あなたのための短歌集 の商品レビュー
100人のお題にそって100の短歌を読むというすごい企画。 短歌も好きだけど、お題もなかなか好み。 絶対評価の愛がほしいとか、鶏肉で書いてくれとか。
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あなたのための、わたしのための短歌集。本棚に立てかけていても、お気に入りの歌は常にポケットに入っている。
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個人に向けた短歌なのに、いち読者の私に向けて読んでくれたような気持ちがするような歌たち。孤独も寂しさも肯定しつつ、生きるためのたくましさやしたたかさがシャープに現れるような歌がとても好きだと思いました。
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ふだん歌集はあまり読まないのですが… 一気に虜になりました。 短歌ってすごい。 5.7.5.7.7の、極限までムダを削ぎ落とした、たったの31音。それがここまで心に突き刺さるとは。いや、極限まで削ぎ落としたものだからこそ読み手の想像力に働きかけ、心に共鳴するんでしょうね。 これか...
ふだん歌集はあまり読まないのですが… 一気に虜になりました。 短歌ってすごい。 5.7.5.7.7の、極限までムダを削ぎ落とした、たったの31音。それがここまで心に突き刺さるとは。いや、極限まで削ぎ落としたものだからこそ読み手の想像力に働きかけ、心に共鳴するんでしょうね。 これから先、折に触れて何度も読み返したい特別な一冊になりました
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星五つとかじゃ足りない。開けばそこに生きる意味の答えがあるような。おおげさだろうか。でもそう思ったくらいの本。 みんな悩んだり苦しんだり希望を持ったり愛したり愛されたり誰にも言えない気持ちを噛み殺したりしながら生きている。それに寄り添う三十一文字。通底しているのは圧倒的なやさしさ...
星五つとかじゃ足りない。開けばそこに生きる意味の答えがあるような。おおげさだろうか。でもそう思ったくらいの本。 みんな悩んだり苦しんだり希望を持ったり愛したり愛されたり誰にも言えない気持ちを噛み殺したりしながら生きている。それに寄り添う三十一文字。通底しているのは圧倒的なやさしさ。小さな命にも失われた命にも今生きようともがいている命にも。犬にも泣く。バナナにも泣く。背中の翼にも泣く。とても泣く。孤独な夜を乗り越えるためのひかりがここにある。 洟水をすすり上げながら読み終えたあと、何か浄化されたような気持ちになった。なんて本だ。そして私はやっぱりこの良さをうまく言えない。言えないから短歌を読む。詠めないから読む。水を飲むように読む。
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すごい の一言です。 この企画またやってくださるなら私も買ってみたい… 「つむじ風ここにあります」で知った木下龍也さん、まだまだ若いし凄い天才だなあと思ったんですが、ホントに天才だなあと改めてしみじみつくづく思い知らされました。 刊行形態が特殊(印税は全て寄付)のため、文庫化...
すごい の一言です。 この企画またやってくださるなら私も買ってみたい… 「つむじ風ここにあります」で知った木下龍也さん、まだまだ若いし凄い天才だなあと思ったんですが、ホントに天才だなあと改めてしみじみつくづく思い知らされました。 刊行形態が特殊(印税は全て寄付)のため、文庫化や電子化にはならないかな。詩集として棚に飾るが惜しいので、携帯したいくらいです。
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これからずっと手元に置いておいて、疲れた日やつらいことがあった日に手に取れるようにしておきたいと思える良い短歌集でした。
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わたしのためではないんだけど、わたしのためかと思う程に刺さる刺さる。 たまらなく胸にくる。 私の持っている表紙は078番。 好き。
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人間は生きていればどこかしらに不安がある。それは、「幸せだと思っていても、それがいつか終わってしまうのではないか」「こんな素敵な時間もいつか終わってやがて死んでしまう」といった類の不安だと思う。端的に言えば「終わり」「死」に対する不安。そんな不安に寄り添ったり、時にはその不安を突...
人間は生きていればどこかしらに不安がある。それは、「幸せだと思っていても、それがいつか終わってしまうのではないか」「こんな素敵な時間もいつか終わってやがて死んでしまう」といった類の不安だと思う。端的に言えば「終わり」「死」に対する不安。そんな不安に寄り添ったり、時にはその不安を突き刺したりしてくれる。この歌集は自分にとってはそんな歌集だった。自分と同じ感覚を持っている人もいることを知れたことに少し安心した。 この短歌集は折に触れて読み返すと思う。
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自分のための短歌は誰かのための短歌にもなりうる。。 いま一番好きなのは、 みちくさの途中で気付く どの道の先にもさようならしさない、と 短歌はその時々で一番が変わるからおもしろい。だから手元に置いておきたくなる。
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