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超訳 自省録 エッセンシャル版 の商品レビュー

3.8

21件のお客様レビュー

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2024/09/23

以前から気になっており、何処かのタイミングで読めればいいな!と思っていた。初めて行った書店で非常に目につくところに置いてあり、これも出会いかとその場で買って帰る。哲学というと物凄く敷居が高く感じてしまう自分がいたが、読んでみると案外腑に落ちる!勿論全てにおいて理解できるというわけ...

以前から気になっており、何処かのタイミングで読めればいいな!と思っていた。初めて行った書店で非常に目につくところに置いてあり、これも出会いかとその場で買って帰る。哲学というと物凄く敷居が高く感じてしまう自分がいたが、読んでみると案外腑に落ちる!勿論全てにおいて理解できるというわけでなく、小さな疑問や意味がわからない言葉も多くあるが、それはそれ!極端にわかりにくいという事は無い、逆に論語の素読をしているような気分で読んでみると何気なく心に響く言葉が多く、読んでいて安心出来る気持ちになれる。 どちらかというと感銘する言葉を日々覚えていくより、気軽に読んで読み返し全体の流れや空気感を愉しむような読み方の方が良いのか?と自分では感じた。

Posted byブクログ

2024/09/14

この本の内容はまだ自分には少し難しい部分もあって、理解しきれないところもあった。しかし、若いうちにたくさんの経験を積んで、いつかこの内容をもっと深く理解できるようになりたい。 他人の評価を気にせず、自分が正しいと思う道を突き進む重要性を実感する作品だった。彼の言葉は一見厳しそうだ...

この本の内容はまだ自分には少し難しい部分もあって、理解しきれないところもあった。しかし、若いうちにたくさんの経験を積んで、いつかこの内容をもっと深く理解できるようになりたい。 他人の評価を気にせず、自分が正しいと思う道を突き進む重要性を実感する作品だった。彼の言葉は一見厳しそうだが、その厳しさの中にも優しさが感じられ、特に『死を恐れるな』という言葉が印象に残った。自分にはとことん厳しかったマルクスだったけど死を恐れるなって沢山書いてあったことから見ると、マルクス自身も死が怖かったから自分を戒めるために死を恐れるなって何度も書いていたのかな。マルクスの精神力の強さを実感するとともに、五賢帝最後の皇帝である偉人である彼も、私たち現代人と同じような感情を抱えることもあったんだなと感じる一冊だった。

Posted byブクログ

2024/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

23.就活が上手くいかないときの私と重なり、ただ立ち止まって挫けるのではなくその時できる最善の方法を模索するべきだった。「運命」を信じていない訳ではなかった。落ちても縁がなかったのだ、と考えてはいたもののどこかで落ち込んで、未来を暗くして不安を感じていた。「自発的に」という意識が私には無かった為、一度試みてみようと思う。 32.美しいものに賞賛はいらない。軸・信念を持っている自分に自信があるのにも関わらず、他人からの評価が気になるのは何故か。本当に綺麗な心で美しさを持っている自信さえあれば他人からの評価がなくて良いのではないか。そう思わされた一言だった。 評価に執着することで、心も醜くなることは分かりきっている。他人からの評価の必要性を問われた。

Posted byブクログ

2024/05/19

現在や自分に焦点を当てて、周囲に振り回されない確固たる姿勢で臨む、人生の指針が書かれています 周囲の思惑を気にせず、といったところは現代の他の著者でも触れられるフレーズなので、やはり時代にかかわらず人間関係の悩みというのがあったんだなと感じました

Posted byブクログ

2024/03/02

「失われるのは現在のこの一瞬だけだ」 長命だろうが短命だろうが。 「美しいものに賞賛はいらない」 賞賛されようがされまいが、美しいものはそれで完結している。 「態度とまなざしにすべてが現れる」 態度と眼差しに現れないといけない。額にはっきりと刻まれていないといけない。 「自...

「失われるのは現在のこの一瞬だけだ」 長命だろうが短命だろうが。 「美しいものに賞賛はいらない」 賞賛されようがされまいが、美しいものはそれで完結している。 「態度とまなざしにすべてが現れる」 態度と眼差しに現れないといけない。額にはっきりと刻まれていないといけない。 「自分の心の中の動きに目をこらす」 他人の心のことが気にならないと言って悲しむものはいない。その逆はどうか。 「君はなんのために生まれてきたのか?」 快楽のためか?これをよく考えること。目的を持って生まれてきた。

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2024/02/04

じっくりと今の自分や今後の自分について考えることが出来た本でした。 もう一度読み返すとしたら、『他人にやさしくすることは喜びだ』の部分。

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2023/12/02

2022年 読了 ネットもない時代だからこそ、自分との向かい合いも、その時代特有の生の声として伝わってくる気がして、 心地よく対話するように読み続けた。 何度でも読み返している。 自分の今を、思い考える起点になる観点がたくさんある。

Posted byブクログ

2023/11/20

超訳ということで読みやすいです。その分、表面的に読めてしまうので、言葉は味わう感じではなく、重みにかける感じです。ローマ皇帝、しかも賢帝、哲人王と言われていた人も日々思い悩んでいたんだな、と思います。

Posted byブクログ

2023/08/25

23/8/24-23/8/25読了 超訳 自省録 よりよく生きる エッセンシャル版 ディスカヴァークラシック文庫シリーズ(prime reading) 012いま存在するものはすべて、これから生じようとしているものの種子だ。だが君は、大地や胎内にまかれるものだけを種子だと考えてい...

23/8/24-23/8/25読了 超訳 自省録 よりよく生きる エッセンシャル版 ディスカヴァークラシック文庫シリーズ(prime reading) 012いま存在するものはすべて、これから生じようとしているものの種子だ。だが君は、大地や胎内にまかれるものだけを種子だと考えている。じつに浅い考えではないか。もっと深く考えることだ。 023 運命は自発的に受け入れよ 想像してみるといい。どんなできごとにも悲しんだり不機嫌になる者は、神々への捧げ物として生け贄になるブタが、押さえつけられて刃物をつきつけられ、あばれながら悲鳴をあげているようなものだ。 037 「内なる精神」より重要なものはない 070では、私たちが真剣な努力を傾けるべきものとはなんだろうか? それは、ただ一つである。正義にかなった考え、社会的な行い、噓偽りのないことば、つぎつぎと起こるすべてのできごとを必然のこととして、いつもどおりに、おなじ源泉から流れ出す水として受け入れる態度である。 126叡智を身につけた人は、幸福は自分の行動にあると考える 127パレードへのむなしい熱中…熱中している内容で人の価値は決まる 133快楽は有益でも善でもない 136自分の人生を築くのに邪魔者はいない 行動の一つ一つを通じて君は自分の人生を自分自身で築き上げていかなければならない。個々の行動を可能な限り人生構築という大きな目的の達成に向けることができるなら満足すべきだ。 137執着せず手放す 傲慢になることなく受け取り、思い切り良く手放す準備をしておくこと。 143「悪いことが起こりませんように」とか「よいことが起こりますように」と祈ったりせずに、「自分が恐れるものを一切恐れないように」「自分が欲しいと思うものを一切欲しいと思わないように」「何が起こっても悲しまないように」と祈らないのか? 144誰一人として君の精神に害を与えることはできない 152なぜ自分はこれをするのか?どういう目的で自分はこれをするのか? 153社会のためにすること自体が報酬だ 155心の中でも不平不満は持たない 不満足であったり文句を言ったりする姿が神々に見られてはいけないのだ 157人生に首尾一貫した目的がなければ首尾一貫した人生を送ることはできない。だがこれだけでは十分ではない。人生の目的がどうあるべきかを明確にしておく必要がある。人生の目的を明確にせよ 世の中の全てのものごとについて善いことはなにかという共通認識は存在しない。ただし共通の利害関係については例外だ。だからこそ、私たちが目指す目的は、社会的に共通で政治的に共通のものでなければならないのだ。意欲の全てをその目的に向けるなら、その人の行動は首尾一貫したものになるだろうし、またその人生も首尾一貫したものになるだろう。 180五年生きても百年生きても本質は同じだ 全五幕のうち三幕しか演じていなくても、人生においては三幕でも完全なドラマとなるのだ

Posted byブクログ

2023/06/23

読みやすくまとめられています。 頭が疲れて読む力が落ちているときにもすっと読めるので、岩波文庫の『自省録』と合わせて持っておくと良さそう、と思いました。(岩波文庫の方はまだ最後まで読み終えられずにいますが、味わい深さがあるので持つなら両方、と思います)

Posted byブクログ