違国日記(8) の商品レビュー
>あなたには誰からでも自分の秘密を守る権利があるよ 大人も子どもも傷ついて迷っている。 大人と子どもの違いは視野の広さだろうか。この作品の大人たちは決して出来た人間たちではないが素敵で、そして子どもに正面から向き合ってくれる。 さてその中で二度と本心を確かめることのできない故...
>あなたには誰からでも自分の秘密を守る権利があるよ 大人も子どもも傷ついて迷っている。 大人と子どもの違いは視野の広さだろうか。この作品の大人たちは決して出来た人間たちではないが素敵で、そして子どもに正面から向き合ってくれる。 さてその中で二度と本心を確かめることのできない故人である 朝 の父だけが人に向き合うことが出来ない人間として描写されている。 >お父さん >あなたの小さな遠吠えのこだまのこだまのこだまのこだま >いつかきこえる日を待って きっとわたしは耳をすまそう きこえる日は来ないのではないだろうか。 来ないまま年を取って、ずっと心の隅に刺さったままのトゲとなるのではないだろうか。 すべての思春期少年少女と、今でも思春期な大人たちに読んでほしい。
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うーん、好きなんだけどちょっと難しいというか、わかるわかる!とはならない作品。 でも、みんなが幸せでいて欲しいな、とは思う。
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なにか響いてくる。 もやもやを抱え続ける、考え続ける。そんな人がたくさんいて、私もそのひとりなんだろうな。 読んでると日常は狂おしいほどのバランスで成り立っているんじゃないかと、ちょっとひやひやするような気持ちも。まだまだ続きが気になる!
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- ネタバレ
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性別とか性志向とかそれよりも先になりたい自分になりたい。それだけ。それだけなのに、戦う日々。自分が望む感情が返ってこなくたって、それは自分の価値を否定されたわけじゃない。この笠町氏のセリフはとても大切なことだ。望むものが今返ってこなくても、将来的にも返ってこなくても、自分がぐらぐらしなくなるのかな。ぐらぐらするのは何か湧き出る予感かもしれないけど。
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今巻も最高だった。朝がどんどん主役になっていく。人はこんなにモノを考えているのだろうか。朝が周りに問いをかけることで皆考えるキッカケになっているのかな、と。
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