彼と彼女の衝撃の瞬間 の商品レビュー
アナとジャックの彼と彼女の二人の本視点と間にある犯人の視点から語られるサスペンスミステリー。先の展開が全く想像できず、読み進める手が止まらなかった。一人一人殺されていくにつれ犯人はこの人なのかなと予想しながら読んでいたが、見事にどんでん返しされた。一度読み終わったら再読したくなる...
アナとジャックの彼と彼女の二人の本視点と間にある犯人の視点から語られるサスペンスミステリー。先の展開が全く想像できず、読み進める手が止まらなかった。一人一人殺されていくにつれ犯人はこの人なのかなと予想しながら読んでいたが、見事にどんでん返しされた。一度読み終わったら再読したくなるのではないか?2人のどちらの言い分を信用するかを考えながら読んでいくわくわく感も存在し、とても楽しかった。このミスもいい順位まで行くのではないか。
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別の視点が入り込んでいるのかと疑って読んだけれど、シンプルな話だった。男と女では見え方も違うということか。後から読むと犯人視点でちゃんと犯人について明かしてくれてるね。 被害者がなかなかの悪女で、過去のシーンはキツかった。
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犯人は、彼なの?彼女なの?どっち? 読みながら問い、問いながら読んだ。出て来る誰もが犯人なの?嘘なの?隠してるの?と、ずーっと思いながら読んだ。 でも、それぞれが、悪意と、嘘に満ちた過去があって、もう最後は、仕方ない感じ。
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帯には「どんでん返し」の文字 タイトルにも「衝撃」とある。 ある女性殺害事件について追っている 記者のアナと刑事のジャックが、交互に語っていく。 "信頼できない語り手"×2の状態 間に"犯人"視点の語りが入る。 この時点でかなりハードルが...
帯には「どんでん返し」の文字 タイトルにも「衝撃」とある。 ある女性殺害事件について追っている 記者のアナと刑事のジャックが、交互に語っていく。 "信頼できない語り手"×2の状態 間に"犯人"視点の語りが入る。 この時点でかなりハードルが上がると同時に、読んでてとても不穏な空気感が凄い… 小さなことを無視できないし、ちゃんと事実を伝えているのかも疑わしい。 ただ翻弄されるのも楽しみつつ、負けじと途中で紙に相関図を描いて整理し、犯人を予想してみたが見事に外れた…全然違った…面白かったです。 語りのラストが毎回クリフハンガーを仕掛けてくるので、海外ドラマ好きな人にはオススメ。
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最後の数ページに思わず悲鳴をあげた。この意外な犯人、何なの!あり得ない! 「彼女」と「彼」が交互に語る形式で事件のあらまし、お互いの過去が徐々に明かされて行く。捜査の描写は少なくリアリティはないが、登場人物を敢えて記されてない事で迫り来る怖さを感じた。
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彼の名は、ジャック・ハーパー。 彼女の名は、アナ・アンドルーズ。 『彼と彼女の衝撃の瞬間』などというタイトルを見れば、二人が出会って恋してそして――といきそうなものだが、ちがう。 『一目惚れではなかった』 (9頁) では、なんだろう? 『月曜日は昔から好きな曜日だった。 ...
彼の名は、ジャック・ハーパー。 彼女の名は、アナ・アンドルーズ。 『彼と彼女の衝撃の瞬間』などというタイトルを見れば、二人が出会って恋してそして――といきそうなものだが、ちがう。 『一目惚れではなかった』 (9頁) では、なんだろう? 『月曜日は昔から好きな曜日だった。 また一からやり直すチャンスだから。』 (12頁) ジャックと、アナの口から、物語は交互に述べられる。 どちらも孤独で、秘密を抱えた人物だ。 そして、どちらもがある殺人事件に関わっていく。 ジャックも、アナも、それぞれに事情を語ってくれるが、しかし、人は嘘をつく。 意識してか、しないでか、人は嘘をつく。 彼らが述べる彼らの物語は、どこまで本当かわからない。 ただ、時々、今まで話さなかったことがぽろりとこぼれるので、読者は、いちいちそれを拾ってつなぎ合わせていくしかない。 いわゆる「信頼できない語り手」というジャンルである。 語り手は、ジャックと、アナ、さらに、もう一人いる。 『人はわたしの顔を識別するだろう。名前も知っているかもしれない。だがほんとうの姿は知らない。だれひとりとして。』 (10頁) そう、誰かわからない。 男か、女かも、わからない。 おそらく犯人だろうが、ひょっとすると、ジャックかアナかもしれないのだ。 つまりこの1冊は、二人あるいは三人の「信用できない語り手」と、さまざまな登場人物に翻弄される物語なのである。 これが、おわかりだろうが、楽しいのだ。 ぜひ。
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