たそがれ大食堂 の商品レビュー

坂井希久子(著者)

2022/04/11

老舗百貨店の最上階にある大食堂。そういえば子供の頃家族で買い物に行ったとき連れて行って貰ったなぁとその時のお子様ランチに付いてた旗を持って帰ったっけ…今はもうなくなってしまって寂しい。 潰す為に投入された智子と主人公と。個性バラバラの面々が面白おかしく頑張っている姿が微笑ましい。 最後は過去、自分を落とした出来事が救いの神となるのも空くような気持ちになった。 受付嬢と3人いい女友達も出来て、痛快だった。最後の「智子さん」の呼びかけも嬉しい。 食堂だけじゃなく、作品自体昭和の良きものを伝えてる。

2022/04/10

個性的な登場人物と、いい意味で分かりやすい展開であっという間に読み終える。食堂で働くパートさんの表情まで見えるよう。読む者を客としてもてなすというより、食堂の一員として迎え入れてくれるような作品。

2022/04/06

寂れたデパートの食堂の再生。
バラバラだったスタッフ達がまとまっていって大逆転ってありがちな内容だったけど、スカッとする一冊。
お子様ランチ懐かしい。こんなスペシャルなお子様ランチなら食べてみたいな〜。

2022/03/22

楽しかった♪
面白かったというより楽しかった♪というイメージです。（個人的感想です）
と、共に懐かし〜い(^^)
ありましたよね、百貨店の上の方の階に大食堂！
当たり前にありました！
小さな子供連れでも気兼ねなく入れて、和・洋・麺類・デザートと種類も豊富だからベビーカー押しながらお爺ちゃんお婆ちゃんが一緒でも食べるものに困らない広い食堂。
当時は随分とお世話になりとても助かったぁと記憶しています。
いつから見かけなくなったかなぁ〜百貨店の大食堂…
そう思うとなんだか寂しい気がしてきます。
ファミリー層を取り込めなくなって食堂どころか百貨店自体が閉店していく時代ですものね。

奮起して欲しいものです！百貨店も大食堂も！
大食堂からファミリー層を取り戻せ！
こんな展開実際にあっても良いと思います。

2024/06/10

一気に完読。面白かった。

失敗により大食堂に左遷された美由紀、癖の強い面々、どうなることやらと心配して読んでいたが、気持ちをぶつけながらも、お互い理解しあったり、技術に尊敬したりと大食堂をよくしようと一丸となってくるのが良かった！私もこういう職場で働きたい！

お子様セット、とても美味しそう‼️

2022/03/07

ほんわかお仕事ランチ小説。定番な展開だが、味変には良いか。作者初読と思ったが、ほろよいで読んでいた。すでに記憶なしなので、時代物を試してみるか。

2022/03/07

　川口の「そごう」が閉店したのは百貨店衰退の象徴のような気がします。大宮はまだ東口に高島屋、西口にそごうが居座っています。以前は、東口に第1デパートや長崎屋がありました。坂井希久子「たそがれ大食堂」、2021.9発行。舞台は蔵の町のマルヨシ百貨店、最上階の食堂です。（川越の丸広百貨店がモデルと思います）再生に向けて、マネージャー瀬戸美由紀38歳、料理長前場智子43歳、副料理長中園敦34歳などの懸命な努力が続けられます。リニューアルされるのは、オムライス、プリンとクリームソーダ、エビフライ、ナポリタン、そして、総仕上げがお子様ランチです(^-^)

2022/03/10

テンポのよい物語。
読みながら、結末はわかっているけれど、読んでいて安心するし、ホッとする。
デパートの食堂、もう数十年行ってないな。
この本を読んで、子どもの頃、母と行ったデパートの食堂を思い出した。子どもの頃はすごく特別だった食堂。行くだけで嬉しかったな。
そんな、懐かしい気持ちも思い出されて、心がほんわかした。

2022/02/27

読み終わってスカッとする作品
トリック無くストレートな作品。希少かも。
人と人はぶつかっても本音が良い。

2022/02/25

昨年、食べ物小説のおもしろさに目覚め、そこそこ面白いだろうと期待控えめに読んだのですが…嬉しい誤算！
こちら、ラストの一行まで面白かった。

食べ物はどこか懐かしくて美味しそうだし、ストーリーも面白くてスカッと笑顔になれる。
読み始めてすぐ物語に入り込みました。
個性的な登場人物たちも魅力的。
どこか距離があったみんなが少しづつ仲間意識をもって、頑張る姿がいい。

美味しそうなメニュー、時代の流れ、女性が働くこと…。人間味が溢れてて、いろんなことを感じさせてくれて面白かったです♪
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デパートの屋上遊園地とか懐かしい。
小さい頃、親に連れられて行った記憶がよみがえりました。
読書はいつも忘れていた記憶を呼び覚ます。