ヨーグルトの歴史 の商品レビュー
シュリカンド インドのヨーグルトデザート 2016年、ヨーグルトの世界市場は770億ドル、8兆5000億円に達し、この段階で2023年には1000億ドル、11兆円を超えるとみている。 殺生を禁じるジャイナ教ではヨーグルトも認められていないが、作ったその日であれば発酵が短く、生きた...
シュリカンド インドのヨーグルトデザート 2016年、ヨーグルトの世界市場は770億ドル、8兆5000億円に達し、この段階で2023年には1000億ドル、11兆円を超えるとみている。 殺生を禁じるジャイナ教ではヨーグルトも認められていないが、作ったその日であれば発酵が短く、生きた乳酸菌が少ないと見られてOK。
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図書館で自身の求める本を本棚から取った直後下の段を見て気になった『ヨーグルトの歴史』(ジューン・ハーシュ)。 ヨーグルトが作り出されてから今に至るまで、 世界への広がり、そしてその種類や製造方法などが記されたこの一冊は情報が凝縮された感じがしました…。 その中で気になったのは以下3点。 ◆食べると長生き&アレルギーのリスクの減少 →アレルギーに関しては、現在花粉症対策でめちゃくちゃ実感してます。 私の場合は【ヨーグルト&コーヒー】が最強。 鼻水が出なくなった。 ◆ヨーグルトと宗教 →食べていい宗教とそうでないものがある事に驚き。 その最たる例がジャイナ教で、以下抜粋。 「ジャイナ教のおもな教義のひとつ「どんな生き物であれ殺してはならない」に照らし合わせると、ヨーグルト中に存在する何十億もの生きた微生物を摂取するのは残酷な行為と見なされる。ただし例外もあり、作ったその日に食べるのであれば問題はない。醗酵時間が短ければ、それだけ生きた微生物の数も少ないという理屈」。 …いろんな考え方があります。 ◆ 乳糖不耐症の存在 →「飲まないと大きくなれないよ!」と言われ続けてきた牛乳。 まさか体的にアウトな方々がいたとは! ところが遡る事古代、当時の人は飲むことができず、ヨーグルトならOKな人が大半だったとか。 もともと人間は多生物の乳はダメだったのか…。 …とまぁ、こんな感じです。 製造方法に関する事より、その食に関する文化面が面白いなぁー。 もし製造する側に立っていたら、「えっ!こんな方法あんの!」とビックリしていたかもしれない。
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文字通りヨーグルトの歴史の本だった。しかし、ヨーグルトがこれほどまでに歴史があり、有名な学者や偉人がヨーグルトについて言及している。こんな食べ物ほかにあるだろかと家にあるヨーグルトを見て頭が下がりそうになった。 ・ 日本のヨーグルトは独自の発展を遂げており、市場も世界1位でも不思議でもないと思っていたが甘かった。たしかに様々なフレーバーで世界にない独特なヨーグルトもあるが、世界にはもっと独特なヨーグルトがある。そして日本以上に歴史もある。まだまだ知らない世界がたくさんあるなと感じた。いつか火星などに住むことになっても、ヨーグルトは変わらず食べているだろうな。
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ヨーグルトは日本でもおなじみの食べ物で、スーパーやコンビニ行けば必ず目にする。 そんなヨーグルトの歴史を取り上げたのが「食」の図書館シリーズだ。 ヨーグルトの起源はどこだろう。最初に浮かんだのはブルガリアだ。テレビのCMでもおなじみなのでそうかなと思ったらそん...
ヨーグルトは日本でもおなじみの食べ物で、スーパーやコンビニ行けば必ず目にする。 そんなヨーグルトの歴史を取り上げたのが「食」の図書館シリーズだ。 ヨーグルトの起源はどこだろう。最初に浮かんだのはブルガリアだ。テレビのCMでもおなじみなのでそうかなと思ったらそんなことはなかった。 ではブルガリアヨーグルトはどうして有名になったのか。それは、ブルガリア出身の微生物学者スタメン・グリゴロフだ。ブルガリアのヨーグルトに含まれている乳酸菌には何か際立った特徴があると考えていた。 ヨーグルト研究を重ねるうち、ブルガリアヨーグルトに含まれる細長い棒状の細菌を発見した。グリゴロフは母国にちなみ後になって「ブルガリア乳酸桿(かん)菌」と名付けた。 同じ時代にパスツール研究所の主任研究員だったロシア生まれの生物学者イリヤ・メチニコフ教授もブルガリアヨーグルトの乳酸は、腸にいい影響をもたらすと考えていた。 メチニコフにもグリゴロフの研究成果が知らされて、自身の研究に対して自身を持った。 1904年6月8日にパリで開催されたフランス農業学会の会場で、メチニコフは「老年期」というタイトルの講演を行った。ここで、ブルガリアヨーグルトの酸乳に福間れる善玉菌の良さを強調した。 この理論は一夜にして話題になり翌朝のフランスの「ル・タン」紙が前日の講演内容を大きく取り上げた。 この動きは海を渡ってアメリカでも翌年の「シカゴ・ジャーナル」でもヨーグルトの健康に良いと紹介している。 メディアの力が人々に与える影響は今も昔も変わらない。特に健康に関する情報になると、これはいいとメディアが取り上げると人々が群がる。バナナは健康に良いとメディアが話題にして一時期バナナが売り切れになったこともいい例だ。 では本当にヨーグルトは健康に良いのか。その見解について、ヨーグルトは健康に良いとする研究と、逆に役に立たないとする研究は2:1の割合で存在するそうだ。 著者も断っているが、「多くの研究には自己宣伝的な要素があり、既得権を持つ人々が研究資金を提供している」ので、信じるかどうかは本人次第だな。 ヨーグルトも歴史をひもとくと表も裏もあるなあ。
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ヨーグルトの発祥からその分類、世界各地への広がり、信仰とのかかわりや健康面への効果、そしてヨーグルトを使ったレシピ等、ヨーグルトの全てをコンパクトにまとめた一冊。 本書によると、ヨーグルトの発祥年代は何と紀元前1万年前(!)の新石器時代にまで遡れ、発祥地はアナトリア(現在のトル...
ヨーグルトの発祥からその分類、世界各地への広がり、信仰とのかかわりや健康面への効果、そしてヨーグルトを使ったレシピ等、ヨーグルトの全てをコンパクトにまとめた一冊。 本書によると、ヨーグルトの発祥年代は何と紀元前1万年前(!)の新石器時代にまで遡れ、発祥地はアナトリア(現在のトルコ)であるとの事。 それが遊牧民により世界各地に広まり、現在に至るということらしい。とすると、ヨーグルトは最古の加工食品かもしれない。 また、本書では世界各地のヨーグルトや乳酸菌を使用した食品の事情も紹介されているが、日本についても行数は短いものの、「ヤクルト」と「明治ブルガリアヨーグルト」が紹介されている。 なお、ちょっと驚いたのが明治は「ブルガリア」の名称を自社のヨーグルトに使用する際、ブルガリアの許可を取っていたということ。現在であれば、原産地呼称についての規制は厳しくなっているのは理解できるが、数十年前でも既にそのような規制がどうやらあった模様。逆に言えば、明治ブルガリアヨーグルトはブルガリア公認の由緒正しい商品であったということがわかった。 普段何気なく食べているヨーグルトにも1万年を超える歴史があるのかと思うと、健康に良いという機能的な面だけでなく、人類の食文化の悠久の歴史とのつながりも感じられ(大げさか?)、ちょっと感慨深いものがある。
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