人類最初の殺人 の商品レビュー

上田未来(著者)

2024/04/21

人類が初めての犯罪を犯した時のことを小説にしている。殺人をおかしたのは、言語が発達してなく、コミュニケーション不足で殺人へと発展。また、自分が楽をしたいから、初めての詐欺が生まれた。以外と犯罪が起こる動機は今でも、人類初めてでも、変わらないのかもしれない。

2023/11/12

これは「人類最初の殺人事件」のお話です。
どんな犯罪にも「始祖」があります。
それは一人の原始人による怒りにまかせた撲殺でした。
大きな棍棒で仲間を殺しちゃったんです。
太古の昔、いったい何かあったんでしょうか。
(アマゾンより引用)

2022/08/04

おもしろかった。
人類最初の○○という形で犯罪の歴史をラジオ番組形式で描く。
殺人、詐欺、盗聴、誘拐、密室殺人というテーマで進むそれは、原始時代や古代エジプト、日本の平安時代、邪馬台国などなど時代と場所を自在に移して展開。
当然フィクションなのだろうけど、犯罪史の権威がラジオで話す、という形で書かれ、設定も巧み、ラジオ的な口語文なので妙に説得力がある。
こんなだったのかもしれない。想像力を古代にはせ、そうだったかもしれない歴史を考える。最初の、という事をあまり考えたことがなかったけど、たしかに何にでも始まりがあるなぁ…。

2022/05/15

ミステリというよりも読み物として面白かったなー。もしかしたら本当にこんな話があったのかもしれないというロマンも感じられる。
最後のヒミコの話好き。

2022/02/08

面白かった。歴史の授業の導入に読んだら、みんな前のめりになるのでは。
邪馬台国、古代エジプト、原始時代、大和政権、それぞれの時代にヒトは生きて、飢え、食べ物や権力を求めて生き抜いてきたんだなと思った。
イラストも興味をひいて、手にする人が多そう。
読む前の自分には、面白かったから読むといいよ！と伝えたい。

2021/12/12

初読み作家さんですが、作者さんもこちらが初著作とのこと。「人類最初の殺人」「人類最初の詐欺」「人類最初の盗聴」「人類最初の誘拐」「人類最初の密室殺人」の５話の短編集。どの話も面白かったです！次作にも期待したい作家さんとなりました。

2021/12/05

文章は優しく、想像しやすく読みやすかったです。
ほんのりミステリーもあって良いですね。

遺跡から歴史的事実が分かった内容をまとめたものだと思い、小説だと思わなかったです(笑)これは自分の勝手な思い込み。
よって偶然にも出会い読みきれてよかったと思っています。

2021/11/27

史実の裏にあったかもしれないエピソードを描いた作品。
これは作品の評価というよりも僕自身の問題として、文章が好みに合わなかった。

2021/11/03

『人類最初の～』と読者の興味をそそり、殺人、密室などミステリーの王道を掲げ上げていたのでそれなりで一言で言うと子どもだまし的なストーリーだと思っていましたが、どの短編も筋立てはひねりがあってオチがあって楽しんで空想を巡らせることができました。
ひとつひとつがラジオのパーソナリティが進行させる形式をとっていてそれもまた、まとまっていたし。
挿絵が手塚調なので先入観はこのせいだったのかも。中学生とかにもお勧めしたい本でした。

2021/11/02

人類初めての犯罪をテーマにラジオ番組形式で解説者が話をするという作品。表題作人類初めての殺人はキリスト教とかのことじゃなくて本当の初めての殺人をテーマにしています。

うーん、良く考えられててすごく良いアイディアなんですよ。でもなんかハマらなかったなぁ…人類初めての密室殺人は超人すぎてむしろ笑いました