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medium[メディウム] の商品レビュー

4.1

651件のお客様レビュー

  1. 5つ

    267

  2. 4つ

    232

  3. 3つ

    100

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    11

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このやり方は・・・。

2022年11月読了。 TVドラマが始まる前に入手していたのだが、何だかんだで積ん読していて、ネットニュース等で「信じられないどんでん返し」等の字句を見て、それなら「早く原作読まないと、碌にドラマも観られないな」と急いで読んだ。 感想としては、「○○が犯人」のパターン...

2022年11月読了。 TVドラマが始まる前に入手していたのだが、何だかんだで積ん読していて、ネットニュース等で「信じられないどんでん返し」等の字句を見て、それなら「早く原作読まないと、碌にドラマも観られないな」と急いで読んだ。 感想としては、「○○が犯人」のパターンはそれ程世に珍しくは無いのだが、主人公が「全く○○の○力を持っていない」と云う点が、今までに無かったタイプなのかなと感じた。 ただ、この手法を使ってしまうと、その後のシリーズは最初の「神秘性」を全放棄することに成るので、主人公の魅力が半減してしまうのでは?と云う気持ちも残った。 正直言って、ラストのタネ明かし部分では、突然饒舌に細かい推理過程を延々と喋り出す主人公に気持ちが引いてしまって、むしろ小馬鹿にされた「犯人」の方を気の毒に感じてしまったぐらいww。 「有るようで無かったスタイル」なのかもしれないが、今後も続けていく(もう続編書いてるもんね)上で、まったくテイストの異なるミステリーに変わってしまうのだと思うと、ちょっと残念にも感じた。 そういう訳でミステリの評価としては、個別の事件の筋立ては中々良かったが、最後の「どんでん返し」が犯人同様ドン引きで、主人公にフラれてしまった気分に成ってしまったので、ややマイナスw。 正直言って、それ程数々の賞を取得出来る程、ミステリとしてのロジックの完成度を感じられなかったのは非常に残念。 「2段重ね」を絶賛している方々が多いが、日本の本格推理の歴史にはもっとスゴい「重ねオチ」の名作が有るので、そういう作品も当たってみてほしい。 但し、著者の実力は有ると思うので、正々堂々と真っ正面からぶつかってくる様な「本格推理」を望みたい。

左衛門佐

2025/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初はまた今流行りのラノベ推理小説か、、、と思って読むのをやめようと思ったが、とりあえず最後まで読んでみたらなるほどそう来たかという展開でした。 城塚の正体を知ってしまった今続編を読むべきか迷うのですが、気になるので読んでみたいなと思います。 以下ネタバレ含みます。 ストーリーも面白かったですが、最後の方に出てくる城塚の、日常の謎についてのある台詞が非常に心に残りました。 「何にも不思議がらず、探偵が重要な手がかりを教えてくれるのを口を開けて待つばかりで、どんどん大切なことを読み飛ばしてしまう。」 →まさしく自分が日常の謎を取り上げているミステリ小説が盛り上がりにかけて面白くないと思っている人間だったので、ハッとしました。 そして、散りばめられている伏線や何気ない描写を普通に読み飛ばしているのが自分なので痛いところをつかれた気分でした。 「私たちの日常に、探偵はいない。 私たちは自分たちの日常の中で、何を考えるべきなのか、何を不思議がるべきなのか、自分自身の目で見定めなくてはならない。」 →これは謎と呼べるようなものだけに限った話ではないんだろうなと思いました。 自分はミステリ小説が好きでよく読みますが、たまには探偵の出してくれるヒントに頼らず、細かい描写にも着目しながら自分で解いて見せると意気込んで能動的に読んでみることにチャレンジしてみようかなという気になりました。(とても疲れるけれど) そしてミステリ小説に限らず、子どものようにもっと色々なことに純粋に不思議がる感性を取り戻したいなと思いました。

Posted byブクログ

2025/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。ミステリ小説にハマるきっかけとなった本。 最初読んだときは「そんなにすごい本なのかな?」と疑いながら読み進めた記憶がある。半分ほど読んでも楽しさがわからないまま。それが後半で一気に返された。まさにどんでん返し。読み終わって「すごい」と興奮したことを今でも覚えている。 今回は再読なので後半のネタバラシが楽しみでうずうずしながら読んだ。

Posted byブクログ

2025/01/05

読み進めていくほど、翡翠ちゃんが可愛らしい。 そして、結末を迎えると、読んでない人にネタバレしちゃいけないことを納得させられます。

Posted byブクログ

2025/01/05

色々と話題になっていたので期待値が上がりすぎたのか…そこまで驚きはなかった。 薄々気付いてしまうし、なんだかな…あまり好きなタイプではなかった。

Posted byブクログ

2024/12/29

まじで傑作。 ミステリー又は小説に興味がない人も是非読んで欲しい。 圧倒的どんでん返し。 作者が天才すぎて自分の無能ぶりが恥ずかしくなるほどに。 霊媒探偵:城塚は不思議な力を持っている。 初めて見た人の職業を当てたり、その人が隠し事をしていることなど見抜いてしまう。 どうやら本...

まじで傑作。 ミステリー又は小説に興味がない人も是非読んで欲しい。 圧倒的どんでん返し。 作者が天才すぎて自分の無能ぶりが恥ずかしくなるほどに。 霊媒探偵:城塚は不思議な力を持っている。 初めて見た人の職業を当てたり、その人が隠し事をしていることなど見抜いてしまう。 どうやら本物の霊媒師のようだ。 あれやこれやあり、ある物書き:香月が城塚と様々な事件の捜査をすることになる。 霊媒師と言うこともあり、殺された人の魂を降ろせば一件落着。とはいかず、城塚の力もまた不安定なものだ。 時には事件現場の棚目線になったり、時には何にも役に立たず苦戦したりと。そんな城塚と香月が謎を解いて事件を解決する。 物語は、一話完結と読みやすい。 が、同時進行で陰では大きな事件が起きていた。 そして、ラストで全てが覆る。 「全てが伏線」こんな強気な売り言葉を見事に再現した。 果たして城塚とは何者なのか?何が起きるのか? 是非騙されてみて欲しい。

Posted byブクログ

2024/12/28

 死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す2人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。、  「すべてが伏線」と大体的に謳われている本作品。私は多少違和感は持っていたが最後読むまで全くどこが伏線なのか気付かなかった。ただ、結末知...

 死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す2人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。、  「すべてが伏線」と大体的に謳われている本作品。私は多少違和感は持っていたが最後読むまで全くどこが伏線なのか気付かなかった。ただ、結末知ったうえでところどころ戻って読むとしっかりありまだまだ読みが甘いな、と感じた。  城塚翡翠と犯人のやりとりは見事なものだった。推理小説が結構好きで読むことが多いがこの作品ほど駆け引きが上手いと感じたのは初めてだった。ページ数が多くあまり読書をしない人からすると嫌な感じがすると思うが、様々な賞を取り、ドラマ化もされているので読んで損することはない。むしろこれを機に読書にハマるのでは?

Posted byブクログ

2025/01/13

何という結末!全てが伏線回収、と言う言葉に嘘はありませんでした。連続殺人事件を追う2人が色々な事件を解決していき、最終的に連続殺人犯を捕まえる。 しかしながら、その展開には騙されました。 とても面白い物語。一度皆様に、読んで頂きたいと思える素晴らしい本でした。

Posted byブクログ

2024/12/15

ラノベノリの言動の主人公とヒロインがキッツイなーでも最後まで読めば誰もが感嘆って言うし… と、頑張って小分けに読んだ本作。 最終章でなるほど考えなかったオチにはなった。過剰なまでのラノベノリ、それが必要だった理由もわかった。 それでも、なんていうかドジっ子美少女から別の闇タイプの...

ラノベノリの言動の主人公とヒロインがキッツイなーでも最後まで読めば誰もが感嘆って言うし… と、頑張って小分けに読んだ本作。 最終章でなるほど考えなかったオチにはなった。過剰なまでのラノベノリ、それが必要だった理由もわかった。 それでも、なんていうかドジっ子美少女から別の闇タイプのラノベの人物に変わっただけで、相変わらずセリフ回しが恥ずかしいったら。ぞわぞわした。 設定ありきの誘導推理もあって、ごめんなさいだけど自分には全然合わなかった。

Posted byブクログ

2024/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

騙されました。 割と序盤から犯人の目星はつき、高みの見物を決め込んでいましたが、翡翠さんにまんまとやられました。

Posted byブクログ