感じる。 だからこそ、陸軍の不始末や不祥事の後始末を任されることになったわけで、梅津自身が優れた人物であったからだということが分かる。 個人的には、満州事変時には共に陸軍の暴走を止めるべく対応に当たった今村均ですら、満州に赴任した時には現地の暴走に飲まれる中で、梅津は「満化したのか」と嘆くほどだったが、決して現地の情勢に飲まれることなく関東軍司令官として職務を全うした事実だけでも並みの人物ではないことが分かる。 梅津に匹敵するだけの人物がもう一人陸軍にいれば、日中戦争、太平洋戦争への道は変わったのではないかと思った。
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