足利義輝と三好一族 の商品レビュー
義輝は現将軍の嫡男で母父は前関白太政大臣という歴代足利氏でも最高血統で「足利ー近衛体制」を継承。父義晴の苦渋を見つつ成長し、天文二十二年の朽木落ちで京支配を失い多くの直臣が離反、永禄元年に三好氏と和睦し念願の帰洛。在京大名が不在の中、新興勢力を取り込み幕府秩序の再編、将軍と大名間...
義輝は現将軍の嫡男で母父は前関白太政大臣という歴代足利氏でも最高血統で「足利ー近衛体制」を継承。父義晴の苦渋を見つつ成長し、天文二十二年の朽木落ちで京支配を失い多くの直臣が離反、永禄元年に三好氏と和睦し念願の帰洛。在京大名が不在の中、新興勢力を取り込み幕府秩序の再編、将軍と大名間の秩序の再生産を目指した。朝廷軽視?は「窮屈迷惑」ゆえか従四位下のままはそぐわない。「永禄の変」は御所巻き説、側近政治ゆえ排除対象が申次ぎ本人がための偶然か「権力は個人で遂行できるものでなく支える人々の存在が不可欠」(2021年)
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足利将軍権力が最も動揺した時代である義輝の生涯について、三好氏との関係を軸に叙述されている。特に取次を始めとした側近衆の動向を丹念に追い、三好氏を始めとした各勢力との関係を見ていく視点は非常に興味深いものがあった。
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