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違国日記(8) の商品レビュー

4.3

12件のお客様レビュー

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2023/12/29

長らく触れられなかった朝の父親の存在の話になってきた。 知ろうとする朝のまっすぐさが危ういような、それでいて強さも感じられて応援したくなる。 自分のルーツが危ういというのは、朝が言うようにぐらぐらするだろうなと思う。 それについては、実の母親がそばにいた時より、槙生さんと一緒に暮...

長らく触れられなかった朝の父親の存在の話になってきた。 知ろうとする朝のまっすぐさが危ういような、それでいて強さも感じられて応援したくなる。 自分のルーツが危ういというのは、朝が言うようにぐらぐらするだろうなと思う。 それについては、実の母親がそばにいた時より、槙生さんと一緒に暮らしている今の方が安心な気がする。 これについての追及はもしかしたらこれで終わりかもしれないけど、それもいいと思う。

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2023/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説書けるなんて尊い。 当の本人たちは働きたくないって笑い合っていて。 歌詞 エコーという単語から槙生さんが出す言葉がとても綺麗。 それを参考にして朝ちゃんが考えていく中で 気がついて広がっていく言葉もとても美しい。 笠町さんが朝ちゃんにちゃんと敬語だし、 丁寧に言葉を選んで話していて、 「おれはたぶん父から愛されていない」 「でもべつにあの人に愛されなくてもおれが価値のない人間ではない」 と本心を真摯に吐露するシーンも素敵だった。 原稿が終わったから怖いものなしという理由で 狼の遠吠えをする槙生さん。 犬が呼応して遠吠えするのを三人で笑い合う。 家族というか、群れとでも言えばいいのか。 良い関係だと思う。

Posted byブクログ

2023/07/31

しばらく前から読んでみたいな、と気になっていたタイトル。そのうちにと思っていたら、実写映画化のニュースが来たので、じゃあとりあえず読んでみようかと週に一度の本屋で一冊ずつ買いはじめて8巻目。 親友えみり、朝ちゃんにだけC.O.  朝ちゃん、自分の足元を固めるために亡き父親のこと...

しばらく前から読んでみたいな、と気になっていたタイトル。そのうちにと思っていたら、実写映画化のニュースが来たので、じゃあとりあえず読んでみようかと週に一度の本屋で一冊ずつ買いはじめて8巻目。 親友えみり、朝ちゃんにだけC.O.  朝ちゃん、自分の足元を固めるために亡き父親のことがもっと知りたくて、周囲の人の父親像をきいたり、お父さんの会社の人に会ったり。 すなおだけどちょっとデリカシーに欠けることもある朝ちゃんは考えてみればぼーっとしたわたしの少女時代ににているところもあるかなと思えてきた。

Posted byブクログ

2023/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

親友えみりちゃんから同棲の彼女がいることの告白。朝ちゃんはよく知らなかったお父さんの本性(?)を調べ始める。この物語の世界が広がってる感じがしてこの先が楽しみ!

Posted byブクログ

2022/05/26

えみり…! えみりーーーー!!!! やっと言えたね、でかい一歩だったね この子には幸せでいてほしいな 朝の不遠慮さに苛ついたり救われたりしながら仲良く続いて欲しいな

Posted byブクログ

2022/03/16

自分の足元だけぐらぐら揺れてる感覚。知られたらもう知られる前には戻れないという恐れ。それぞれが違う国に住んでいて違う言葉を話している。言葉の意味を理解できても誰かの口から発せられた言葉の意味を理解することは難しい。なりたい自分にわたしもなりたい。

Posted byブクログ

2021/10/20

朝がどんどん「考える」人になっているのが尊い。 私も高校生の時に槙生ちゃんに出会いたかった。 もう38歳でもこの本に出会えて良かったと思う。

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2021/10/16

>あなたには誰からでも自分の秘密を守る権利があるよ 大人も子どもも傷ついて迷っている。 大人と子どもの違いは視野の広さだろうか。この作品の大人たちは決して出来た人間たちではないが素敵で、そして子どもに正面から向き合ってくれる。 さてその中で二度と本心を確かめることのできない故...

>あなたには誰からでも自分の秘密を守る権利があるよ 大人も子どもも傷ついて迷っている。 大人と子どもの違いは視野の広さだろうか。この作品の大人たちは決して出来た人間たちではないが素敵で、そして子どもに正面から向き合ってくれる。 さてその中で二度と本心を確かめることのできない故人である 朝 の父だけが人に向き合うことが出来ない人間として描写されている。 >お父さん >あなたの小さな遠吠えのこだまのこだまのこだまのこだま >いつかきこえる日を待って きっとわたしは耳をすまそう きこえる日は来ないのではないだろうか。 来ないまま年を取って、ずっと心の隅に刺さったままのトゲとなるのではないだろうか。 すべての思春期少年少女と、今でも思春期な大人たちに読んでほしい。

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2021/10/12

うーん、好きなんだけどちょっと難しいというか、わかるわかる!とはならない作品。 でも、みんなが幸せでいて欲しいな、とは思う。

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2021/10/09

なにか響いてくる。 もやもやを抱え続ける、考え続ける。そんな人がたくさんいて、私もそのひとりなんだろうな。 読んでると日常は狂おしいほどのバランスで成り立っているんじゃないかと、ちょっとひやひやするような気持ちも。まだまだ続きが気になる!

Posted byブクログ