ルックバック の商品レビュー
読んだ後の充実感と、共感が半端なかったです。自分自身が創作で辛い時期があったので、そこと重なって涙が止まらなかった。何度でも読み返したい作品です。
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学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の少女が、不登校の同級生の画力に打ちのめされて断筆。その後彼女に自分の漫画が認められていたことを知り、二人で描き始める。そして、二人の道は分かれるが… 絵が雄弁で力強い。気持ちをもっていかれる。
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青春を"抉る"という表現がここまで秀逸に感じることはもうないと思います。 このマンガを読んだ人の中に絵がそこそこ上手で、それをステータスとして幼少期を過ごしていた人は少なくないと思います。そういう人はあまりにも主人公の焦燥を投影しやすいんだと思います。だから衝...
青春を"抉る"という表現がここまで秀逸に感じることはもうないと思います。 このマンガを読んだ人の中に絵がそこそこ上手で、それをステータスとして幼少期を過ごしていた人は少なくないと思います。そういう人はあまりにも主人公の焦燥を投影しやすいんだと思います。だから衝撃的に感じてしまう。 チェンソーマンではなかった手法を用いて描いているように見えたので、習作のような印象を受けました。習作にしては面白すぎるのですが。ルックバックで使われた表現でチェンソーマン2部が描かれるかと思うととても楽しみです。
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【あらすじ】 自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 主人公たちが背中ばかり描かれているのが印象的な作品でした。机に向かって黙々と何かやっているときって、他人からはこんなふうに見えるんだなぁ。きっと、それが真剣で大切なことだと知っているのは当の本人だけ。
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みなさん 仰っているように セリフ無しのコマの表現力が とてつもない 後ろ姿だけで 多くを語り伝えている 若干の分かりにくさも あるのかもしれないが 何度も何度も 読み返し より深く味わおうとしたくなる 読み手の力量が試されているような気持ちになった 応えられる読者でいたい...
みなさん 仰っているように セリフ無しのコマの表現力が とてつもない 後ろ姿だけで 多くを語り伝えている 若干の分かりにくさも あるのかもしれないが 何度も何度も 読み返し より深く味わおうとしたくなる 読み手の力量が試されているような気持ちになった 応えられる読者でいたい 背筋が伸びる作品
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人から認められることが自分を信じ続ける勇気につながるのだなと読んでいて思いました。 また、藤本タツキさんの巧みなコマ割りや場面の動かし方によって主人公の気持ちが痛いほど伝わってきます。 若い世代には深く刺さるテーマだと思うので是非。
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切なかった。 少女たちの夢を最高にハッピーな形で締めくくってほしかった。 この痛みは現実にも起こった。 この悲しみは本当にあった悲しみだ。 残された人はどれだけ悲しくても、どれだけ辛くても、前に向かって進まなくてはいけない。
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藤野は京本の喜ぶ顔が嬉しかったのか、自分の頑張り、才能が認められて嬉しかったのか。小学6年生の頃は、後者だろう。ラストのシーンはどっちだろう。私はやっぱり前者だと思う。長い時間を共にした2人の関係で、京本が藤野を認めていることは自明。それでも、最後のシーンで、京本の顔が浮かんだということは、そういうことだろう。 藤野の才能に劣等感を覚えていた京本、それに気づいてもなお(気づいていたかは分からないが)、足を止められない藤野と、追いつきたい京本の心に自分を重ねた。
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1ページ大きく使う演出、1ページ規則正しくコマを割り振り同じショットを連続させる演出、どれも無駄にならない伏線となっていて最高。
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友人に勧められて購入。 Amazonの口コミが高すぎるので勝手に期待したものの、自分の理解力が追い付かず。 読み終わった後ネットで色々勉強しました。 ただ、セリフ無しで絵だけで感情や季節感、時間の経過を表すのは小説には出来ないことで、漫画ならではの良さを実感した。
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