かぞえきれない星の、その次の星 の商品レビュー
一番好きな話は『かえる神社の年越し』。 この話ももちろん「さみしさ」がテーマなのだが、かえるとウソとの会話が軽妙な分、全体的に明るい。全部が全部この調子だとお腹いっぱいになりそうだけど、この1話だけだから余計に好きなのかも。
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「こいのぼりのナイショの仕事」 夜中に向かう先は。 現実世界での状況を知っていて行っているのならば、本当に夢を届ける大切な役割であるだろうな。 「ともしび」 迎え入れる村では。 自分たちが生きていくうえで問題がないのであれば、追い出されたものを受け入れるのは優しいな。 「天の...
「こいのぼりのナイショの仕事」 夜中に向かう先は。 現実世界での状況を知っていて行っているのならば、本当に夢を届ける大切な役割であるだろうな。 「ともしび」 迎え入れる村では。 自分たちが生きていくうえで問題がないのであれば、追い出されたものを受け入れるのは優しいな。 「天の川の両岸」 マスクマンたちは。 幼い子どもからしてみれば、今までになかったことが習慣づけられるのは窮屈でしんどいことだろ。 「送り火のあとで」 今年で最後の帰宅。 家庭事情が変わってしまったのだから仕方のないことだとはいえ、簡単にさよならは言えないだろ。 「コスモス」 文化は違うけれど。 母国では問題のないことだったとしても、今いるのは日本なのだから変わっていかなきゃダメだろ。 「原っぱに汽車が停まる夜」 最後まで言わない。 各々理由があって来た場所とはいえ、いつか行くべきところへ連れていく側も苦しい選択だろうな。 「かえる神社の年越し」 ひっくり返る時に。 誰だって叶わないとわかっていても、辛い現実を打破するきっかけにでもと願いを書くのだろうな。 「花一輪」 鬼退治に必要な事。 どれだけ信じたいと思っていたとしても、本性など現れてみなければ分からないのだから難しいな。 「ウメさんの初恋」 擦り切れても大切。 一眼見た時から想うことがあったからこそ、関係のない時にも会いたくなってしまったのだらろう。 「こいのぼりのサイショの仕事」 自分たちで考えて。 こんな時代に好き好んで産まれてきたいと想えなくても、誕生を待っていると言われたら嬉しいな。 「かぞえきれない星の、その次の星」 まだ間に合うから。 一文字違うだけで話の内容は大きく変わって、手を伸ばした先に無事でいるのなら頑張るべきだろう。
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今の世の中のさまざまな問題をギュと詰め込んだ一冊。コロナを背景にして現実あり、ファンタジーあり。「送り火のあとで」は泣けた。
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コロナがあちこちで騒がれた時期に連載されていたものを再編集した短編集。 いずれも子供でも読めるような童話のような不思議な世界観。全体的に物悲しさが漂う話が多かった。正直言うとお伽話のような話がいくつかあり、リアリティに乏しく、僕にはスーッと入ってこなかったかなあ。ファンタジーが好...
コロナがあちこちで騒がれた時期に連載されていたものを再編集した短編集。 いずれも子供でも読めるような童話のような不思議な世界観。全体的に物悲しさが漂う話が多かった。正直言うとお伽話のような話がいくつかあり、リアリティに乏しく、僕にはスーッと入ってこなかったかなあ。ファンタジーが好きな人なら面白いのかもしれない。 ただ小中学生の心情を書かせたらやはりすごいな、シゲマツ。 再婚した父親の新しく母となった女性との日々を女の子の目線で描いた『送り火のあとで』。 ブラジルと日本のハーフの女の子の心情を描いた『コスモス』。 コウキとシュウヘイ、2人の中1の男の子のやり取りから『いじめる』と『いじる』との微妙なニュアンスの違いを描いた表題作。 中高生の夏休みの読書感想文にはちょうど良いかもしれない。
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コロナ禍の小説やエッセイが多々生まれた。すでに過去でありながら、どんよりとした、いや、ピリピリとした空気を思い出すのでこれから先読み継がれるかというと難しいかも。 でも多くの作家が文章に残した。 それはやはりなかったこと、にはできない出来事だからだろう。 「かえる神社の年越し」で...
コロナ禍の小説やエッセイが多々生まれた。すでに過去でありながら、どんよりとした、いや、ピリピリとした空気を思い出すのでこれから先読み継がれるかというと難しいかも。 でも多くの作家が文章に残した。 それはやはりなかったこと、にはできない出来事だからだろう。 「かえる神社の年越し」でかえるたちがひっくりかえってもなかったことにはならない、、とりあえず終息したけど、人類の未来にまた何かの禍があるかも知れず、とにかくまずは自分を含めた家族の健康を願う新年だった。
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この本を読んでコロナ禍を思い出しました。今、2024年を終わろうとしています。いまは誰がマスクしていてだれがマスクをしていないとかは関係なくなってきましたね。でも、2021年、コロナが流行した時は学校はリモートになり外出を控えていました。そんな時代に光る11この短編集です。 ...
この本を読んでコロナ禍を思い出しました。今、2024年を終わろうとしています。いまは誰がマスクしていてだれがマスクをしていないとかは関係なくなってきましたね。でも、2021年、コロナが流行した時は学校はリモートになり外出を控えていました。そんな時代に光る11この短編集です。 特に好きな話はコスモスです。コスモスはブラジル人の母と暮らす、ミックスルーツのリナの話です。リナは日本人です。しかし、日本人とは少し違うと差別的に扱われるのです。もちろんみんなに悪気は無いのですがリナは、どこか傷ついています。そんなリナの日常がリナ目線で語られています。やっぱり少し違うと特別に見えてしまいます。でも、相手の気持ちになってみて嫌だと感じそうだったら言わないのが一番かなと思います。みんなが幸せになれるような世界になれればなと、思います。
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暫くぶりで重松氏の本を読むも、何か今までの感覚とは違う…物足りなさのようなものを感じてしまった。感染症の世の中の様子、いじめ、育児など淡々とながれる日常を描いているのだが、今一つ読み手の私に触れてこなかったのだ。私自身の感性の問題であるのだが…。またいつか読み返してみようと思う...
暫くぶりで重松氏の本を読むも、何か今までの感覚とは違う…物足りなさのようなものを感じてしまった。感染症の世の中の様子、いじめ、育児など淡々とながれる日常を描いているのだが、今一つ読み手の私に触れてこなかったのだ。私自身の感性の問題であるのだが…。またいつか読み返してみようと思う。 しかしながら、『花一輪』は他の編とは少し違った話で、鬼退治の桃太郎の話である。一文に 『鬼の本性を露わにしなかった者は誰一人としていなかった。きびだんごとは、もともと「きみだんご」だったのが転じた名前だった。きみー鬼見。人間がふだんは隠している鬼の本性を見せる菓子、それがきびだんごなのである。』と。また、 『自分の中に鬼がいることすら気づいていない人は、たくさんいるのだ。』とも。 私もこの「きびだんご」を食べた時、自分では気づいていないどんな鬼の本性が現れるだろうか。怖くも自分の鬼の部分を知りたいとも思いました。
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久しぶりにまた読みました。 私は淡い感じが好きなので、どの短編も自分の好みでした。 誰かと向き合っているとき、自分の弱さとも向き合えやすいのかなと思いました。
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コロナ禍のとても窮屈な事だったり、いじめだったり、自分はどうかなと思い直したり、いろいろな人の心を描いた話が多かったけどいまいち入り込めませんでした。
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コロナ禍、イジメ、育児放棄など等が取り巻く現在に重松節を無理にあわせた感が否めない。 自分達の時代を書けばイイ、読み手はわかるはず、その時代から今の生き方を読み取るはず。ウケ狙いはやめてほしい。
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