明日の世界が君に優しくありますように の商品レビュー
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真波は交通事故や学校でのトラブルをきっかけに 家族に劣等感を感じるようになり 学校にも行けなくなってしまった。 それもそうだよ。 事故の時に母親が弟を守る所を見て その後の母親の行動を知らないんだから 劣等感をもってしまうと思う。 その後も父親も真波も不器用な所があって お互いの想いを話せないままだから 誤解したまんま月日が経ってしまった。 でも母方の祖父母の家から 高校に通うようになって真波は変わる。 祖父母の家には蓮が下宿してて 同じ高校の同じクラスメイトで 真波がどんな態度を取っても 蓮はずっと気にかけてくれる。 そして 砂浜で出会ったゆうさんと 話しをする中で真波の心が解れていった。 本当に素敵な環境なんだろうなぁ。 ❥❥❥❥❥ 蓮が両親の元を離れて 海の近くの高校に進学した理由。 それは幼少期に海に落ちてしまい その時に助けてくれたお姉さんが亡くなり お姉さんが亡くなった海の近くで暮らす為。 その蓮を助けてくれたお姉さんは 海に願いを風に祈りをそして君に誓いを の主人公•凪沙さんで 恋人の優海さんは 今は海の近くで『なぎさ』というお店をして こども食堂もしている。 なんと優海さんは 真波が砂浜で出会ったゆうさんと同一人物。 運命の巡り合わせって凄い!! シリーズではないのに 時を超えて繋がっている物語を読むと 今自分がしている行動が 巡りめぐって顔も声も知らない誰かに 繋がっていくかもしれないと思うと 誰にでも優しく親切になることにワクワクする。
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最初に鳥浦町に引っ越して来て真波が感じる 「慣れない環境に飛びこまなければいけないという苦痛と倦怠感」 2ヶ月後には 「自分から歩み寄る努力をすれば相手も近づいて来てくれる。やけに世界がきらきらと輝いて見えた」 とりまく人たちの優しさと自然の美しさにより、人の心境も変われるん...
最初に鳥浦町に引っ越して来て真波が感じる 「慣れない環境に飛びこまなければいけないという苦痛と倦怠感」 2ヶ月後には 「自分から歩み寄る努力をすれば相手も近づいて来てくれる。やけに世界がきらきらと輝いて見えた」 とりまく人たちの優しさと自然の美しさにより、人の心境も変われるんだなと強く感じた。 「10代の読者の心に刺さった!」という本の帯に購入を躊躇したが、どっぷり鳥浦の空、海に癒され、切ない物語の流れに涙しながら一気に読みきった。
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切なすぎる…。ほんとにこれは涙腺崩壊なみに感動します。ずっと抱えてきた悩みや思いはみんなにあることを改めて知らされました。
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切なくて優しい…すてきな話でした。 ウソがない人になりたい。 優しい人に私もなりたい。 自分にも周りにも優しさを忘れずに生きていきたい。
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最初に注意です。この話は「海に願いを風に祈りを君に誓いを」をなるべく読んでから読み始めてください。この話から読んでも楽しめますが海願いを~(略)を読んでからの方が百倍楽しめます!とても面白かったです。すごく切なくて...特に最後の番外編、君に誓いをを読み、心があたたかい気持ちにな...
最初に注意です。この話は「海に願いを風に祈りを君に誓いを」をなるべく読んでから読み始めてください。この話から読んでも楽しめますが海願いを~(略)を読んでからの方が百倍楽しめます!とても面白かったです。すごく切なくて...特に最後の番外編、君に誓いをを読み、心があたたかい気持ちになりました。汐見夏衛さんはいつもあたたかい気持ちにさせてくれます。
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自分を助けるために人が亡くなってるなんてしったらそりゃ、精一杯頑張って生きなきゃってなるよね。うん、切ない。でも、凪沙ちゃんが命はって助けた子が蓮くんでよかった。蓮くんがこんなに優しい子に育ってくれてよかった。 真波ちゃんの気持ちもわかるよ。会話しないとわかんないよね同じ家族だって。みんな幸せになって欲しいって心から思える作品でした。
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シリーズ第1弾の“海に願いを風に祈りをそして君に誓いを”から読むと優海が凪沙を愛する気持ちが改めてわかるし、真波と漣が共に成長していく姿がとても感動しました!
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日々あまりにも身近にありすぎて気付けない忘れていた感情を思い起こさせてくれた。 最初の主人公の描写はあまりにもひねくれすぎていて少し苛立ちを覚えたが変わろうと決意したあとは、起こったことを歪ませず、素直に受け入れられていて、読んでいて心地よかった。 私自身歳を重ねていくごとに、...
日々あまりにも身近にありすぎて気付けない忘れていた感情を思い起こさせてくれた。 最初の主人公の描写はあまりにもひねくれすぎていて少し苛立ちを覚えたが変わろうと決意したあとは、起こったことを歪ませず、素直に受け入れられていて、読んでいて心地よかった。 私自身歳を重ねていくごとに、表面上のお世辞を並べた薄っぺらいやり取りに慣れていき、それに違和感を覚えなくなってきてる。 それで、読めない本心を汲み取ろうと裏ばかりをみようとする。 素直にありがとうと受け入れることって本当に難しいと改めて感じた。 私も素直にありがとうと受け止められる人になりたい。 そして、その場しのぎの言葉軽々しく口にするような人になりたくない。 心の底から信じる思いを言葉を選んで伝えられる人になりたい。 そう思いました。
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幾つもの死と不幸な出来事が描かれる本作は決して心地良い物語とは言えない。 主人公はいじめから不登校になり、家族間にも問題を抱えている。 自己否定感と劣等感に苛まれ自分の存在を軽い物と考える少女。 環境を変え祖父母の住む田舎で暮らす事になっても、一度頑なに閉ざした心は鍵を掛けた...
幾つもの死と不幸な出来事が描かれる本作は決して心地良い物語とは言えない。 主人公はいじめから不登校になり、家族間にも問題を抱えている。 自己否定感と劣等感に苛まれ自分の存在を軽い物と考える少女。 環境を変え祖父母の住む田舎で暮らす事になっても、一度頑なに閉ざした心は鍵を掛けたように中々開かない。 そんな彼女が愛情深い人々に触れ心のトゲが抜けて行き、この世界の優しさに気付き始める。 その彼女の変化を見届けて欲しい。 世の中は理不尽に溢れ悲しい事や辛い事の連続だ。 今、辛くて立ち止まっている人にこの物語はきっと希望となる。
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評価が高かった理由で読む、思春期の女子中学生が主役の本で家族内の確執をテーマに過去の不幸な出来事がパズルの様に絡み合い展開する。最後はパズルが埋まり其々の確執が口にする言葉から相手の気持ち思いやる事に変わって前向きに生きる希望を得る。 塩見夏衛さんの小説は、女子中学生に人気な...
評価が高かった理由で読む、思春期の女子中学生が主役の本で家族内の確執をテーマに過去の不幸な出来事がパズルの様に絡み合い展開する。最後はパズルが埋まり其々の確執が口にする言葉から相手の気持ち思いやる事に変わって前向きに生きる希望を得る。 塩見夏衛さんの小説は、女子中学生に人気なのだがおやじ世代としても小っ恥ずかしいが若い時代の悩み、想いが甦り好感を持って読めた。まあ〜人前で読む勇気は無いがこっそりまた読みたい作家さんだ。
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