ルックバック の商品レビュー
チェンソーマンの人が描いた漫画 フローに入るってこういうことなんだなって、漫画を描いてる背中で表現していてすごいなと思った
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1度目はあっという間に読み終わり、2度目をまたすぐ読み返す作品。 映画を見るために読み直したけれど、 誰も悪くないバッドエンドに胸が痛みながら、 夢と現実の葛藤を苦しみながら楽しめた。 衝撃的で素晴らしい作品だけれど、 人間のどうしようもない人間らしさに 終わったあとなんとも...
1度目はあっという間に読み終わり、2度目をまたすぐ読み返す作品。 映画を見るために読み直したけれど、 誰も悪くないバッドエンドに胸が痛みながら、 夢と現実の葛藤を苦しみながら楽しめた。 衝撃的で素晴らしい作品だけれど、 人間のどうしようもない人間らしさに 終わったあとなんとも言えない気持ちになる作品。 映画は漫画より、わかりやすく表現されている。
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濃厚なんだけれども小さく纏まるというか何と言うか、もしかすると日本社会が生み出すアートの正当なる継承の一つという気もするのですが、でも、跳ねて欲しいな、手の届きそうな範囲での描写に留まらず。 無いものねだりかもしれませんが、日本の外はこの世界にはない感ありです。
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クリエイター界を激震させた作品。 僕はクリエイターではない。なので、頭を殴られ地が震えるほどの衝撃を受けたわけではない。著者の他作品を読んだこともないし、漫画自体、読む習慣がない。 それでも、この作品に魅力を感じるのはいったいなぜだろう。こんなにも短い物語が真っ白な雪のよ...
クリエイター界を激震させた作品。 僕はクリエイターではない。なので、頭を殴られ地が震えるほどの衝撃を受けたわけではない。著者の他作品を読んだこともないし、漫画自体、読む習慣がない。 それでも、この作品に魅力を感じるのはいったいなぜだろう。こんなにも短い物語が真っ白な雪のように僕の心に積もって重みを感じさせるのはなぜなのだろう。 本作品は漫画ではあるが、「読む」というより「見る」に近い。たとえば、藤野と京本が一年かけて漫画を完成させるシーンでは二人の執筆姿しか描かれていない。しかし窓の景色や二人の服装から季節の流れを汲み取ることができる。 また、藤野が自分の作品を京本に褒められ舞いがった心情は、雨の中踊り狂うという描写を通し天を突き抜けるほどの「嬉しい」感情を描き出している。 このように本作品は漫画であると同時に「映画」でもあるのだ。だからこそ、映画化した際にはそれを原作に沿って再現できたと言える。 この作品の「肝」と言えるのが、クリエイターの無力感を描き出していることだろう。自分が描いた作品が誰かを救うどころか死にまで追いやってしまう。これは運命の悪戯としか言いようがないが、藤野はそれを自分が描いた漫画のせいだと考えてしまう。誰かを笑顔にする為に描いていた現実とは異なり、誰かをましてや大切な人を傷つけてしまったことに絶望し虚無に打ちひしがれる。 しかし、誰かを傷つける一方で、書き手が知る由もないこの世界の誰か─おそらく一生関わることのない見ず知らずの人の人生─を救っているのも事実だ。その事実を作者は並行世界を用いることで救済の道として提示している。 だが、物語自体をハッピーエンドとしては終わらせない。そうでなければ作品のリアリティが失われてしまう。創作物は目の前の人間を傷つける一方で見知らぬ人を助けているという二面性があやふやになってしまうのだ。この二面性をハッピーエンドで終わらせないことで残酷なまでにリアルに描いている。 短いストーリーの中で練られた高度な構成─明瞭な起承転結─や映画のような描写、クリエイターの無力感とその救済。これらを巧みに描き出している作者の実力に脱帽せざるを得ないとともに、それが多くの人を惹きつけてやまない本作の魅力なのだろう。 ぜひ、映画と漫画、どちらも余すことなく鑑賞することをすすめたい
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映画観たあとに購入! 漫画読んだら、また映画も見たくなった。 原作は原作でいいんだけど サラッと読んでしまうかも。 漫画は何回も読み直したい、 タイムラインが変わる瞬間、 そしてあの4コマ漫画はほんとは 誰が描いたのか?そんな疑問も湧いてくる。
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ネットで途中まで無料公開されていた原作を2年くらい前に読んで、ずっと心の隅に残っていて、このたび映画になったことを知り、どえらい評判が良いことを知り、序盤からグズグズ鼻をすすりながら観た。もちろん大いに心揺さぶられたんだけど、一心不乱に描くことに夢中になれる藤野と京本とふたりの関...
ネットで途中まで無料公開されていた原作を2年くらい前に読んで、ずっと心の隅に残っていて、このたび映画になったことを知り、どえらい評判が良いことを知り、序盤からグズグズ鼻をすすりながら観た。もちろん大いに心揺さぶられたんだけど、一心不乱に描くことに夢中になれる藤野と京本とふたりの関係が羨ましくて羨ましくて仕方ない気持ちもあった。んで、なんて、なんて苦しくて美しいんだろう、と思った。原作もちゃんと読みたいとコミックを買った。自分のスピードで立ち止まりながら読める紙上の自由さを感じつつも、映画がかなり原作に忠実であったことがわかり、より一層藤野と京本の熱が伝わってきて、さらなる感動が押し寄せたのであった。相乗感動、すんごい。
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この本から得た 最も大切なメッセージは、 命は儚いこと。 過去には、もう戻れないこと。 それでも、 描く人は、別の人生を物語の中で 描けるんだと思った作品。
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藤野と京本がめぐり逢えたことが何より 藤野にとっても、京本にとっても 大切なものになったんじゃないかなと思う。 素晴らしい作品です。
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映画化されて話題になっている「ルックバック」のコミックをやっと購入し、読み終えました。 とても…良いです!!かなり自分好みの漫画でした。 映画も俄然気になってきました。(好きすぎてコミックに透明カバーをかけました。) 映画館で見たら、泣いちゃうかもしれない。今2回目読んで、...
映画化されて話題になっている「ルックバック」のコミックをやっと購入し、読み終えました。 とても…良いです!!かなり自分好みの漫画でした。 映画も俄然気になってきました。(好きすぎてコミックに透明カバーをかけました。) 映画館で見たら、泣いちゃうかもしれない。今2回目読んで、もうすでに泣きそうなんだもん。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分にこのようなことがふりかかったときに、物語として相手を世界にのこしておくことが、人々にその存在を知ってもらうことができるのは羨ましいなと思った。 藤本が京本の死を受けてかいたのがルックバックだと捉えてそう考えたけど、完全な創作物だからすごい。本当に藤野が描いてる漫画だった。 創作者は命を削って作品をつくっているというけれど、本当に削られてそう、過酷で美しい仕事。
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