中国共産党大解体 の商品レビュー
「堀の中の超人」が中国を綴った歴史本。同じ著者の対韓国・朝鮮の本のときも感じたが、著者の驚異的な集中力と記憶力と読書量と本当の事実はどうなのかを追求する欲求から、戦後の歴史書や報道だけでなく事件当時のリアルタイムの報道や文書などをできる限り調べた平易かつ緻密な叙述で凄く充実した内...
「堀の中の超人」が中国を綴った歴史本。同じ著者の対韓国・朝鮮の本のときも感じたが、著者の驚異的な集中力と記憶力と読書量と本当の事実はどうなのかを追求する欲求から、戦後の歴史書や報道だけでなく事件当時のリアルタイムの報道や文書などをできる限り調べた平易かつ緻密な叙述で凄く充実した内容。 戦後イデオロギー系の日中戦争本を読むと、批判に力点が置かれ具体的事件の推移の記述が曖昧に感じることも多く、この曖昧さは欧州大戦や太平洋戦争に関する本では見られない。その原因もこの本を読んで納得できた。 ほぼ日本の陰謀と侵略という切り口では日中戦争は解明できない。著者の美達氏は戦後の伝聞てはない当時の新聞、記録などからそれが事実かを相当な裏取りをしてから記述しており説得力は強い。 これは美達氏の恐ろしいまでの速読記憶力理解力だけでなく、主義主張でない客観的に本当はどうなのかを問う強い意志力を感じる。大学の古臭い徒弟関係や党派性で徒党を組む研究者では書けない歴史本になってると思う。
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