青少年のための小説入門 の商品レビュー
中学の入江一真は、不良の同級生に強制され、ヤクザのいる駄菓子屋で万引を命じられ、田口登に捕まる。やくざ者の田口は一真から事情を聞き、一真に命じたのは、本の朗読をすることだった。実は田口はディスレクシアで、文字の読み書きができない。しかし、幼少時から物語や小説が好きで、祖母から読み...
中学の入江一真は、不良の同級生に強制され、ヤクザのいる駄菓子屋で万引を命じられ、田口登に捕まる。やくざ者の田口は一真から事情を聞き、一真に命じたのは、本の朗読をすることだった。実は田口はディスレクシアで、文字の読み書きができない。しかし、幼少時から物語や小説が好きで、祖母から読み聞かせで一度聞くと、話を完全に覚えつぃ舞うほどだった。そして田口から一真へ提案される。「小説を書かないか?」 すごい。550ページで文字もさほど大きい文庫ではないが、一気に読んでしまった。導入から出会いまでの50ページは、言ってしまえばベタなんだが、そこだけで、この本は面白いぞという雰囲気を感じ、読みすすめるごとにそれは間違いないと思わせる作品だ。 『坊っちゃん』からスタートし、『バブリング創世記』で爆発する。田口の卓越したストーリー解釈能力で、古典からエンターテインメントまでを朗読し、分解して再構築して新しい話を作っていく。しかし、文字化する一真の能力が追いついていかないため、試行錯誤して、という、他の分野でもちょくちょく見た話ではある。 ただ、他作では、少し前に読んだ本なんかでは、無鉄砲な教師くらいだったが、本作はアウトローに完全に振り切っており、そこが良いところだろう。 また、視点が一真に統一されていて、小説を書き始めてみたら、どこまで書いてよいのか悩むとか、登場人物が独り歩きをはじめるなど、書いたことのある人には納得できるないようなのも良かった。 読んでいる本が、古典を除くと筒井康隆に偏っているところは若干気になったが、ワタクシも浪人時代に筒井康隆の刊行されている本の9割を集めたことがあるので、わからぬではなかった。ただ、小松左京や江戸川乱歩は出てこないのな。 また、表紙は、中身を読んだときに感じたビジュアルとぜんぜん違うな。そういう話もちゃんと出てきます。「登場人物の顔が想像できない」という話、よく感じるので。ワタシのレビューと同じところを突いてきます。 タイトルは確か内容を表していて、読み終わるとわかるのだが、最初に手に取りにくいかもな。でもこれは、良い本だ。おそらく2024年で個人ベスト。
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☆4.5 ディスレクシアの不良青年と、受験失敗して余計に弱気になった少年の二人が、一緒に小説をつくりデビューを目指す青春小説。 青春のヴィヴィッドな瞬間と、青年が属する暴力的な世界がある。 こんなに熱と力のある作品はなかなか出会えない。 ただ口だけで作家になりたいと言っている...
☆4.5 ディスレクシアの不良青年と、受験失敗して余計に弱気になった少年の二人が、一緒に小説をつくりデビューを目指す青春小説。 青春のヴィヴィッドな瞬間と、青年が属する暴力的な世界がある。 こんなに熱と力のある作品はなかなか出会えない。 ただ口だけで作家になりたいと言っているだけではない二人。 はじめこそ強引さと戸惑いしかなかったはずだけど、すぐに同じ熱量を持つコンビになり、わかり合える相棒となった。 二人の研究の姿勢がとにかくすごい。 本当に作家になりたい人の小説家入門としても優秀だし、読みたい人のガイドブックとしても最高で、たくさん出てきた作品たちのことも読みたくなった。 二人が目指したデビューと作家としてのその先を、私も夢中になって追いかけた。
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面白かった。 一気読みできる作品だと思います。 ただ、私は一気読みするのが勿体なくてそうしなかったけど。
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面白い! 久しぶりの一気読みだった。2人の主人公の掛け合い、小説のお話しなど、ふんふんそうだなあーって思ったり。 本好きの人におすすめします♪
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良作でした。 また素敵な本に出会ってしまった。 ディスレクシア(学習障害の1つ)の不良・登といじめにあってる中学生・一真が出会い小説家を目指す物語。 発端は登が店番をする駄菓子屋「たぐち」で一真がいじめで万引きをさせられたこと。妙な縁で始まった2人の関係が、ともに小説を創りあげ...
良作でした。 また素敵な本に出会ってしまった。 ディスレクシア(学習障害の1つ)の不良・登といじめにあってる中学生・一真が出会い小説家を目指す物語。 発端は登が店番をする駄菓子屋「たぐち」で一真がいじめで万引きをさせられたこと。妙な縁で始まった2人の関係が、ともに小説を創りあげる過程で変化し友情が育まれてゆく。 2人が小説を書くための研究の様子はなかなか興味深い。 小説を生みだすために注ぐ熱量、友情、家族、恋、ままならない現実。すべてに心を動かされ夢中で読みました。 全編を通しておばあちゃんの登への深い愛情をひしひしと感じる。 エピローグを読んでしんみり…。 展開も人と人との関わりも、登場人物も味わい深かった。そして、素敵な作品を読み終えたあとの余韻が心地いい。 パッと見表紙は若者向けな印象ですが、内容はしっかりしていて大人の私も楽しめました。 あまり見かけない作品だけど、これは学校図書に入れて学生に読んでもらいたいなと思いました。
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ディスレクシアを主とした発達障害を持つ登をキーパーソンにして、内気で覇気の足りない秀才・一真に作家としての素養を(結果的に)養わせるという設定は斬新でおもしろい。 さらに「朗読」をうまく使ったのも気に入りました。結末もよかった。 しかし惜しむらくは、ストーリーを支える要...
ディスレクシアを主とした発達障害を持つ登をキーパーソンにして、内気で覇気の足りない秀才・一真に作家としての素養を(結果的に)養わせるという設定は斬新でおもしろい。 さらに「朗読」をうまく使ったのも気に入りました。結末もよかった。 しかし惜しむらくは、ストーリーを支える要素に無理筋と思えるものがいくつかあったことでした。 ファンタジーとして書かれているわけではないので、ある程度のリアリティは保って欲しかったと思います。 そこがどうにも気になったので☆を1つ減らしましたが、以後の作品にも十分期待をしています。
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面白かったけど期待し過ぎたのかな。 設定が極端だよね。 それを面白いと思うと面白いんだと思う。 自分には少し無理ですね。
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コレすごく面白いから、もっと多くの方に読まれてほしい本! 読み書きが不自由なディスレクシアのヤンキーと、いじめられっ子中学生がタッグを組み小説家を目指すストーリー。このちぐはぐ感がすごく良い。 作品の読みやすさ、ストーリーの面白さに引き込まれ、普段読書習慣のない方にも、読書の...
コレすごく面白いから、もっと多くの方に読まれてほしい本! 読み書きが不自由なディスレクシアのヤンキーと、いじめられっ子中学生がタッグを組み小説家を目指すストーリー。このちぐはぐ感がすごく良い。 作品の読みやすさ、ストーリーの面白さに引き込まれ、普段読書習慣のない方にも、読書の楽しさ、本の面白さを存分に味わってもらえる作品です。 次は作中に登場する、あの本やこの本も読んでみたいな、と次々本の扉が開くような、小説の面白さが存分に描かれた素敵な本! ほんと本っていいよね〜⸜❤︎ᵕ̈*⸝
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中学生の一真は強制された万引きを見つかりそこで登と出会う。ディスレクシア(読み書きが難しい)という障害をもつ登と小説を書き始めた一真。ここからは一気読みの面白さ。アイデア、展開、文章と小説が出来上がっていく過程にワクワクする。実際にある小説の引用がたくさんあり、その考察やそこから...
中学生の一真は強制された万引きを見つかりそこで登と出会う。ディスレクシア(読み書きが難しい)という障害をもつ登と小説を書き始めた一真。ここからは一気読みの面白さ。アイデア、展開、文章と小説が出来上がっていく過程にワクワクする。実際にある小説の引用がたくさんあり、その考察やそこから二人で膨らましていく作業など興味深いものがたくさん。小説の持ってる可能性とか現実とか色んな角度から読めて面白かった。
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