東京の古本屋 の商品レビュー
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コロナ禍で企画意図が少し変わったようですが 単に取材して書くだけではなく 三日間一緒に仕事をさせてもらうから 現場の空気を感じて むしろ記録として貴重なのかも。 全部で10店。 後を継いだ人、自分で始めた人。 「好き」を仕事にして 良かったと思う人、そうではない人。 でもみん...
コロナ禍で企画意図が少し変わったようですが 単に取材して書くだけではなく 三日間一緒に仕事をさせてもらうから 現場の空気を感じて むしろ記録として貴重なのかも。 全部で10店。 後を継いだ人、自分で始めた人。 「好き」を仕事にして 良かったと思う人、そうではない人。 でもみんな、やっぱりこの仕事を愛していそう。
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コロナ禍・緊急事態宣言(TOKYO2020)の東京の古本屋さん10軒の風景。 それぞれに異なる時間が流れ、拘りと楽しく(?)生きる古書店主さん達。 読んでる自分も良い時間を過ごすことが出来ました。1軒1軒を訪れてみたい。 ・古書往来座 ・盛林堂書房 ・丸三文庫 ・BOOKS青いカ...
コロナ禍・緊急事態宣言(TOKYO2020)の東京の古本屋さん10軒の風景。 それぞれに異なる時間が流れ、拘りと楽しく(?)生きる古書店主さん達。 読んでる自分も良い時間を過ごすことが出来ました。1軒1軒を訪れてみたい。 ・古書往来座 ・盛林堂書房 ・丸三文庫 ・BOOKS青いカバ ・古書ビビビ ・岡島書店 ・コクテイル書房 ・北澤書店 ・古書みすみ ・古本トロワ
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古本屋に3日間滞在して、そこで見た店のこと店主のことを描く。奇しくもコロナ禍に於ける東京を描くことにもなり日記文学としても面白い。 古書会館での市や即売会なども記されているのは珍しいかも。 古本屋の日常が一般に面白いのかと気になるが、大阪版も欲しい。
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東京で古本屋を営む人びとと、数度にわたる緊急事態制限下の都市の記録。 東京にある古本屋の店主に、1店舗につき3日間付きっきりで取材するというインタビュー企画。だが、奇しくもコロナが世界で重大事になる直前の2019年末から連載が始まったため、東京の個人店を襲ったさまざまな試練と...
東京で古本屋を営む人びとと、数度にわたる緊急事態制限下の都市の記録。 東京にある古本屋の店主に、1店舗につき3日間付きっきりで取材するというインタビュー企画。だが、奇しくもコロナが世界で重大事になる直前の2019年末から連載が始まったため、東京の個人店を襲ったさまざまな試練と決断のドキュメントになってしまった。平和な年末から、感染病の噂が聞こえだした初春、ついに休業要請がきた4月。どんどん事態の深刻度が増していったあの時期の空気を思いだした。 助成金を受け取るには休業要請が来たその日に決断して翌日から店を閉めなくてはいけなかったことや、問い合わせ窓口に繋がるまで500回電話をかけたこと、休業の対象になったのは「古本屋は趣味の要素が大きい」という理由だったこと。年末に「お客さんに合わせて芝居するのが好き、苦にならない」と言っていた往来屋の瀬戸さんが、休業中のネット販売作業はひたすら「つまんねぇ」と思ってサボってしまう、と話していたのが印象に残る。2020年5月のあの閉塞感、人恋しさがありありと蘇ってくる。 それでも古本屋なんていう儲からない商売をしている人たちはしたたかだ。本書には10店舗の古書店が登場するが、創業120年の格式高い老舗の洋書専門店もあれば、ブックオフでせどりしてメルカリに出品していた人がわざわざ構えた店舗もある。そんなふうにさまざまな来歴を持つ古本屋の共同体が古書組合で、平日は毎日神保町で市場が開かれている。市場の存在は喜国雅彦の本で読んだことがある気がするのだが、古本を通じて集った老若男女の空気感、独特な競りのシステム、相場の読み合いなど、外野がぼんやり思い浮かべる〈古本屋の仕事〉からは一見遠く思える世界がある。 北澤書店のベテラン店主が語る、闇市の時代の古本屋稼業の話も面白かった。その頃は回収された古紙の廃棄場(タテバ)に行って本を抜き取り、それを売って日銭を稼ぐ人がいたという。タテバで賢治『春と修羅』の初版本が見つかったなんていう夢のあるエピソードまで。すごいなぁ。
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街の普通の本屋でさえ大変な現代では、古本屋 はさらに厳しい経営状況なのではないかと思っ てしまいます。 しかしそんな悲壮感もなく「本のプロ」として の日常を追ったノンフィクションです。 今やブックオフのような新古書店とは完全に市 場を棲み分けているのが伺えます。 知る人ぞ知...
街の普通の本屋でさえ大変な現代では、古本屋 はさらに厳しい経営状況なのではないかと思っ てしまいます。 しかしそんな悲壮感もなく「本のプロ」として の日常を追ったノンフィクションです。 今やブックオフのような新古書店とは完全に市 場を棲み分けているのが伺えます。 知る人ぞ知る古書を扱う姿には、日本の文化を 支えていると言ってもいいです。 古書店の店主たちが生き生きと描かれています。 「本への愛」に満ちた一冊です。
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2020〜2021の古本屋。その佇まい・流れる空気、人間くさい仕事…。10軒に3日間ずつ密着し、古本屋の時間の記録であり、コロナ禍の東京の風景と生活の記録になっている。 店主のつぶやきに気質と個性が表れ、一言一言が重く考えさせられる点が多々あった。 コロナの影響も大いにある...
2020〜2021の古本屋。その佇まい・流れる空気、人間くさい仕事…。10軒に3日間ずつ密着し、古本屋の時間の記録であり、コロナ禍の東京の風景と生活の記録になっている。 店主のつぶやきに気質と個性が表れ、一言一言が重く考えさせられる点が多々あった。 コロナの影響も大いにあるだろうけど、誰が触れたか分からない中古品を毛嫌いする人は一定数いる。SDGsの観点からもどうなのか? 加えて、一冊の本が一人だけに読まれて完結してしまうのは寂しい。作家さんや新刊本書店さんは、売れるほどいいに決まっているだろうけど、古書店には図書館と違うまた別の役割がある気がする。 地道に頑張っている街の古書店を応援したくなった。
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古本屋さんに3日間づつ取材するという雑誌記事が、期せずして新型コロナ禍中の古本屋さんのルポとなった本。ほとんどが最近よく名前を聞く古書店なのでその活動は興味深い。
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これを読んだから何がどうというわけでもないのだけれどこういう本をたまには読んでおきたいよね 必要に迫れれてとか興味に駆られて以外でも漢方のようなじんわり効くような本を
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古本屋は中高生から大学にかけて、お金がない中お世話になった。 一般の本屋さんとは、買値や売値を自分で決める点が違うと思う。 亡くなった方の本を図書館などに寄付という話を聞くが、実際は司書さんが選んだ本以外は捨てられるらしい。そのため、お金を出しても買ってもらえる古本屋さんに託...
古本屋は中高生から大学にかけて、お金がない中お世話になった。 一般の本屋さんとは、買値や売値を自分で決める点が違うと思う。 亡くなった方の本を図書館などに寄付という話を聞くが、実際は司書さんが選んだ本以外は捨てられるらしい。そのため、お金を出しても買ってもらえる古本屋さんに託した方がいいと思う。
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