呪術廻戦(17) の商品レビュー
渋谷事変が終わったあとの重たい空気を引きずりながら始まるこの巻は、物語が次の段階に進む準備を整えつつ、その裏で一つの「区切り」を容赦なく描き切った印象が強い。乙骨が虎杖の側につくことで、一度は敵対していた関係がひっくり返り、ようやく味方としての軸が見えてくる。ただ、それで安心でき...
渋谷事変が終わったあとの重たい空気を引きずりながら始まるこの巻は、物語が次の段階に進む準備を整えつつ、その裏で一つの「区切り」を容赦なく描き切った印象が強い。乙骨が虎杖の側につくことで、一度は敵対していた関係がひっくり返り、ようやく味方としての軸が見えてくる。ただ、それで安心できるわけではなく、伏黒の姉を救うために死滅回游へ向かう流れが決まり、舞台はさらに危険な方向へと進んでいく。ここまではまだ「次の戦いへの助走」という感覚がある。 ただ、この巻の空気を決定づけているのは、やはり真希のパートだと思う。禪院家に戻った彼女が直面する現実は、これまで積み重なってきた歪みの集大成のようなもので、そこで起きる出来事は単なるきっかけというより、長年の抑圧が一気に噴き出した結果に近い。そこからの真希は、これまでの延長線上にいる存在ではなくなっていて、強くなったというより「別の存在になった」という感覚の方がしっくりくる。 禪院家の人間たちを次々と倒していく流れも、読んでいてスカッとするというよりは、むしろ静かで重たい。復讐という言葉だけでは収まらないし、正義とも言い切れない。ただ、ここまでの扱いを見てきた側としては、避けられなかった結末にも思える。この一連の出来事で、禪院家という存在自体がほぼ崩壊し、物語の中で一つの大きな構造が完全に壊れる。 読後に残るのは爽快感ではなく、「もう元には戻らない」というはっきりした断絶の感覚だった。これまでの価値観や組織が一度リセットされて、ここからは新しいルールの中で戦っていくしかない。その意味でこの17巻は、次の戦いの始まりを示す巻であると同時に、過去をきれいに終わらせるための巻でもあったと思う。
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アニメ2期で忘れていた渋谷事変を復習して、マンガ16巻から読み始めた。 夜の閉鎖空間で日常バトルをずっとやっていた渋谷事変編よりも面白いかもしれない。こういう、大きな戦い・章の合間の、新キャラがいっぱい出てきたり政治状況が語られたり色々するパート。 真希真依の双子姉妹関係めちゃくちゃ良い。可哀想だけど…… 何かリスクを犯したり大切なものを失ったりすることで、バランスを取るように力を得る、という呪術の設定は、少年マンガの「覚醒」の作法や、エンタメ一般の定席を作中設定に落とし込んだもの、という気もする。それに基づく双子キャラならではの覚醒展開は、説得的なだけに余計に悲痛でもある。 よくネットで見る「人の心とかないんか?」のコマってこういうコンテキストだったのね。 直哉ってもうこれで退場なのか。 真希さんもなんやかんやでこれ以上の活躍は難しそうだなー…… 死滅廻遊の結界に、北海道が入っていないことは言及されたが沖縄はスルーされているのは気になる。そこで図式された「日本」地図からも微妙にはみ出てるし。
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え〜、乙骨先輩〜(^_^) 天元様、ようやくお姿拝見。 全巻でラスボスの正体も判明したしね。 禪院家、ろくでもないぞ。
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お話難しくて、読むのに1時間かかってしまった、、!でも、まだ深く理解できてないところたくさんあると思うから、また読み返したい! マキ先輩火傷だらけで痛そうだけど、生きててよかった泣 伏黒パパ並みに強くなってて、さらにかっこいいです、、!だけど、マイちゃんお亡くなり?になったの悲しい、、
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•双子は凶兆。真希がフィジカルギフテッドでも真依がいる限り、どんなに訓練してもどっちかが死なない限りずっとハンパ者。全部壊してという真依の遺言。真希は禪院家を皆殺しにする。まだ息のある直哉を真希の母親が包丁でトドメを刺す。母親はそこで初めて産んでよかったと思う。どこまでも強者を歓迎する姿勢。 •夜蛾は楽厳寺に死ぬ寸前で完全自立型の呪骸の製作方法を打ち明かし呪いをかける。
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死滅回遊のルールが複雑で理解しきれない…! 天元様の登場、夜蛾先生の死刑執行←悲しい、禪院家壊滅と盛りだくさんな17巻。真希と直哉の死闘を早くアニメで観たい。
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乙骨が一芝居打っただけで良かった。 悠仁にまだ響かなくても、君は悪くない と言ってくれたことも嬉しい。 伏黒くんが来てくれたこともほっとした。 「俺達のせいだ」と言ってのけるところが恰好良い。 「俺を助けろ」なら今の悠仁にも響くだろう。 真希さんが不憫で仕方ない。 禪院家の人たちの言葉がいちいち不愉快で 心に突き刺さってくるのが悲しい。 姉妹で落ちぶれることが正解。 そういう選択肢を発想しなければならないだけで 気の毒でならない。 大人たちがまともだったら彼女たちはこんな思いはしなかっただろうに。 母親の最期も含めて後味も悪くて辛い。
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でも流石は天与呪縛のフィジカルギフテッド 出来損ないの物差しで私を測ろうなど笑止千万 力は重さと速さ 現場に残穢は確認されず
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禪院家にフォーカスした17巻。結構しっかりめに残虐な場面もあるけれど、ひたすらに真希さんがかっこいい…!
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33冊目『呪術廻戦 17』(芥見下々 著、2021年10月、集英社) 「葦を啣む」編を収録。真希を主役にしたこのエピソードは正直かなり面白い。けど、人間同士で争ってる場合なのか?日本存亡の危機なんじゃないの? 「死滅回遊」のルールはかなり複雑。文章で読んでもよくわからん。 虎杖悠...
33冊目『呪術廻戦 17』(芥見下々 著、2021年10月、集英社) 「葦を啣む」編を収録。真希を主役にしたこのエピソードは正直かなり面白い。けど、人間同士で争ってる場合なのか?日本存亡の危機なんじゃないの? 「死滅回遊」のルールはかなり複雑。文章で読んでもよくわからん。 虎杖悠仁の親の件はかなり衝撃的。半分ホラーで半分ギャグ。 〈全部 壊して〉
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