明日の世界が君に優しくありますように の商品レビュー
日々あまりにも身近にありすぎて気付けない忘れていた感情を思い起こさせてくれた。 最初の主人公の描写はあまりにもひねくれすぎていて少し苛立ちを覚えたが変わろうと決意したあとは、起こったことを歪ませず、素直に受け入れられていて、読んでいて心地よかった。 私自身歳を重ねていくごとに、...
日々あまりにも身近にありすぎて気付けない忘れていた感情を思い起こさせてくれた。 最初の主人公の描写はあまりにもひねくれすぎていて少し苛立ちを覚えたが変わろうと決意したあとは、起こったことを歪ませず、素直に受け入れられていて、読んでいて心地よかった。 私自身歳を重ねていくごとに、表面上のお世辞を並べた薄っぺらいやり取りに慣れていき、それに違和感を覚えなくなってきてる。 それで、読めない本心を汲み取ろうと裏ばかりをみようとする。 素直にありがとうと受け入れることって本当に難しいと改めて感じた。 私も素直にありがとうと受け止められる人になりたい。 そして、その場しのぎの言葉軽々しく口にするような人になりたくない。 心の底から信じる思いを言葉を選んで伝えられる人になりたい。 そう思いました。
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幾つもの死と不幸な出来事が描かれる本作は決して心地良い物語とは言えない。 主人公はいじめから不登校になり、家族間にも問題を抱えている。 自己否定感と劣等感に苛まれ自分の存在を軽い物と考える少女。 環境を変え祖父母の住む田舎で暮らす事になっても、一度頑なに閉ざした心は鍵を掛けた...
幾つもの死と不幸な出来事が描かれる本作は決して心地良い物語とは言えない。 主人公はいじめから不登校になり、家族間にも問題を抱えている。 自己否定感と劣等感に苛まれ自分の存在を軽い物と考える少女。 環境を変え祖父母の住む田舎で暮らす事になっても、一度頑なに閉ざした心は鍵を掛けたように中々開かない。 そんな彼女が愛情深い人々に触れ心のトゲが抜けて行き、この世界の優しさに気付き始める。 その彼女の変化を見届けて欲しい。 世の中は理不尽に溢れ悲しい事や辛い事の連続だ。 今、辛くて立ち止まっている人にこの物語はきっと希望となる。
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評価が高かった理由で読む、思春期の女子中学生が主役の本で家族内の確執をテーマに過去の不幸な出来事がパズルの様に絡み合い展開する。最後はパズルが埋まり其々の確執が口にする言葉から相手の気持ち思いやる事に変わって前向きに生きる希望を得る。 塩見夏衛さんの小説は、女子中学生に人気な...
評価が高かった理由で読む、思春期の女子中学生が主役の本で家族内の確執をテーマに過去の不幸な出来事がパズルの様に絡み合い展開する。最後はパズルが埋まり其々の確執が口にする言葉から相手の気持ち思いやる事に変わって前向きに生きる希望を得る。 塩見夏衛さんの小説は、女子中学生に人気なのだがおやじ世代としても小っ恥ずかしいが若い時代の悩み、想いが甦り好感を持って読めた。まあ〜人前で読む勇気は無いがこっそりまた読みたい作家さんだ。
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最初は心を開かない人でも、周りの人が違うと、段々と、心を開くようになっていくということを改めて学ぶことができた! たまに、悲しいところもあって、すごくよかった!
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