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更年期障害だと思ってたら重病だった話 の商品レビュー

3.9

19件のお客様レビュー

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2024/12/14

まさにまさにそんなお年頃。育った環境がそうだった。我慢するワガママいわない事がえらい事、誇らしいこと。滅私奉公が美徳。特にオンナは。作中ちらほら出てくる幼少期の記憶が私の記憶にリンクして頑張り屋さんだった自分に泣きそうになる。

Posted byブクログ

2024/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

花房観音シニカケ日記、を同じ日に読んだが、書いていることが同じすぎて驚く。お二人とも心不全手帳を持っている、と。そういう手帳があるのか。 読みやすい文章なので、どんどん進む。翻訳家であっても双子の子の母親業から離れられないところは、親近感を覚える。 きつい手術を乗り越え今は元気で、自分のための人生を送っている、これも同じことをお二人とも書いてる。 『苦しいって言ったって誰も助けてくれなかったのに』リハビリで知り合った女性の言葉が残る。 読んでよかった。

Posted byブクログ

2024/09/21

とてもとてもよかった。 村井さんの文章は面白いし伝わる。 いろんな痛みを知っている人の言葉だなと思った。 それだけに淡々と痛みが伝わった。 心臓とかすごい臓器では無いけれど、つい最近入院手術をしたので、わかるわかるのオンパレードで、思い返しのできた今読めてよかった本だった。 ...

とてもとてもよかった。 村井さんの文章は面白いし伝わる。 いろんな痛みを知っている人の言葉だなと思った。 それだけに淡々と痛みが伝わった。 心臓とかすごい臓器では無いけれど、つい最近入院手術をしたので、わかるわかるのオンパレードで、思い返しのできた今読めてよかった本だった。 入院にたどり着くまでのことも、手術台にたどり着くまでも、術後の心境の変化も、全部わかるわかるだった。 そうそう、主治医の声って優しい。 本当に優しいんだよ。 これからどうなるんだって不安だから、その優しい声に沁みる。 私も調べまくるたちなので村井さんが調べまくっていたのもとても共感。 一人で入退院しないでパートナーとかに頼ればいいのにと思いつつ、一人で行きたい、やり切りたいという気持ちも確かに分かる。 自分の身に起きたことだから、自分の身でやり切りたいというか、全部を刻んでいくしかないというか。 先生が次々に来る感じとか、あっさり手術日が決まる感じとか、 広い手術室、自分でなんかステップ台みたいなのを登ってけっこう狭い台に横たわる感じ。 たった5日の入院ですら財布が重く感じたし、500mlペットボトルはもちろん重かった。 あれよあれよという間に先生が来ては去り来ては去り、お礼を言う暇すらない。 ほんとそんな感じ。 体に管があるっていう違和感もわかるし、抜管は本当にスッキリする。やったー自由だ、一歩大きく、一歩正常に近づいた!という喜び。 退院後ぺったんこになったお腹にこれこれーと思ったり。 そうそうこれこれーこんなだったよって。 部位は違えど本当にいろいろ共感。 悪性かもしれないって時は、まだまだ子供の成長を見守りたいと思っていたのに、全部無事に終わったら、さあ自分の人生これからどうするよ、と思う感じとか、 村井さんの比には到底及ばないけれどとてもわかる本だった。 つくづく医師はすごい。主治医はすごい。そしてもちろん村井さんもすごい。 村井さんの他の本も読んでみよう。

Posted byブクログ

2024/05/24

村井理子さんの闘病記エッセイ「更年期障害だと思ってたら重病だった話」読了。 トーマス・トウェイツの著書「ゼロからトースターを作ってみた結果」と「人間をお休みしてヤギになってみた結果」を読んで、その翻訳の読みやすさとユーモア溢れる文体のファンになってしまったので、翻訳者である村井...

村井理子さんの闘病記エッセイ「更年期障害だと思ってたら重病だった話」読了。 トーマス・トウェイツの著書「ゼロからトースターを作ってみた結果」と「人間をお休みしてヤギになってみた結果」を読んで、その翻訳の読みやすさとユーモア溢れる文体のファンになってしまったので、翻訳者である村井理子さんの著書を読んでみようと検索して、読んでみたのが、これでした。 体調の悪さを、更年期障害だから仕方がないと生活していた著者が、ある日突然、犬の散歩の途中に苦しくなって動けなくなった。足もむくんでいる。これは大変なことになっているかも、と病院に行ってみたら、「心臓病」と診断されて、大きな大学病院で開胸手術の結果、元気になった、という闘病記。 病気の話、病院での話、そして生死について。 読みやすい文章で、甘すぎず、硬すぎず、そしてとても勉強になるエッセイでした。 仕事も、家族も、家事も大切だけれど、自分を大切にしなくちゃいけないよ、というアドバイスも、とってもありがたい。 村井理子さんは琵琶湖の近くに住んでいるとのこと。この、表紙の湖は、琵琶湖なんですね。琵琶湖のオフィーリア? 本の中にちょこちょこ配置されているイラストも可愛くて、闘病記なのに、なんだかふんわりした気持ちにさせてくれました。 手術を終えた後に、お兄さんの死を経験されているとのこと。あ、それは「兄の終い」というエッセイに書かれているんだろうな。うん、次はそれを読もう。 村井理子さんの文章は好きだ。

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2024/04/07

壮絶なエッセイばかりの村井さんの本の中でもかなり強烈なエッセイだった。自分を後回しにしてきたツケというのが止まりかけになった心臓なんて。様々な検査や開胸手術の話は読んでるこちらが苦しくなりそうだが、2回も心臓手術を乗り越えて生還した話はなかなか爽快でもあった。村井さんの強さはすご...

壮絶なエッセイばかりの村井さんの本の中でもかなり強烈なエッセイだった。自分を後回しにしてきたツケというのが止まりかけになった心臓なんて。様々な検査や開胸手術の話は読んでるこちらが苦しくなりそうだが、2回も心臓手術を乗り越えて生還した話はなかなか爽快でもあった。村井さんの強さはすごい。

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2023/08/30

壮絶な闘病記! のはずなのに、 ユーモアもあり、毒もあり、 グイグイと引き込まれて一気に読了。 そして、読後は、あぁ自分を大切にしよう。 自分を大切にする、ということの意味を 改めて考えさせられた。 著者の心の温かさ、そして、 大変な状況の中で、 一人でやってみよう、と それ...

壮絶な闘病記! のはずなのに、 ユーモアもあり、毒もあり、 グイグイと引き込まれて一気に読了。 そして、読後は、あぁ自分を大切にしよう。 自分を大切にする、ということの意味を 改めて考えさせられた。 著者の心の温かさ、そして、 大変な状況の中で、 一人でやってみよう、と それができたら最強になれる! と思って、一人入院し、退院する。 その強さに驚き、感動し、 とても学ばさせられた。 さすが理子さん! 著者の作品は、どれも強く生きるための力をもらえる。

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2023/06/13

私も長期入院した時に「帰りたくなくなる病」にかかりました。 読んでいて頷くことが多かったな。 もっと健康を大事にしなきゃ。 そして一番に自分を大切に。

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2024/08/04

「私が一番大事にし、ケアしなければならないのは自分自身だったというのに、それを怠っていたのだ」 「心臓手術を経験してからの私は、何に関しても、まずは自分のことを優先させる練習を重ねた」 「自分を優先させて、体を休めることは悪いことではない。その点を自分自身に叩き込むのには、し...

「私が一番大事にし、ケアしなければならないのは自分自身だったというのに、それを怠っていたのだ」 「心臓手術を経験してからの私は、何に関しても、まずは自分のことを優先させる練習を重ねた」 「自分を優先させて、体を休めることは悪いことではない。その点を自分自身に叩き込むのには、しばらく時間がかかった」 女性は他者優先、家族優先になり自分を大事にすることは後回しになるからなぁと首がもげるほど頷く。 筆者にすっかりハマり、4作目。 ハードな入院生活なのに客観的な描写で読みやすく、 今回もすらすらと読み終わった。  村井理子氏の本、次は何を読もうかな。

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2023/03/13

肌のくすみもまぶたの厚さも身体が重いのも全て年齢のせいだと思っていた。 あぁ、更年期障害だろうな…が、実は心臓の病だった話。 突然倒れて緊急入院からの怒涛の検査が始まり、開胸手術を受けリハビリから退院まで。 著者自身が明るい性格だからか気持ちが暗くならずにスラスラと読める。 と...

肌のくすみもまぶたの厚さも身体が重いのも全て年齢のせいだと思っていた。 あぁ、更年期障害だろうな…が、実は心臓の病だった話。 突然倒れて緊急入院からの怒涛の検査が始まり、開胸手術を受けリハビリから退院まで。 著者自身が明るい性格だからか気持ちが暗くならずにスラスラと読める。 とても大変だったにも関わらず、鮮明に記憶していることも凄いと思った。 「バッチリっす!痛みを我慢する必要ないです」とやけに明るく軽い主治医のことばに思わずニヤリとなった。 今は元気かもしれないが、ちょっとでも体調に不安があるときは、無理をせずにゆっくり休み気になればすぐに病院に行くことだと改めて気づかせてくれた。

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2023/02/17

47歳で心臓弁膜症の診断を下された著者の闘病記。 年齢的にも、体調不良は全て更年期から来ているものだと思っていた村井さん。 異変を感じ病院に駆けつけ、そこからは怒涛の展開へ。 想像するだけで痛そうな検査の数々、大学病院への転院、新たな検査、手術、リハビリ。 私も100日に及ぶ...

47歳で心臓弁膜症の診断を下された著者の闘病記。 年齢的にも、体調不良は全て更年期から来ているものだと思っていた村井さん。 異変を感じ病院に駆けつけ、そこからは怒涛の展開へ。 想像するだけで痛そうな検査の数々、大学病院への転院、新たな検査、手術、リハビリ。 私も100日に及ぶ入院や手術の経験があるけれど、比にならないくらいハードな闘病記だ。 めげて心が折れそうな場面でも村井さんは逞しい。 自らを諦めが早く楽天家とおっしゃる彼女だが手術直前の潔さと逞しさには尊敬の念を覚える。 信頼出来る主治医との出逢いも大切だと感じた。

Posted byブクログ