妖琦庵夜話 ラスト・シーン の商品レビュー
そう来ましたか、というラストでした。 ストン、と最後に綺麗に落ちたな、という印象です。 2024.10.11 161
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脇坂ー!「知らない、天井だ」って言わないから心配したじゃないか!(前回から引きずるエヴァ) もう、本当に心配したよ!!脇坂を心配する皆の様子を見てうるっとしてしまって、ラスボス鵺との対決の前に心が折れそうになったよ! 遂に迎えたラストの巻です。まさにラスト・シーン。 どこが読み...
脇坂ー!「知らない、天井だ」って言わないから心配したじゃないか!(前回から引きずるエヴァ) もう、本当に心配したよ!!脇坂を心配する皆の様子を見てうるっとしてしまって、ラスボス鵺との対決の前に心が折れそうになったよ! 遂に迎えたラストの巻です。まさにラスト・シーン。 どこが読み手にとってのラストシーンになるのか、委ねられたような思いです。 青目に「俺は百回負けたっていいんだよ」とまで言わせる彼の願いかも知れないし、青目から見た洗足かも知れないし、洗足が最後に見た青目かも知れない。 はたまた脇坂が見届けた洗足の出した答えだったかもしれない。 私にとってのラストシーンは… 暫し余韻に浸ってしまった最終巻でした。 鵺とのラストバトルは実質、洗足vs青目の争いとなりました。洗足の大事な者の大事な者…つまり脇坂の愛する小鳩さんが盛大に巻き込まれます。 青目が小鳩さんを攫ったら青目の勝ち。それを防げば洗足の勝ち。オフェンスとディフェンスです。青目相手では圧倒的に不利なのはディフェンスの洗足達。 夷もボロボロですが休んでいられない。怪我をおして護衛の任に当たります。無理すんなよ… もちろん、マメちゃんも秘めた力を使って参戦するし、甲藤は言わずもがな。 今回は最終巻にして甲藤の成長が見られた回でしたが、特に小鳩の護衛の際に彼女と交わした会話が印象的でした。 自分はバカだから、自分の決めたことなんかぜんぜん信用できない。だから、誰かに決めてもらったほうがラクだと言う甲藤に、小鳩は「自分を省みることがないと、人はなかなか変われないので・・私の場合、それでは困るんです。あまり自分のことが好きではないので、少しずつでも変わっていきたくて・・・」と答える小鳩。 この真剣な答えが、甲藤にとある決心をさせたのではないかと思います。 いや甲藤…びっくりしたわ!! 何も言えないけど、そうなん?!とでかい声が出たわ、夜中の24時に。(防音性が高い部屋なのでできる技) そんな甲藤が護衛をしている最中に、いよいよ青目のオフェンスが始まる! 青目は一体、洗足に何を求めるのか。洗足は青目と鵺を止められるのか。 終わってしまう、本当にこれで決着がついてしまう! と、ハラハラしながら見守った先には… 驚愕と儚さと悲しみ…。 物語というものは読み手によって印象も変わりますが、私は桜の散り際の時のような切ない気持ちになりました。 脇坂がここまで成長してくれたのは応援していた身としてはとても嬉しかったのですが、最後になって明らかになる青目の実の母親の真実や、前作で出て来た青目の洗足に対する執着心が分かるエピソードの続き、洗足が青目を止めるために行き着いた答え等がどっと押し寄せて来て、幸せそうな脇坂と小鳩のくだりがポーンと頭から抜けてしまった…。 唯一のほっこりシーンだったのに…。 走馬灯のように駆け巡る洗足と青目の攻防の数々。 なんという…なんという結末!! 次の外伝でいよいよ本当の最終巻です。 いつもシリーズものが終わる時は淋しいですが、外伝はどのようなお話が待っているのか楽しみでもあります。 クライマックスの3巻は今までのお話が集約されるので本当に書けない事だらけで困りましたが、本作は特に何も書けないので珍しく短い感想となりました。ですが、読み終えた後しばらく走馬灯と共に、なんとも説明し難い余韻に浸ってしまい、表紙をじーっと見つめる奇行に走ってしまいました(なんか前にもやった事ある気もするな) 今回も数々の心に響く文章があったのですが、1番頭から離れない言葉があります。 青目の語りを聞いて小鳩が思った事です。 人を壊すのは、いつだって孤独だ。
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皆さんの言いつけを守り、シラフで読み終わりました。 読み始めから脇坂さんが心配なわけじゃないですか。 最初から心配で、心配で、、、 そしたらいきなり初っ端からピンピンしてて、え!?何??って思ったら時間軸が違っていて、あーまた心配しなくちゃいけないのー!? って(;´д`) ...
皆さんの言いつけを守り、シラフで読み終わりました。 読み始めから脇坂さんが心配なわけじゃないですか。 最初から心配で、心配で、、、 そしたらいきなり初っ端からピンピンしてて、え!?何??って思ったら時間軸が違っていて、あーまた心配しなくちゃいけないのー!? って(;´д`) 今までは、青目〜!!( *`ω´) って思っていたけど、今はもう鵺〜!!( *`ω´) 書きたいことはたくさんあるけど、何をどう書いても私の場合ネタバレになっちゃうのでこの辺にしておきます(⌒-⌒; ) こんなラスト嫌だけど、想像してたより悲しくなくて良かった(*´꒳`*)
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脇坂さ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) 伊織さ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) ひろむさ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) 号泣オンパレード… これで終わりなの? 外伝っぽいのはあるけど… まぁ、しかし、壮...
脇坂さ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) 伊織さ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) ひろむさ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) 号泣オンパレード… これで終わりなの? 外伝っぽいのはあるけど… まぁ、しかし、壮大な計画やな… 「鵺」の… 成功失敗はともかくとして、 洗脳にしても、 ゲームにしても、 何か… 「鵺」としては、好きなことして生きて、楽しんだんか( *`ω´) その代償は、周りの人、妻、子供にってか… サイコパスぶりが、半端ないな… みんな道具代わり… 子供… 伊織、青目… う〜ん… 何かなぁ… 青目のブラコンも凄いけど、それを満足させる為に… 伊織さん… それでも、周りはともかく、自分自身を納得させる為には、これしかないんかな… 伊織さ〜〜〜ん!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) これで、更に、読みたくなるの加速〜!w ************ 映画館行くほどのもんもなく、 得意のネトフリで、映画2位 「渇水」 何か予告観てて、調べてみたら、 「凶悪」、「孤狼の血」の監督やったんで。 水道止めるって、最後の手段って聞いた事あるけど。 電気、ガスより最後って… 水道料金滞納の家行って、催促して、ダメなら止水。 たいへんやなぁ…こんな仕事。 訳あり家庭多いし、まぁ、当の本人も訳ありみたいやけど… 最後は、ほんの少しだけ明かりが… 生田斗真さん、こういう訳ありの役合ってるかも?
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Σ(゚Д゚) 終わってもうたやないかーい(# ゚Д゚) そうなのね そうなるのね うん、でもそれで良かったのかーも いや、良かった とにかくワッキーがね やっぱりワッキーがキーマンだったのよ 当たり前よ そして、良かった! こっちも色々良かった! しっかーし! これで終...
Σ(゚Д゚) 終わってもうたやないかーい(# ゚Д゚) そうなのね そうなるのね うん、でもそれで良かったのかーも いや、良かった とにかくワッキーがね やっぱりワッキーがキーマンだったのよ 当たり前よ そして、良かった! こっちも色々良かった! しっかーし! これで終わりじゃないのよ え?外伝がある? 違うわ!そういうこと言ってるんじゃないわ! 考え続けなさいってことよ 榎田ユウリさんが物語に託したことを考え続けなさいってことよ 色々ね 色々あったよね あえてここでは言いませんけどね(忘れた疑惑) 大事なテーマがたくさんあったでしょ! それがなにかはそれぞれで考えて下さい(忘れた疑惑濃厚) よっし、続けて外伝も読んじゃお!
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最終巻。何も捨てられなかった弱くて優しい男と、それを取り巻く強さと優しさを兼ね備えた者たちのひとつの終わり。物語全体を通して、希望や前向きさがあるストーリーだったが、節々に垣間見える仄暗さが作風としてあった。後半は一気に話が進み、先へ先へとページを捲りたくなる。文章も読みやすく、...
最終巻。何も捨てられなかった弱くて優しい男と、それを取り巻く強さと優しさを兼ね備えた者たちのひとつの終わり。物語全体を通して、希望や前向きさがあるストーリーだったが、節々に垣間見える仄暗さが作風としてあった。後半は一気に話が進み、先へ先へとページを捲りたくなる。文章も読みやすく、謎解き部分も丁寧に解説しながら物語は展開する。気負わずに読める作品だった。
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妖奇庵夜話シリーズの感想は10巻目の「妖奇庵夜話 千の波 万の波 (角川ホラー文庫)」のレビュー欄に記載
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何人もの人を殺害してきた青目が何よりも欲していた人。 既巻に散りばめられていた幼い頃の思い出が集約され、全てが1つの流れとなっていく。 青目を切り捨てられない伊織、その伊織を守ろうとする人々。 青目の生い立ちに関しても、母の子供を守りたいという思いが強すぎたあまりなのかと、納得。...
何人もの人を殺害してきた青目が何よりも欲していた人。 既巻に散りばめられていた幼い頃の思い出が集約され、全てが1つの流れとなっていく。 青目を切り捨てられない伊織、その伊織を守ろうとする人々。 青目の生い立ちに関しても、母の子供を守りたいという思いが強すぎたあまりなのかと、納得。 タイトルの「ラスト・シーン」は本シリーズのラストでもあり、最後に見た景色という意味でもあったのか。 鵺の正体は、その名の通り、はっきりしないままだった。人間なのか、妖人なのかもわからない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全体的に漂う退廃的な病みテイスト、それがこの方の魅力なんだろうし、ファンもそれが好きで読んでいるんだろうけど なので嫌なら読むなってのは十分承知の上で言わせて貰うと、個人的にそれが余り得意ではないので、所々で出て来る せめて、か…体の一部をはぁはぁ、みたいな感じがダメ 自己犠牲で二度と戻らない欠損を負うとか、本当にイヤ 彼にも同情すべき点はあるのは承知だけど、あのヤンデレに、そこまでしてあげないといけない点が分からない
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この結末以外はありえない、というくらい最高の物語の仕舞いかた。 表題の「ラストシーン」といい、それまでの物語の繋がり方、全てが計算し尽くされているかのように、綺麗にピースにはまるさまには心が震えた。 とてつもなく、家族愛について考えさせられる物語だった。 血よりも固い絆、血による...
この結末以外はありえない、というくらい最高の物語の仕舞いかた。 表題の「ラストシーン」といい、それまでの物語の繋がり方、全てが計算し尽くされているかのように、綺麗にピースにはまるさまには心が震えた。 とてつもなく、家族愛について考えさせられる物語だった。 血よりも固い絆、血による濃い想い。 私自身も少しだけ入り組んだ家族関係のため、伊織と夷・マメの関係や青目との因縁は人ごとと思えず、感慨深かった。 次作が真の完結巻、と言うことだが本当に待ち遠しい。
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