30センチの冒険 の商品レビュー
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うーん、設定は心躍る児童文学みたいに魅力的なのに、どうしても読み続けられなかった。 主人公ユーリが不思議な世界に迷い込んだ時、元の世界に戻りたい、という強い欲求があまり感じられず退屈してしまう。誰かとの大事な約束があるはず、ということはふんわりと匂わせてあるのだが、肝心のことは「はっきり思い出せない」と片付けてしまっているので…。 異世界での日常が、淡々と描写されていくのがつらかった。 残念。
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最初こそ展開についていけず、読み進めていましたが、中盤以降はどうなるのかが先行して読むスピードが上がりました。 普通に歩くことのできない場所、さらに外から脅威も来る殺伐とした世界で暮らす人たち。 マカが戻っても、まだまだ世界は完全ではないし、統治者が戻ってくる可能性も低い。それでも諦めなければ平和に暮らせる日々が訪れるかもと希望を捨てない施政官たちを応援したくなります。
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連載ではなく単行本として出版された本のはず…なんというかどのような読者を想定して書いたのだろうか? 三崎亜紀ファンでこれまでの作品を読んできたのであれば、出てくる要素と過去作とのリンクを少し楽しめると思うのだが、内容はヤングアダルト向けのファンタジーっぽい印象(昔NHKの夕方放...
連載ではなく単行本として出版された本のはず…なんというかどのような読者を想定して書いたのだろうか? 三崎亜紀ファンでこれまでの作品を読んできたのであれば、出てくる要素と過去作とのリンクを少し楽しめると思うのだが、内容はヤングアダルト向けのファンタジーっぽい印象(昔NHKの夕方放送されてた少年少女を主人公にしたドラマのような雰囲気)なので読んでいて「自分は読者層の話なのか?」と考えてしまった。 また、三崎作品初の人にとっては「地味なファンタジー」として見えるような気がする。 「日常から少しずれた世界」よりも濃くファンタジー要素に近づく作品は「失われた町」などにもあったけれど、では"何を伝えたいのか"がいまいちよくわからなかった。 後半になるにつれて、地味さの原因でもあるのだが現実では「見えないもの」をモチーフとして扱っているように読めてくる。 「童話」として捉えると(上記で感じてた違和感なども払拭して)すごくしっくりくる。 巻き込まれた主人公が、翻弄されつつ目的に向かっていく。その途中で登場人物の思惑が見え隠れするのだが、それも少しぎごちなく臭わせる。 なんか下手なのかなんなのか、登場人物に対して「いや、それ後々こうでしたとか言い出す何か言葉を今飲み込んだでしょ?」とツッコみたくなるセリフや場面が多かった。
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再読。馴染みのある三崎ワールドのワードが全体に意味をもって散りばめられており、1冊の本の奥に他の複数の物語が潜んでいると感じたがっている自分がいた。他の本をひっくり返して相関図をつくってみたいものだが、それも無粋だし、面倒だ。読書中ずっと、三崎さんの本をすべて読んだうえでこの本を味わえてよかったなあと幸せな気分に満ち満ちた。
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現代に特殊な要素を加えて再構築する三崎ワールドが、今回は童話的絵本的イメージで軽く薄くなっている。一応はファンタジーになるのかな?登場人物もみんな単純で面白味がない。ラストのオチは・・むしろしらける内容。手法を変えて新鮮味を出そうとしたのかな?それなら失敗の部類。全体の流れで矛盾...
現代に特殊な要素を加えて再構築する三崎ワールドが、今回は童話的絵本的イメージで軽く薄くなっている。一応はファンタジーになるのかな?登場人物もみんな単純で面白味がない。ラストのオチは・・むしろしらける内容。手法を変えて新鮮味を出そうとしたのかな?それなら失敗の部類。全体の流れで矛盾も感じるし・・それでも雰囲気は好きだったかも(笑)
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【バスで迷い込んだのは奇妙な「異世界」だった】突然、男は「大地の秩序」が狂った世界に迷い込み……。奇妙な災害に苦しむ人々を救うため、30センチのものさしを手に立ち上がる!
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