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火守 の商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

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2022/09/22

SFの人の作品だからSFかと思って読んだら、童話だった。SFと思ってた影響で、月やロケットのつくりが気になってしまった。最初から童話と思って読んでいればもっと違ったかもしれない。挿絵が好み。火守のタイトルに最後は納得。

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2022/09/04

ジャンルは童話みたいですね。絵が好きすぎる。恐らく絵がなければ出会わなかった本。 でも、物語も良かった。哀愁という言葉が似合うかな。読むタイミングが違えば感想も変わる本かな。『訳者あとがき』も是非読んでください

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2022/08/07

『三体』の著者による童話だそうで、SFとファンタジーによる素晴らしい物語でした。 月を舟にして星の海を漕いでいく場面は幻想的でとてもよかったです。 子どもの頃、アニメのエンディングで、月でブランコする場面があったと思うのですが、あれは何てアニメだったっけ…

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2022/07/30

中華SFの大作『三体』の劉慈欣による、今のところ唯一の童話、だそうです。 挿絵たっぷり、余白たっぷりの絵本の体裁で70ページほど、短ければ数十分もあれば簡単に読み終わってしまう1冊ですが、余韻も感じる素敵な1冊でした。 こういう「夢(夜見る方です)」のような展開を、綺麗にして世...

中華SFの大作『三体』の劉慈欣による、今のところ唯一の童話、だそうです。 挿絵たっぷり、余白たっぷりの絵本の体裁で70ページほど、短ければ数十分もあれば簡単に読み終わってしまう1冊ですが、余韻も感じる素敵な1冊でした。 こういう「夢(夜見る方です)」のような展開を、綺麗にして世に出す、というのは物語としてとってもプリミティブな営みで、短い読書体験ながら、普段と違う脳の部分が刺激されるようで、心が洗われるような気持ちになりました。 1日の色々が全部落ち着いた夜に、ウイスキーかブランデーか赤ワインでも飲みながら、ゆったり読んでいくと、その日の寝付きが良くなりそうな気がします(笑 ただ本著、どう見ても大人向けのパッケージングではあるのですが、ストーリー的には子ども向けでも良いのでは?とも思いました。もちろん、本著は本著のままで、大人向けの1冊として素敵だと思うのですが。 言い回しも平易に直す必要が出てきちゃうとは思いますが、こういうストーリーに子どもの頃から触れるコトで、何らかの化学反応を引き起こせるような気がします。 ただ、それで若年層に売れるの?と言われると急に自信が無くなるので、KADOKAWAさんの判断はきっと正しいんだろうな...。 あらためて翻訳も、絵も装丁も素晴らしい1冊でした。

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2022/07/20
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難しい設定はあまりなくて綺麗な挿絵で場面想像しやすく絵本を読む感覚でさらりと読めた。 少年サシャの好きな女の子の病気を治すために、願いを叶えてくれる火守という老人に弟子入りして、捕鯨してロケットに必要な材料揃えたり、月面に行ったり幻想的な物語。 女の子の命を救っても、火守との約束を果たして仕事を引き継ぐサシャの男気にじんわりした。 (女の子が生きてるだけでいい、っていうところもじんわり)

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2022/06/12

劉慈欣「火守」読了。池澤春菜さんに直接勧めてもらった。挿絵の雰囲気がとても良かった。そのおかげで読んでいて不思議な世界観に没入する事ができた。読み終わって数日後、たまたま朝早く目覚め、ふと窓の外に立ち昇る朝焼けに思いを馳せ、只々この世界の素晴らしさに感嘆の情念が湧き上がってきた。

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2022/06/10
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劉慈欣(Liu Cisin)という方が書かれた大人の童話? 短い話なのだが、とにかく発想がユニークで面白い。

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2022/05/25

日本でも大ヒットした中国発のSF小説「三体」の著者である劉慈欣さんによる物語絵本(大人の童話といった感じ)。病気の少女のため、地の果てに棲む火守(火を司る老人)の許を訪れたサシャが、火守と共に少女の星を探す過酷な旅に出る物語。あとがきに電車の中でiPadを使って執筆したとある、翻...

日本でも大ヒットした中国発のSF小説「三体」の著者である劉慈欣さんによる物語絵本(大人の童話といった感じ)。病気の少女のため、地の果てに棲む火守(火を司る老人)の許を訪れたサシャが、火守と共に少女の星を探す過酷な旅に出る物語。あとがきに電車の中でiPadを使って執筆したとある、翻訳が声優の池澤春菜さんだったというのが驚き(日本SF作家クラブ会長らしい)。劉慈欣さんの作品が好きな人にオススメ。

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2024/05/17

胸がむず痒いような温まるような感じがする。自分の小さい頃のアルバムを見たときのような気持ちになった。ノスタルジックっていうのかな? この本の舞台には行ったことも、見たことも無いはずなのに、何故か故郷を懐かしむような気持ちになれる。不思議です。 小説を頭の中で映像化して読むタイプ...

胸がむず痒いような温まるような感じがする。自分の小さい頃のアルバムを見たときのような気持ちになった。ノスタルジックっていうのかな? この本の舞台には行ったことも、見たことも無いはずなのに、何故か故郷を懐かしむような気持ちになれる。不思議です。 小説を頭の中で映像化して読むタイプの私にはぴったりでした。 毎回頭の中で思い浮かんだ絵より綺麗でより鮮明な映像が見えました!あっぱれ 三体も挿し絵付きで見てみたいと思ったけどけど、最後は抽象画みたいになって無理だろうなー。却下!!

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2022/04/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

SF作家による童話。愛する女の子の病を治してもらうために火守を訪ねたサシャと、毎日海から上がってくる太陽に火を灯すという重要な責務を負う火守の物語。

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