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月夜の羊 の商品レビュー

3.7

23件のお客様レビュー

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2024/06/15

今回は、草さんの朝の散歩「たすけて」から始まる 中学生の家出 不正会社 引きこもり 介護の問題 日常よくあること最後は少しずつ片付いていくのが一番うれしい

Posted byブクログ

2024/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日課の朝の散歩の途中で「たすけて」と書かれたメモを拾ったお草さん。その日、紅雲中の女子生徒が行方不明になっていると知るが、生徒は家出と判明し一件落着となる。では、このメモを書いたのは…? 一件落着と見せて、別のことが発覚するので相変わらず不穏な展開。途中、無人の家に誰かがいるかも…?ってなった時は怖いって思ったけど、無事に解決して良かった…

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2023/08/02

読み続けているシリーズ作品。 表紙の可愛らしさから、ホッコリとする癒やしの作品なのかと思って手をとったのがきっかけ。 ホッコリするし癒やされもするのだが、思っていたよりも現実的な物事を扱っていて良い意味で「違ってた」感を味わえた。 今回もその思いをタップリと味わった。 好意的...

読み続けているシリーズ作品。 表紙の可愛らしさから、ホッコリとする癒やしの作品なのかと思って手をとったのがきっかけ。 ホッコリするし癒やされもするのだが、思っていたよりも現実的な物事を扱っていて良い意味で「違ってた」感を味わえた。 今回もその思いをタップリと味わった。 好意的な相手でなくても交流して生まれるものはある。 媚を売ることもしなくて良いし、すべてを肯定しなくても良い。ただ、向き合って受け入れる。 難しいけど、それが出来たら良いなぁと思う。 言葉て全てを説明せず、たっぷりと浸って考えさせてくれる文章が好き!!

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2023/06/05

紅雲町で和食器とコーヒー豆の小蔵屋を営むお草さんこと杉浦草。 朝の散歩で偶然見つけたたすけて、というメモ。 同じ頃に行方不明を騒がれた中学生の女の子の聖。 校長の理不尽な厳しい校則の縛りを受ける生徒たちと、困惑する保護者と卒業生たち。 聖は離れて暮らす父のところに一時的に身...

紅雲町で和食器とコーヒー豆の小蔵屋を営むお草さんこと杉浦草。 朝の散歩で偶然見つけたたすけて、というメモ。 同じ頃に行方不明を騒がれた中学生の女の子の聖。 校長の理不尽な厳しい校則の縛りを受ける生徒たちと、困惑する保護者と卒業生たち。 聖は離れて暮らす父のところに一時的に身を寄せていただけということがわかり、ホッとするのも束の間 胸騒ぎを覚えたお草さんが発見した百々路家で倒れていた高齢の純子の救出。 従業員の久実と彼氏の一ノ瀬は同棲を始めたが、久実は同棲のことを両親に話しておらず、よくない形でバレてしまったこと、一ノ瀬の山仲間が彼を呼んでいること。 百々路純子の見舞いに行ったお草さんが、自宅の鍵を預かることになり、更に百々路家には9年間引きこもっている長男の圭一が一緒に住んでいることがわかる。 圭一を外に連れ出そうと、考え抜く日々。 圭一が仕事先での不幸と、9年間自分を罰し続けてきたこと。 たすけて、とメモに書いたのは、圭一だったこと。 いろんな人の気持ち。自分を守るのは自分。 小蔵屋のお草さんシリーズは面白い。 久実ちゃんと一ノ瀬の今後が気になるなあ。

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2023/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いくら必要だからって、恋路の邪魔までするなんて、山仲間は何様のつもりなんだろう。 聖ちゃんは可愛い。 お草さんの商売人としての一面も見えた。

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2023/01/06

お草さんが散歩中に《たすけて》と書かれたメモを拾った事から始まる謎(゜゜;)何事も放っておけないお草さんが謎を追及していくうちに、いろいろな事に巻き込まれて…(^^;)今回も大活躍のお草さん(^^)由紀乃さんもお元気そうで良かった♪しかし久実ちゃんは…(´д`|||)

Posted byブクログ

2022/12/11

昔の地図と名簿に気分で文句をつける新参者がいる反面、臙脂色のリボンで町が団結できる紅雲町て素敵な町だと思う。 またおせっかいで事件を解決したお草さんだけど、着物じゃない姿になってまで頑張る姿には頭がさがります(笑)。

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2022/09/27

気がつけば9作目。 放っておけばいいものを、首を突っ込まずにいられないお草さん。 今後、お草さんみたいな人が減ってしまうとどうなってしまうんだろう? 小説とはいえ、時代が浮き彫りになっている良い作品だと思います。

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2022/08/17

紅雲町珈琲屋このみシリーズ。草のシリーズ。 あらすじ   9月下旬、草は散歩の途中「たすけて」と書かれたメモを見つける。店員の久美と恋人の一ノ瀬が同棲を始める。お店に来た学生の噂話で、女子中学生がいなくなったと知る。その子は珈琲屋の近所に住んでいるらしく、母親も店に見かけていない...

紅雲町珈琲屋このみシリーズ。草のシリーズ。 あらすじ   9月下旬、草は散歩の途中「たすけて」と書かれたメモを見つける。店員の久美と恋人の一ノ瀬が同棲を始める。お店に来た学生の噂話で、女子中学生がいなくなったと知る。その子は珈琲屋の近所に住んでいるらしく、母親も店に見かけていないか訪ねてきた。離婚した父のもとへ行っていたらしく、あっさり戻って来、草と顔見知りになる。地区の中学校では新しい校長が生活指導に厳しく、生徒たちは靴下の長さを守るために、登校中に靴下をハサミで切っては捨てているらしい。  草は「たすけて」のメモが気になり、捨てられていた住宅街に行くと、一軒の家で老女が倒れているのを発見する。 後で分かったことだが、この家には8年間引きこもりの中年息子も住んでいた。息子はかつて会社で責任をかぶって退職し、そのまま引きこもっていたらしい。 東京には娘も住んでいるが、なかなか手助けはできない。なんとなく成り行きで草は引きこもりの一家、それから女子中学生とも関わりになる。 感想・・・相変わらずまどろっこしいストーリーだなぁと思う。お互いの気持ちを慮るふりをしながら、実は自分の我を押し通したい気持ちがにじみ出ていて、さっと読めたけれども 歯痒いところが多かった。 特にひきこもりの息子と一緒に暮らしていた母親は、被害者のようなふりをしながら、息子がいないとダメという共依存ような関係になっていたのではないかと思う。その共依存の関係を保つために、当の息子には厳しい対応ができず、文句を言いやすい娘の方に「離婚して帰って来い」などとめちゃくちゃなことを言っていたのではないか。そう考えると、小説のこととはいえ、あまりにも自分勝手で気味が悪かった。  女子中学生聖の母親もシングルマザーとはいえ、どうしようもない男性と付き合っていって、そんな母親を嫌がりながらもどこにも行けず、家事をこなしている聖の方が強く思えたし、たくましく見えた。次回もしかしたら久美はスキーを教えに休暇を取るかもしれないので、また新しい展開があるかなあと思う。イライラしながらも多分次作も読むと思う。

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2022/06/10

和食器とコーヒー豆の店「小蔵屋」を営む草。ある日日課の早朝散歩で「たすけて」と書かれたメモを拾う。地元の中学生がいなくなるという事件が起きていることを知り、もしやその子からのSOSかと思っていたが無事行方が知れて安心する。が、それなら誰からの「たすけて」なのか?やがて草の周りで様...

和食器とコーヒー豆の店「小蔵屋」を営む草。ある日日課の早朝散歩で「たすけて」と書かれたメモを拾う。地元の中学生がいなくなるという事件が起きていることを知り、もしやその子からのSOSかと思っていたが無事行方が知れて安心する。が、それなら誰からの「たすけて」なのか?やがて草の周りで様々な事件が起きる。 紅雲町シリーズ作品。小蔵屋の従業員の同棲に絡む問題や、近所の老女宅での引きこもり、地元中学のブラック校則など今回も様々な問題が起きてお草さんが巻き込まれる、というか首を突っ込むというか。穏やかで優しげな老女でありながら芯の強い一面のある草が、不穏な空気の中、逃げずに立ち向かう姿がいいなと思う。今回は家族との向き合い方がキーになるのかな。

Posted byブクログ