1,800円以上の注文で送料無料

虚構推理短編集 岩永琴子の純真 の商品レビュー

3.9

19件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/03/26

クスッと笑える話もあって面白かった。今作は、雪女の話がメインだった。物怪だけど、人間らしい感情があるのもまた、一つの面白さだった。

Posted byブクログ

2023/10/20

シリーズ4作目 収録は5編 ・雪女のジレンマ ・よく考えると怖くないでもない話 ・死者の不確かな伝言 ・的を得ないで的を射よう ・雪女を斬る ・雪女のジレンマ 人の裏切りなどの不幸続きで元妻の殺人事件の容疑者になってしまった男 当日のアリバイを証言できるのは昔冬山で助けてく...

シリーズ4作目 収録は5編 ・雪女のジレンマ ・よく考えると怖くないでもない話 ・死者の不確かな伝言 ・的を得ないで的を射よう ・雪女を斬る ・雪女のジレンマ 人の裏切りなどの不幸続きで元妻の殺人事件の容疑者になってしまった男 当日のアリバイを証言できるのは昔冬山で助けてくれた雪女のみ 琴子さんの提示した内容とは? 何というか、人の縁で踏んだり蹴ったり過ぎないか? 親友だと思っていた人に山から突き落とされ、妻からは殺されかけ、立ち上げた会社は仲間から裏切られ その割には飄々としているように見えるんだよね まぁ、そんなところが却って元妻を殺そうとしていたと怪しまれる原因にもなっているわけですが 琴子さんのやった事は、後に言及される大岡裁きめいたものを感じる 試されるべきは雪女の覚悟ってことですね ・よく考えると怖くないでもない話 九郎くんがいわく付きの建物でのアルバイトをするお話 一般の人の視点では何も起こってないんだけど 実際は怪異の変化は起こっているし、そもそものいわくにしても人の意図があるという構造が面白いなぁ ・死者の不確かな伝言 何かと同じ話題を繰り返す叔父を黙らせたいという依頼 真実はどうあれ、相手を納得させつつ解決に導くのが琴子さんですよね あと、幽霊のお引越しとかもね ・的を得ないで的を射よう 琴子さんなりの大岡裁き というか、その予定が、妖達のせいでもっと酷いことに…… でも、マンガで読んだときも笑ったけど、小説でもあの場面でも笑ってしまった 顔面をギチギチされるおひいさまw ・雪女を斬る 最初のエピソードと合わせて雪女でまとまっている 剣術の先祖と雪女とのかかわり 怪異が存在しない現実的な虚構の説明はいつもの通りなんだけど 雪女から聞き取った本当の話をそのまま伝えるというのは琴子さんらしくない気がする もしかして、フェイクも混じってたのだろうか?

Posted byブクログ

2023/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 今回は第一話、第五話と人と妖怪の雪女が仲良くしている話で、この作品としては珍しく感じました。  雪女側の視点で話が進んでいる為か、今回は虚構の推理より妖怪が介在する真相の方が魅力的に感じる終わり方をしていたのが印象的でした。

Posted byブクログ

2023/06/04

アリバイ証人は雪女!? 虚構推理シリーズの短編集。 メインとして雪女関連の話が二編、琴子高校時代の話が一編。 いつものように真相は予め妖怪から聞いているのだが、態々虚構を作り披露する。 なぜ虚構を伝えなければいけないのか、そこには知恵の神として人間と妖の調和の為の優しさがある。...

アリバイ証人は雪女!? 虚構推理シリーズの短編集。 メインとして雪女関連の話が二編、琴子高校時代の話が一編。 いつものように真相は予め妖怪から聞いているのだが、態々虚構を作り披露する。 なぜ虚構を伝えなければいけないのか、そこには知恵の神として人間と妖の調和の為の優しさがある。 今回は九朗先輩はほぼお休み、雪女が怯えますので。

Posted byブクログ

2023/05/09

とある男に殺人の疑い。 そのアリバイを知るのは雪女だけでした。 けれど人外の彼女はその証明は出来ません。 想いと存在ががんじがらめになって身動きが取れないような相談事。 糸口とロジック、そしてエモはひとしおです。傑作。

Posted byブクログ

2023/02/02

第五話の自害の理由があまりにも好きで、読み返す度に唸ってる。『名探偵に薔薇を』の時もあった、ミステリの合間に挟まる密やかで苛烈な恋慕が本当に良い。

Posted byブクログ

2023/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ほぼ雪女が主役。 彼女のおかげで岩永琴子が凄く知恵の神らしくなっている。 相変わらず下品だけど。 そこもまた可愛い。

Posted byブクログ

2022/08/24

'22年8月24日、Amazon audibleで、聴き終えました。 どの作品も、楽しんで聴きました。「雪女」の2篇など、なかなか力が入っていて、感心しましたが…僕的には一番面白かったのは、「よく考えると怖くないでもない話」です。笑ってしまいました。 シリーズ5作目...

'22年8月24日、Amazon audibleで、聴き終えました。 どの作品も、楽しんで聴きました。「雪女」の2篇など、なかなか力が入っていて、感心しましたが…僕的には一番面白かったのは、「よく考えると怖くないでもない話」です。笑ってしまいました。 シリーズ5作目は、8月下旬にaudibleにアップされるそうなので…楽しみに待ちます!

Posted byブクログ

2022/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5編の短編からなる作品集。九郎の出番は少なめで岩永との丁々発止のやり取りがあまりないのがちょっと寂しいかな。さて今回メインで語られるのは「雪女」に纏わる現在と過去の2つのエピソード。雪女といえば情が深いということですが、まさにそれがよく分かりますね。それにしても現代の雪女が可愛らしい。レギュラーになってくれないかな…。一つの事件が、怪異の関わる『真実』と、怪異など無いという『虚構』の両面から合理的に説明され得るのだ、ということを今回も見せつけられ唸りました。素晴らしいロジック。

Posted byブクログ

2022/06/20

「雪女のジレンマ」 裏切られてばかりの人生。 これだけ酷い目にあってきたというのに、人から距離を取るだけで心を壊さずに居れるのは凄い事なのでは。 警察も馬鹿ではないのだから、どれだけ疑わしくとも実際にその場に行くまでの経路などを辿れば彼が犯行に及ぶのは不可能だと分かるだろうな。 ...

「雪女のジレンマ」 裏切られてばかりの人生。 これだけ酷い目にあってきたというのに、人から距離を取るだけで心を壊さずに居れるのは凄い事なのでは。 警察も馬鹿ではないのだから、どれだけ疑わしくとも実際にその場に行くまでの経路などを辿れば彼が犯行に及ぶのは不可能だと分かるだろうな。 「よく考えると怖くないでもない話」 曰く付きの家の片付けを。 疑惑が浮上してはならない遺産を一から探すとなると、相当な時間が必要だったろうし労力も半端なかったろうな。 誰にも手を付けて欲しくないから流した噂なのだろうが、全てが終わった後で業者が引き受けてくれなくなるなど想像出来なかったのだろうか。 「死者の不確かな伝言」 偶然が重なってできた事。 一言でいうと不運でしかないが、今回に関しては被害者と加害者どちらに向けても言えそうな言葉である気がするな。 日頃から言い続けてたとしたら本人の耳にも入り違うと訂正されることはなかったのか気になるが、一人で自身の力を過信していた事に変わりはないな。 「的を得ないで的を射よう」 真実を聞くために試した。 始めから全ての出来事に気付いていたからこそ、心身的に苦しい思いをするであろう勝負を持ちかけたのだろうか。 本人たちの口から直接聞きたかったのかもしれないが、勝負という名目の事柄と同時に罰を与えるようなことを提案するなんて恐ろしすぎやしないか。 「雪女を斬る」 辻褄合わせに語る昔話は。 確信はついていなくとも、自身の中で何かしら答えが浮かびかけていたからこそ今回の件を尋ねったのかもな。 存在を否定しているにも関わらず完璧な筋書きを語られては、心のどこかで本当にあったのかもしれないと錯覚してしまうのではないだろうか。

Posted byブクログ