スノーボードを生んだ男ジェイク・バートンの一生 の商品レビュー
諸説あるが、スノーボードの歴史を築いてきた立役者の1人、ジェイクバートン。彼の起業家精神、仲間への想い、妥協しないものづくり、とにかく生き様がかっこいい。
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今では当たり前のスノーボードが、40年前にはスキー場で滑れなかった??? ジェイクが20代前半で作って、スキー場に働きかけてスノボを滑れるようにして、一世代でオリンピック競技にまで発展させたって??? スポーツ界のApple並みのすごさじゃないか!! あまり彼のことを知らず...
今では当たり前のスノーボードが、40年前にはスキー場で滑れなかった??? ジェイクが20代前半で作って、スキー場に働きかけてスノボを滑れるようにして、一世代でオリンピック競技にまで発展させたって??? スポーツ界のApple並みのすごさじゃないか!! あまり彼のことを知らずに読み始めたので、驚きの連続で面白かった。 幼い頃からの家庭環境、バートンが軌道に乗るまでの苦労や葛藤、ジェイクのスノーボードに対する情熱や、家族、社員、スノーボーダーへの愛が非常に伝わってくるエピソード多数。 ジェイクの最後を読んでいる時には、泣いてしまいました。 私も彼みたいに情熱を持って仕事をしたい。 とても憧れる人に、本書を通じて会うことができました。
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スノーボードといえばバートン的な感じで昔はブランドに対するイメージは良くなかった(今は大好き)が、そんなバートンブランドの立ち上げから今日までの軌跡を追いつつジェイクバートンという人とそこに関わる人たちを感じれる。 早く乗りたくなってくる。
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<目次> 序章 3月13日は「ジェイクの日」 第1章 きっかけは1枚のソリ 第2章 失敗だらけの試作品開発 第3章 甘すぎた販売計画 第4章 出会いと競技で軌道に乗る 第5章 スキーとの愛憎関係 第6章 スター誕生で一気に飛躍 第7章 日本でも火がついたブーム ...
<目次> 序章 3月13日は「ジェイクの日」 第1章 きっかけは1枚のソリ 第2章 失敗だらけの試作品開発 第3章 甘すぎた販売計画 第4章 出会いと競技で軌道に乗る 第5章 スキーとの愛憎関係 第6章 スター誕生で一気に飛躍 第7章 日本でも火がついたブーム 第8章 人生スノーボード一色 第9章 悲劇 第10章 多様化するライディング 第11章 再び表舞台に 第12章 見えない敵との闘い 第13章 何ひとつ悔いのない人生 <内容> スノーボードを作り、それをオリンピック種目になるまで成長させた人物の伝記。日本人が書いている。 自分はウインタースポーツをやるわけではないし、若くもないので、スノーボードも、ただ「そうなんだ、ヘエ~」レベルの知識しかなかったが、このバートンの努力と信念には驚いた。何よりも、スノーボ-ドが好きで、とても楽しいよ!というのが核で、それをみんなに知ってもらいたい、やってもらいたい、の気持ちが強かったことがよくわかる。あとはバードンが周りの人物を肯定的に捉えていて、基本が「ポジティブ」な所なんだろうと思った。ビジネス書としても読み取れると思う。
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おもしろすぎる… スノーボードが好きで、バートンが好き。 そんな私にはおもしろすぎる一冊でした。 これを読んで、さらにバートンが好きになりました。
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まず、タイトル詐欺。ジェイクバートンの一生というよりも、Burton Snowboardの歴史が浅く語られているだけ。日本人Authorが過去の映像資料やらを寄せ集めて、間をつぎはぎするために多少の取材をしたというのが、実際のところではないか?FISとのオリンピックに関する立場の...
まず、タイトル詐欺。ジェイクバートンの一生というよりも、Burton Snowboardの歴史が浅く語られているだけ。日本人Authorが過去の映像資料やらを寄せ集めて、間をつぎはぎするために多少の取材をしたというのが、実際のところではないか?FISとのオリンピックに関する立場の違いや、クレッグケリー/テリエとの関係性など当時のスノーボードシーンを感じられるかと思ったが期待外れ。帯が藤原ヒロシなのをみて察するべきだった。
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試作品を作って、裏山で滑って、専属ライダーを抱え、誰のために、なぜ、何をするのか、明確なスタンスを持っていて、読んでいて活動の方向が分かりやすい。いつスキーメーカーに参入されてもおかしくないのですが、北京オリンピックでもバートンの板をたくさんみました。最後の方で、板とブーツ脱着の...
試作品を作って、裏山で滑って、専属ライダーを抱え、誰のために、なぜ、何をするのか、明確なスタンスを持っていて、読んでいて活動の方向が分かりやすい。いつスキーメーカーに参入されてもおかしくないのですが、北京オリンピックでもバートンの板をたくさんみました。最後の方で、板とブーツ脱着の工夫の話があって、バートンも腰をかがめたくないのかと安心しました。スキーと比べて脱着が面倒なことと、平らなところでは進めないことが、スノーボードの難点だと思っていたので。
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北京オリンピックの平野歩夢に熱くなり、その勢いで買った本。 バートンは知っていたが、(ジェイク)バートンさんがスノボそのものを作った人とは知らなかった。 スノボという誰も見たことない体験をスポーツまで昇華させた起業家精神は素晴らしいに尽きる。スキー業界から目の敵にされていたにも関...
北京オリンピックの平野歩夢に熱くなり、その勢いで買った本。 バートンは知っていたが、(ジェイク)バートンさんがスノボそのものを作った人とは知らなかった。 スノボという誰も見たことない体験をスポーツまで昇華させた起業家精神は素晴らしいに尽きる。スキー業界から目の敵にされていたにも関わらず、スキー業界とも付かず離れずの絶妙な距離感でスキーと並ぶウィンタースポーツの二大巨塔にしっかり根付いている。 そんな自分は幼少期から年に数回はスキーをやっていて、国内でのスノボ普及期と重なり徐々に周りがスノボに手を出す中いまいちスノボには馴染めなかった。そこにはなんとなくスキーこそ王道みたいな意識は少なからずあったと思う。 スノボの難点としてはリフトの乗り降りで片足を外すという欠点がとにかく面倒で嫌いなのだけれど、この本の最終章によるとジェイクの最後の仕事の一つとしてその欠点も解決する商品がどうやら出ているらしい。 久々にスノボやってみますかね!!
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スノーボードを始めて20年になるが僕のブーツはいつもバートンだ。 バートンのブーツで検定を受け、インストラクターの資格も取った。 スノーボードを続ける限り、これからもずっと僕のブーツはバートンだろう。 ありがとう、ジェイク・バートン。
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今では冬季五輪のメジャー競技となったスノーボード。ほんの数十年前には存在さえしていなかったこのスポーツはたった一人の人物の存在によってここまで発展してきました。本書はその人物、ジェイク・バートンの生涯とスノーボードの発展の歴史を辿るノンフィクションです。 バートン氏は1977年、...
今では冬季五輪のメジャー競技となったスノーボード。ほんの数十年前には存在さえしていなかったこのスポーツはたった一人の人物の存在によってここまで発展してきました。本書はその人物、ジェイク・バートンの生涯とスノーボードの発展の歴史を辿るノンフィクションです。 バートン氏は1977年、23歳の時に”雪上でサーフィンのように”楽しめる遊びを考案し、スノーボードと命名しました。アメリカのバーモント州にオフィス兼工房を開き、自分で新しい素材や工法でボードを作成し、そして自ら雪上で試すという試行錯誤を繰り返し、完成度を上げて行きました。 当時(1980年代)はスキー全盛期。スキー場ではスノーボード禁止と言われ、スキー愛好者は”横乗り文化”のスノーボードを軽く見てなかなか普及しません。ところが、10代を中心に世間への反骨心にあふれる若者たちに次第に支持され始め、発展への道を歩み始めます。 個人商店から家族経営、挫折を経て再びメンバーを集めて会社を発展させるプロセスの中には何度も苦境に陥り、それを助けてくれる多くの人との出会いや、技術的なブレークスルーもあり、読んでいてワクワクします。スノーボード(新興勢力)がスキー(旧主派)を相手に市民権を得ていくという対抗軸だけではなく、興味深いのはスノーボードの中にも、当初はアルペン競技を中心としたアメリカ東海岸系の選手達と、フリースタイル競技を中心とした西海岸系の選手達との確執があったことです。バートン氏はスノーボード全体へのサポートを公言し、その両方を取り込んでいきます。 スノーボードが初めて冬季五輪競技に採用されたのは長野オリンピックでした。ところが、この事実の裏には、それまでスノーボードに対して否定的であったFIS(国際スキー連盟)がスノーボード業界に無断で強引に進めた背景があったりし、スノーボードがメジャーになるにつれ、本来その競技を楽しんでいた人達にとっての理想像から乖離してゆく様子なども描かれています。 本書冒頭では、2018年平昌五輪の男子HP決勝、ショーンホワイト選手と平野歩夢選手の一騎打ちのシーンが描かれています。二人もバートンのサポートを受けた選手で、その二人の証言も掲載されています。 本書主人公バートン氏は2019年に65歳でお亡くなりになりました。どれほど会社が大きくなっても、自社製品は必ず自ら試す事、年間100日は雪上でボードに乗ることを課していた異色の起業家の生涯を様々な角度から描いており、スノーボードをやった事がない私でも一気に読めました。
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