だれも死なない日 の商品レビュー
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とても良かった! 死という終わりがあるからこそ、多くの人が長生きを望むと思うけれど、そこに登場したこの「だれも死なない日が訪れたら」という設定がとても斬新。 なくして気づき考える死という存在。なくなればで起きる混乱。保険や葬儀屋はもちろん、哲学や宗教にも影響が及ぶ。 死者が急増したコロナ禍で、こういった業界にはどういった変化がもたらされているか、あまり注目したことがなかったが、気になった。 こちらを察したり話しかけたりしてくるような文章や、登場人物の諧謔的な会話もとても良かった。
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ストーリーを追いながら想像し自分なりに考え、解釈する その、「考え、解釈する」が追い付かない 連続する会話は読みやすいとは言い難く、あれよあれよと騒動に巻き込まれるけれど、気が付いたらマラソン選手を沿道で必死で追う傍観者 そして、いつの間にか 死(モルト)とチェリスト奏者の傍観者になっている 前半と後半、文体の違い、物語の流れや切れ目 理屈では語れない、寓話的でスリリング ある意味おいて「あとがき」は必読
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もし誰も死ななくなったらどうなるのかという前半。 急にまた死ぬようになり、“死”が姿を現す後半。 前半と後半の毛色の違いになぜこんな話になったのかすごく気になる。
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