月と日の后 の商品レビュー
大河ドラマ『光る君へ』ロスの私にはちょうどいいんじゃないかと思って読みました。 一条天皇に入内した中宮彰子の一代記。 はじめはぼんやりしてたのに、後々素晴らしい成長を遂げ天皇6代を見守り、サポートしてきたんですね。 つくづく、あの時代の政争で火事が頻繁に起き、疫病に悩まされ、大...
大河ドラマ『光る君へ』ロスの私にはちょうどいいんじゃないかと思って読みました。 一条天皇に入内した中宮彰子の一代記。 はじめはぼんやりしてたのに、後々素晴らしい成長を遂げ天皇6代を見守り、サポートしてきたんですね。 つくづく、あの時代の政争で火事が頻繁に起き、疫病に悩まされ、大変だったんですね。 この小説では出だしの4分の1くらいは詮子から不気味な怨みの話を聞いてしまうんです。 ずっとこんな調子かと思いきや、 あとは彰子が怨みなど生まれないように皇室でうまく立ち回る話でした。 大河ロスなので登場人物をイメージしやすくて読みやすかった。
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大河ドラマ「光る君へ」を観ている。 ドラマは、紫式部と藤原道長を本流として流れているが、道長の娘にして一条天皇の中宮となった国母彰子の視点から描かれた物語。 大河ドラマの影響で、登場人物に具体的な像が結びつき、とてもリアルに面白く読むことができた。 今、読むのが旬の物語かも知れ...
大河ドラマ「光る君へ」を観ている。 ドラマは、紫式部と藤原道長を本流として流れているが、道長の娘にして一条天皇の中宮となった国母彰子の視点から描かれた物語。 大河ドラマの影響で、登場人物に具体的な像が結びつき、とてもリアルに面白く読むことができた。 今、読むのが旬の物語かも知れない。 面白かった。
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大河ドラマを観ているので人物関係が非常にわかりやすく、すんなりと読了。(とは言いつつ、最後の方になってくると相関図無しでは理解が追いつかない…) 一条天皇、中宮定子、そして国母となった彰子の生き方は尊すぎる。遥か遥か昔に、確かにこういう出来事があり、雅で過酷な宮中をこうして生き抜...
大河ドラマを観ているので人物関係が非常にわかりやすく、すんなりと読了。(とは言いつつ、最後の方になってくると相関図無しでは理解が追いつかない…) 一条天皇、中宮定子、そして国母となった彰子の生き方は尊すぎる。遥か遥か昔に、確かにこういう出来事があり、雅で過酷な宮中をこうして生き抜いていった人たちがいることを、これまたこの上なく尊く思う。
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大河ドラマをきっかけに彰子視点の物語も。面白かった〜。笛のくだりとか年寄りのくだりとかは『栄花物語』あたりに書いてあるんかな。素敵なラストでした。
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この時代の人物関係の知識が中学社会で止まっている私には、人の名を追うだけでもあっぷあっぷしてしまい、彰子の心理や、この時代ならではの判断についていけず…
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藤原道長の娘で国母となった彰子の話。 入内してときは、小さな少女だった彰子が、漢詩を学び、政治を学び、国母となって、天皇や関白となった一族を支えていく姿は本当に尊敬に値する。 周りの男の人たち(藤原の親族たち)は、自分の権力を誇示することに躍起になってて、一歩ひいて控えめに和を持...
藤原道長の娘で国母となった彰子の話。 入内してときは、小さな少女だった彰子が、漢詩を学び、政治を学び、国母となって、天皇や関白となった一族を支えていく姿は本当に尊敬に値する。 周りの男の人たち(藤原の親族たち)は、自分の権力を誇示することに躍起になってて、一歩ひいて控えめに和を持って政治を行う彰子とは対照的。皇族(天皇になる方々)のみなさんもみんな温厚で、思慮深い。この人たち、ほぼ全員血族かと思うと、ものすごい小さな世界の話のような気もしないでもないですが‥。 とても読み応えがあったのと、平安時代を知ることができてので、読んでよかった。
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NHKの大河ドラマの少し後のお話だった。道長の娘である藤原彰子の事はぜんぜん知らなかったので、平安時代の貴族の暮らしや政治の進め方、天皇との関係などと合わせて興味深く読んだ。権力争いに巻き込まれる彰子ら貴族の娘達。 彰子は、わずか12歳で一条天皇に嫁ぐが、既に子を成している定子がいるのになぜ自分がここにいるのかと悩み、孤立無援の状態が2年ほど続く。政治の事はほとんど知らずに嫁いだため、周りで何が起きているのか把握できず、漢詩もわからないため、男たちの話している内容がわからない。彰子は誰に聞いたらいろいろな疑問が解けるのか考える。そして父の姉で、一条天皇の母である詮子ならば、と思い当たる。 彰子が紫式部に漢詩を教えてもらうようになった時の二人の会話がよかった。ぼんやりを装っていた紫式部の本性を引き出す彰子。どうして漢詩を学びたいのか、本心でぶつかる事の大切さがよくわかる場面。 それにしても、病や火事、怨みにより次々と人が亡くなる。平安時代に長生きの人もいるけれど、あっさり急死する人も多かったと感じた。 淡々と大変なことを成し遂げて行く彰子の生涯、悔いなしだったろうと思う。怨まないよう怨まれないよう、すごい気を使う人だった。 大河ドラマは彰子が主役の方が良かったのでは (´∀`)
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淡々と話は進むのに主人公の心の動きがわかりやすく、楽しめた。心の動きというか、心に積み重なっていく想いを読むことが出来た感じ。 この時代のお話はだれの視点で進むかで全く違う物語になりそうで面白い。 ただ、大河ドラマ真っ最中に読んだので、最初から最後まで実資が某お笑い芸人で再生され...
淡々と話は進むのに主人公の心の動きがわかりやすく、楽しめた。心の動きというか、心に積み重なっていく想いを読むことが出来た感じ。 この時代のお話はだれの視点で進むかで全く違う物語になりそうで面白い。 ただ、大河ドラマ真っ最中に読んだので、最初から最後まで実資が某お笑い芸人で再生されてしまって、笑うとこじゃないのに意味もなく笑えてしまった。破壊力すごい。
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450ページ近い長編だが、とても面白く読めました。今年の大河ドラマと重なる題材で、エピローグ的な感覚で興味深かったです。親子、叔父叔母、従兄弟、従姉妹、兄弟姉妹、登場人物が錯綜して、家系図なくして理解不能。はじめはなんとなく間延びした展開が途中主人公の藤原彰子が国母となる事を決意...
450ページ近い長編だが、とても面白く読めました。今年の大河ドラマと重なる題材で、エピローグ的な感覚で興味深かったです。親子、叔父叔母、従兄弟、従姉妹、兄弟姉妹、登場人物が錯綜して、家系図なくして理解不能。はじめはなんとなく間延びした展開が途中主人公の藤原彰子が国母となる事を決意してからの話の流れが面白く、あとは一気に読みました。平安時代の貴族の複雑な絡みがなかなかスリリングでした。彰子の入内から亡くなるまでの心の成長に感じ入って読み進めました。
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藤原道長の娘であり、今年の大河ドラマの主人公・紫式部が仕えた主人、藤原彰子が主人公の本作。 入内してから亡くなるまで約80年間の人生を描いた、まるで伝記のような小説。ボリューム感満載だけど、ページをめくる手が止まらない。 入内してしばらくまではつまらないかなと正直思っていたけれど、おばの藤原詮子から一族間の恨み辛みを聞かされてから一気に面白くなった。 一条天皇の力になりたいからと紫式部から漢文を習い、一条天皇亡き後は国母として、宮中になるべく怨みが生まれぬよう多方面に渡り気を配る姿は、現代のビジネスマンにとって十分示唆に富むものだと思った。 歴史の授業でもっと彰子のことを取り上げてもいいくらいなのに…ボリュームがあるので読み終えるまでなかなか時間はかかったが、また何度でも読み返したい1冊。ここ数年読んだ本の中でトップ3に入るくらい好きな作品。
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