日本酒の世界 の商品レビュー
#図書館 #評価の背景 本自体は評価5です。自分が読み取れなかった故に4。 特に歴史の部分は漢字が多くて読むのがつらいww 完全に余談&恥晒しだろうけれど、SNSや動画で視覚的に瞬間的に理解できないと集中力が持たないのを実感。 #本から受け取ったメッセージ そもそも読むきっ...
#図書館 #評価の背景 本自体は評価5です。自分が読み取れなかった故に4。 特に歴史の部分は漢字が多くて読むのがつらいww 完全に余談&恥晒しだろうけれど、SNSや動画で視覚的に瞬間的に理解できないと集中力が持たないのを実感。 #本から受け取ったメッセージ そもそも読むきっかけとなったのはNHKの朝ドラ「らんまん」。牧野富太郎博士の生家が酒造業で、ドラマでは酒蔵が時代と博士に翻弄されたこと、蔵が女人禁制であったこと、麹菌については日本での研究が深くされていなかった様子が描かれていた。 気軽に楽しんでいる日本酒について、何も知らないなと思い本書を手に取った。 私にとって日本酒は、物心ついたときからお神酒というものが自分の生活にあり、神に捧げる神聖なものであるという肌感覚はある。 一方で飲料としての日本酒は、数多く有るアルコールの一種類でしかなく、特別な思い入れのあるものではない。むしろ、幾度かあったワインブームのときにTVでよく見ていたせいかワインのほうが有り難みがあるような感覚もある。 本書を読み、日本酒は日本の食文化、気候に根ざしている特別なもので、日本人にとって特別なお酒なんだな、と感じることができた。 神様にささげてきた人々の想いが今までよりずっと重く感じられるし、日本酒を様々工夫して楽しんできた人々の営みも鮮やかに感じられる。 麹菌が2006年に「国菌」に指定されているのも存じ上げず。日本酒、焼酎、味噌、醤油、味醂、米酢もすべて麹菌でつくるのは知ってはいたけれど、国菌っていうのがあるのを初めて知った次第。 麹菌は日本にしか生息してないことは、小学生の時の社会科見学で醤油工場行ったときに聞いてるんだろうけど、スッカリ記憶の外だった。 麹菌を用いた「伝統的酒造り」を無形文化遺産への登録を目指しているとのこと。日本酒を楽しみながら、もっと日本酒や麹菌のことを知りたいなと思えたのでした。 #心に残った文章(抜粋) P24 ところで口噛み酒の時代、実際に米を噛む作業をしたのは、(中略)女性に限られていたという見方は必ずしも当を得ていなかったということがわかった。 P178 俐酒(ききざけ)の競技であるが、これは古く室町時代から行われてきた。 P252 なぜ日本のみが麹菌で酒造りをするのかというと、麹菌はとてもデリケートな糸状菌で、(中略)日本にしか生息していないからである。 #Action 器が好きなので、酒器の歴史ももっと知りたい。酒蔵見学にも近々行く! そしてこれからも日本酒を楽しむww
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縄文時代の酒から弥生時代へ、平安時代からの熱燗、戦国時代の契りを交わす酒。 江戸時代には新酒を求めて、番船競争まで繰り広げる。 古来から愛されてきた日本酒は、いかに発生し発達してきたのか。 日本書紀や古事記などの史料をもとにして、酒嗜みの変遷も考察してくれます。 酒の肴のは平安時...
縄文時代の酒から弥生時代へ、平安時代からの熱燗、戦国時代の契りを交わす酒。 江戸時代には新酒を求めて、番船競争まで繰り広げる。 古来から愛されてきた日本酒は、いかに発生し発達してきたのか。 日本書紀や古事記などの史料をもとにして、酒嗜みの変遷も考察してくれます。 酒の肴のは平安時代は衣類や武器のことだった。 太平の世は辛口が流行り、乱世や不景気では甘口が流行るという論拠の根拠は。 酒の匂いを表現する語は70以上、などなど。 日本酒の知識が満載です。
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著者は、発酵学者、料理研究家として、知っていたのですが、民俗学者、文化人類学者でもあったというか、本業から趣味嗜好が長じて、料理研究家とまでなられたと感じた次第。
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古来、日本人が深く愛し、育ててきた日本酒と周辺文化を、時代ごとの「味」とともに詳細に検証。造り酒屋に生まれた発酵学の第一人者だからこそ書けた作品。日本酒大全!読めば読むほど、呑みたくなる。
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日本酒について学ぶ。人の営みから生まれた愛されるべき飲み物。良きものにするも悪きものにするも人次第だと思う。今日も飲もうっと。
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