1,800円以上の注文で送料無料

アイスランド の商品レビュー

3.1

16件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/03/06

2015年に単行本が出て、2021年の秋に文庫化されたもの。 2022年3月現在、文庫版が出てからたった数ヶ月の間に世界は大きく変わってしまった。偶然と思うが、文庫版後書きにはソ連時代のロシアの人々に関する記述も。 自分にとって「幸せ」とはどんな言葉で表すことができるものなのかを...

2015年に単行本が出て、2021年の秋に文庫化されたもの。 2022年3月現在、文庫版が出てからたった数ヶ月の間に世界は大きく変わってしまった。偶然と思うが、文庫版後書きにはソ連時代のロシアの人々に関する記述も。 自分にとって「幸せ」とはどんな言葉で表すことができるものなのかを考えながら読んだ。アイスランドでの旅の道中の出来事や出会った人々の生活、写真は素晴らしいけど、今読むには心の中に重苦しい何かが貼り付いてしまう感じ… ちなみに、文庫版の写真はカラー印刷ではないのですが、単行本のほうはカラーなのでしょうか。表紙以外の写真もカラーで見たかったです。

Posted byブクログ

2022/01/03

アイスランドのイメージは火山と温泉、圧倒的な自然。いつかは行ってみたい国の一つでした。 名前に騙されるけど、冬もそこまで寒くなさそうだし、食文化も(口に合わなそうと思ったけど笑)魅力的だった。各章の終わりに写真が挿入されていて、そこに映る景色は毎回だだっ広くて「なんもねー!」と思...

アイスランドのイメージは火山と温泉、圧倒的な自然。いつかは行ってみたい国の一つでした。 名前に騙されるけど、冬もそこまで寒くなさそうだし、食文化も(口に合わなそうと思ったけど笑)魅力的だった。各章の終わりに写真が挿入されていて、そこに映る景色は毎回だだっ広くて「なんもねー!」と思いながら見るのが楽しかった。 あんなところで置き去りにされたら、、とか考えてしまうと怖い。 本作では幸福について語られている。 アイスランドの家庭の幸福感は存分に伝わってきて、それは素晴らしいと思うけど、便利な生活を知らず、人生においての選択肢が少ないからでは?とも思う。 日本を下げるような記述もあるけど、日本は文化や生活水準も高く、娯楽も多いのに治安も良い。向上心が高いから、国民の幸せに対する期待も大きい気がする。私は日本に生まれて幸せだし、アイスランド人の幸せも尊いと思うし、、。 幸せかどうかは本当に考え方かなあ。。

Posted byブクログ

2022/01/03

コロナ前にアイスランドを旅したことがある。スケールの違う大きな滝や幻想的な氷河湖、どこまでも続く景色を見て、何度も感動し、良い意味で途方もないような気持ちになったのを覚えている。 本書でその時の気持ちを思い出すことができるのはとても良かった。 しかし途中から日本をサゲる部分が増え...

コロナ前にアイスランドを旅したことがある。スケールの違う大きな滝や幻想的な氷河湖、どこまでも続く景色を見て、何度も感動し、良い意味で途方もないような気持ちになったのを覚えている。 本書でその時の気持ちを思い出すことができるのはとても良かった。 しかし途中から日本をサゲる部分が増えてきて、読後感は悪かった。 私は旅行先から日本に戻ってくると、「日本っていい国だな」って思うんだけどな。

Posted byブクログ

2021/12/26

「幸せとは」 世界幸福度ランキングで上位にいる国"アイスランド" 日本人にはあまり馴染みのないこの国について、地理、地元民の生活環境を交えながら、 幸福度が高い理由を探っていく、そんな一冊。 島国、火山有国、漁業・捕鯨など、 意外と多い日本との共通点。 ...

「幸せとは」 世界幸福度ランキングで上位にいる国"アイスランド" 日本人にはあまり馴染みのないこの国について、地理、地元民の生活環境を交えながら、 幸福度が高い理由を探っていく、そんな一冊。 島国、火山有国、漁業・捕鯨など、 意外と多い日本との共通点。 しかし日本は幸福度ランキング下位。 その違いはどこにあるのか、 "幸福とは"を考えさせられました。

Posted byブクログ

2021/12/17

アウトドアでの遊びが大好きで、腕っぷしと酒が強く、自由人。そして文章が笑える(頭がいい)。20代前半から椎名誠は憧れの人だ。 そんな彼の本を数年ぶりに読んだ。「人々は水着をきてあざらしのようにその中でノッタリしている」など、相変わらず独特の文体でその場の雰囲気を想像しやすい。「や...

アウトドアでの遊びが大好きで、腕っぷしと酒が強く、自由人。そして文章が笑える(頭がいい)。20代前半から椎名誠は憧れの人だ。 そんな彼の本を数年ぶりに読んだ。「人々は水着をきてあざらしのようにその中でノッタリしている」など、相変わらず独特の文体でその場の雰囲気を想像しやすい。「やっぱり椎名誠はいいなぁ」としみじみしてしまった。 とはいえ、そもそも寒いのが大の苦手なので、アイスランドにはまったく興味がない。だから内容自体はそれほど印象に残っていない。アイスランドの人々を細かく描写しているので、同国に旅行したい人は参考になると思う。

Posted byブクログ

2021/11/09

(楽天ブックスに、「購入者07519859」名義で投稿したレビューの転載です)   日本の現状、価値観、習慣に対する不平不満の雨嵐と、椎名氏の旅の好みの押し売りを、ステレオタイプの出羽守で、まくし立てるだけの本。論拠薄弱で、共感は皆無。読んでいて嫌になる。椎名氏と類似の経験があ...

(楽天ブックスに、「購入者07519859」名義で投稿したレビューの転載です)   日本の現状、価値観、習慣に対する不平不満の雨嵐と、椎名氏の旅の好みの押し売りを、ステレオタイプの出羽守で、まくし立てるだけの本。論拠薄弱で、共感は皆無。読んでいて嫌になる。椎名氏と類似の経験があれば、まだステレオタイプとは感じなかったのかもしれぬ。  異文化理解が本当に深い人なら、母国・他国を批判する場合、十分な論拠を示すのでは?    椎名氏の1990年代刊の旅行記には、こんなことを感じたことはなく、何冊も読み、楽しめた。故に、現物を見ることもなく、安心して作者買いをしてしまった。  だが、大失敗だった。購入前に現物、特に「おわりに」を見ていれば、買わなかった。  寝る直前に軽く目を通しただけで、「椎名氏はこんな人だったっけ?」とショックを受け、完全に目が覚めた。とにかく一読し、書評を書かねば収まらぬ状態で、徹夜してしまった。  本書は、椎名氏と仲間たちが、「怪しい探検隊」のように、秘境へ果敢に突撃するのではない。現地で案内人が付くものの、椎名氏の一人旅で、「自称」社会派のルポである。  だが、アイスランドの幸福度の秘密を探るというわりに、取材が浅くて、甘い。「幸福度ランキング」を持ち出して、日本の現状に文句ばかり言っているだけ、との印象が強い。  椎名氏は本書の中で、ありがちなステレオタイプ演出をしたチベットの紀行番組を、「中途半端」「勉強不足」と批判していた。しかし、それと本書がどう違うのか? 椎名氏はアイスランドの医療・教育が「無償」なことを強調していた。だが、病院・学校・役所の担当部局を直接取材していない。せいぜいお世話になった一般市民にコメントを求めたぐらいだ。  日本の自殺者数をやたらに持ち出している。しかし、椎名氏が日頃から自殺問題に取り組んでいる感じがしない。また、アイスランドの一般市民に日本の自殺問題の議論を吹っかけるのも、疑問。  日本の問題の解決ヒントがアイスランドにある、と言うならば、その現場・専門家を取材するのは当然では?  単行本版の書評で「家族がテーマ」との意見を見掛けた。だが、複数の家庭を、「家庭訪問」し、食事をご馳走になったぐらいで、深く観察した感じがない。3週間、一つの家庭で生活を共にするぐらいはしてほしかった。 「写真家」椎名氏の著書なのに、カラー写真は表紙の1枚きりで、副題にあるアイスランドの「絶景」を感じにくい。

Posted byブクログ