サマーゴースト の商品レビュー
自殺志願者の高校生たちが、不慮の事故で殺された幽霊の遺体探しを始める。映画のノベライズらしいく、映画として2時間以内で終わるような内容で全体的に薄い。
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久々に読書を始めようと目標を立てた。大事な1冊目。 映画化すると知って朝一で図書館まで借りにいった。漫画で冒頭を少し読んでいたのもあって読みやすかった。さくさく物語が進むので最初の1冊には丁度良い。 人間なので辛い期間に死にたいと思う事があって、息を吸っても吸ってもどうやっても苦...
久々に読書を始めようと目標を立てた。大事な1冊目。 映画化すると知って朝一で図書館まで借りにいった。漫画で冒頭を少し読んでいたのもあって読みやすかった。さくさく物語が進むので最初の1冊には丁度良い。 人間なので辛い期間に死にたいと思う事があって、息を吸っても吸ってもどうやっても苦しくて、何がいけない?分からない。どうすればいい?早く辞めなきゃ。でも辞めるのがもう面倒くさい。もういいや、知らない。のサイクル。 今は無事に戻ってこれたけれどあの頃には戻りたくないし、随分頑張っていたなと思う。未だに思い出して少し苦しい。もう許してあげればいいのにね。誰も私の事なんて覚えてないよ、大丈夫。 あの頃の私は知っていたらサマーゴースト呼んでいたかな。 もう必要ないけれどね。
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映画と比べると、小説のほうがサバサバした関係な分、実際にいそうな高校生像になっている。 映像作品では、もっとぶつかり合っていた登場人物たちだが、小説ではそういうこともなく、親に対する反抗も表立ったものではない。 他人との関係は面倒くさいが、波風立てるのはもっと面倒だ。 ...
映画と比べると、小説のほうがサバサバした関係な分、実際にいそうな高校生像になっている。 映像作品では、もっとぶつかり合っていた登場人物たちだが、小説ではそういうこともなく、親に対する反抗も表立ったものではない。 他人との関係は面倒くさいが、波風立てるのはもっと面倒だ。 そんな考え方のほうが、高校生には合っていると思った。 幽霊が出るとの噂の場所に集まった高校生三人が、黒服の幽霊”絢音さん”に出会う。 殺されて埋められた彼女の遺体を探すという筋は変わらない。 映画とは違った、乙一っぽいテイストのノベライズになっている。
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映画を観た後に小説版を読みました。 冒頭のシーンは、全て知った後に読むと また違った見え方になる…乙一さんさすがだなぁ。 映画は映画で40分という短い時間で完成されていて また好きな作品ができたなって感激してたけど、 小説はもっと知りたいと思ってたところを しっかり読ませてくれる...
映画を観た後に小説版を読みました。 冒頭のシーンは、全て知った後に読むと また違った見え方になる…乙一さんさすがだなぁ。 映画は映画で40分という短い時間で完成されていて また好きな作品ができたなって感激してたけど、 小説はもっと知りたいと思ってたところを しっかり読ませてくれるのでどっちも観て読むのがおすすめです。 もう少しもう少しだけを ずっと繰り返して友也たちには何度も夏を過ごしてほしい! テーマは「自殺」。
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「死にたい。」それは無気力な若者を生み出す現代社会が悪いと思う。 線香花火の描写が美しい。 3人の不思議な繋がり、でも信頼しているのがわかる。 お母さんはひどい。 自分のスケッチブックを破った時の気持ちは、サラッと書かれていたが、とても辛かった。 生きていたいという気持ちになって...
「死にたい。」それは無気力な若者を生み出す現代社会が悪いと思う。 線香花火の描写が美しい。 3人の不思議な繋がり、でも信頼しているのがわかる。 お母さんはひどい。 自分のスケッチブックを破った時の気持ちは、サラッと書かれていたが、とても辛かった。 生きていたいという気持ちになって 本当に良かった。 ラストはわかったょ。 涼くん、残念だったけど、 次の場所へ行ってもまた会えるといいなと思う。
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一気読み。 その夏の出会いが3人の生きることへの考え方を変えてて、環境が変わらずとも生き方は変えられると勇気をもらえる物語だった。 この物語が loundraw さんの映画として観れるのが楽しみ
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久々の乙一さんの本。よかった。 自殺志願者の高校生が死者との交流を通じて精神的に成長する、という物語。 ラストには冒頭シーンの状況に対するアンサーがあって、当初僕が予想していた展開とは違っていたので、さすが乙一さんという感じ。 「自殺」というテーマはくらいけれど、登場人物たち...
久々の乙一さんの本。よかった。 自殺志願者の高校生が死者との交流を通じて精神的に成長する、という物語。 ラストには冒頭シーンの状況に対するアンサーがあって、当初僕が予想していた展開とは違っていたので、さすが乙一さんという感じ。 「自殺」というテーマはくらいけれど、登場人物たちの心の成長がほほえましく、読後はあたたかい気持ちになった。 作品の雰囲気としては同著の「しあわせは子猫のかたち」と似てるかも。 ただ、展開はかなり淡々としていて、ラストにむけてのいわゆる「ため」もあまりないから、わりとあっけなく終わる。 まあ僕としてはそれがいいのだけれど、長編好きな人にはちょっと物足りないかも。
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