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ヴァイタル・サイン の商品レビュー

3.7

56件のお客様レビュー

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2021/12/09

ほんとにきつい、自分自身仕事できつい状況で読んでると気持ちが悪くなる。わたしたちは、豊かじゃない。根性に依存しなくてもいい社会になってほしいと読みながら思った。

Posted byブクログ

2021/12/09

終章まで本当に辛くて、どうしようかと思いながら読んでましたが、大団円のようにすっきり終わってしまって、とりあえずホッとしたけれど、問題提起ばかりで、これで良かったのかなという気も。「感情労働」という言葉を知ることができたことも収穫。 2021/11/3読了

Posted byブクログ

2021/12/05

南杏子さんの最新作。看護師の実態を生々しく描かれている。南さんの小説だけに、現場は実際そうなのだろうと感じさせる。これでもかと追い込まれていく主人公が最後に、前向きに取り組む姿が見れて、一安心。

Posted byブクログ

2021/11/23

看護師の仕事の大変さは並大抵じゃないと思うが、それにもまして勤務シフト(日勤ー深夜勤ー日勤ー準夜勤ー深夜勤ー準夜勤ー休日ー日勤)の過酷さに無理だわ〜と思ってしまう。 こんなめちゃくちゃな勤務だと身体がついていかないし、実際眠れない…。体力ありきの仕事。 わがままな患者や無茶苦...

看護師の仕事の大変さは並大抵じゃないと思うが、それにもまして勤務シフト(日勤ー深夜勤ー日勤ー準夜勤ー深夜勤ー準夜勤ー休日ー日勤)の過酷さに無理だわ〜と思ってしまう。 こんなめちゃくちゃな勤務だと身体がついていかないし、実際眠れない…。体力ありきの仕事。 わがままな患者や無茶苦茶なことを言う家族もいて辛いこともたくさんある。 だが施設管理の望月さんの素敵な気遣いに心が温かくなった。 何気ないところで見てくれてる人もいることに勇気をもらえたんじゃないかと思う。 患者の立場からすると寄り添ってくれる看護師がいることはありがたいことで心強い。

Posted byブクログ

2021/11/22

リアル過ぎて読んでいて辛かった。 この本を看護師以外が読んで、何を感じるのか知りたいと思った。現実に起こっていること。全く大袈裟になんて書いてない。ただ最後の終わり方がうーんという感じで。 結局筆者は何を描きたかったのか。

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2021/11/18

面白かったけどしんどい…医療従事者じゃないので想像しかできないけどこの話の中のスケジュール見てるだけで頭狂いそうになるハードスケジュール… 職種は違えど感謝される為にやってる訳じゃないけど頑張っても頑張っても罵詈雑言浴びせられるのはきついよ…

Posted byブクログ

2021/11/17

看護師堤素野子、31歳。二子玉川の総合病院で死にものぐるいの日々。日勤、夜勤の安定した睡眠を得られない。クレーマーな患者、患者の娘、文句ばかりの後輩。そして患者の死。 超リアルな看護師の生活。患者の肛門にまで指を突っ込まなければならない。 長期入院の経験のある身からすると、こ...

看護師堤素野子、31歳。二子玉川の総合病院で死にものぐるいの日々。日勤、夜勤の安定した睡眠を得られない。クレーマーな患者、患者の娘、文句ばかりの後輩。そして患者の死。 超リアルな看護師の生活。患者の肛門にまで指を突っ込まなければならない。 長期入院の経験のある身からすると、こんなに患者はクレーマーじゃないだろうとは思うけれど、看護師の最悪の日々はきっとこうなのだろうと思うと、頭が下がる。 看護師になりたい人必読なのか、それとも決して読んではいけない発禁の書なのか。それ以外の外野にいる野次馬は読めばいいさ。ぶっ飛ぶ。

Posted byブクログ

2021/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

待っていた南さんの新刊。過酷な勤務の状況が息苦しくなるほどリアルに描写されています。さすがの長年リアルな医療現場で闘ってこられた経験が、これでもかと綴られており、寝る間も惜しんで一気に読みました。 ここに出てくる上から目線で派手な後輩看護師が、憎らしいけど話の展開としては何とも良い役割を担っており、そして現実にたくさんいそうで?読みごたえを増しています。 適度に恋愛や主人公自身の介護事情が仕事へのモチベーションと相まって綴られるのも奥行きがあってストーリーが深まっています。 章立てが勤務シフトとリンクしているのもわかりやすい。それにしても1日の勤務内容の、何と多彩で深刻なことか…。看護師さんってこんな仕事を毎日してるのか?と思うともう尊敬しかありません。 自分の父の余命が僅かと知った後、遠いけれど看護体制がしっかりした専門病院と、毎日通えるけど看護体制に疑問を感じる地元の病院とを選ばなくてはならなくなった時、患者である父が例え意識がなくなり痛いも苦しいもわからなくなったとしても最後まできちんと信頼できるケアをしてもらえる遠いところの病院を自分は選びました。 きっと最期は看取れないだろうと覚悟し、実際その通りとなってしまいましたが後悔はありませんし、その病院のスタッフの皆さんには今も感謝しかないです。 その後、選択肢の一つだった地元の病院で母を亡くした友人がその病院のケアのひどさを切々と話しているのを聴いて、お二人は本当に気の毒だったけれども父をきちんと看護してもらえる病院を選んで本当に良かったと改めてしみじみ思いました。 父が亡くなるまでの間、2日程病院に泊まる機会がありましたが、看護師や医師の皆さんには感謝と同時に二十四時間患者に気を配ることの過酷さを感じさせられました。つっけんどんだったり感じの悪い人もいて当時は憤慨もしましたが、本書を読むと「こんなに過酷なら笑顔で働けと言う方が無理だろう」と思ってしまいました。 感情労働という言葉が本書に出てきますが、医療現場の方々の感情労働はもっと評価されたりケアされなくてはならないのではないかと思います。 コロナ禍においては実際の対応の過酷さの激増や言われなき批判や差別など、あってはならない状況が起き、もっと現場の方々が報われるような体制にしてほしいと心から感じました。 本書に出てくるような、感謝を言葉に現すのはとても大事な支えになるとは思いますが、具体的な報奨や補償がないと本当には心身が救われないと考えます。 今のそこここの医療現場が、ここまでブラックな勤務体制でないことを願います。

Posted byブクログ

2021/10/30

読んでて辛くなる。これが現実だろうけど、患者も上司も気分悪くなる問題児ばかり。患者にもパワハラ、セクハラ適用しないと、いくら“感情労働”と言っても看護師、介護士なんてやってられないよ!になってしまう。「親を病院に捨てているような後ろめたさから介護や看護師に注文つけるのが家族の役目...

読んでて辛くなる。これが現実だろうけど、患者も上司も気分悪くなる問題児ばかり。患者にもパワハラ、セクハラ適用しないと、いくら“感情労働”と言っても看護師、介護士なんてやってられないよ!になってしまう。「親を病院に捨てているような後ろめたさから介護や看護師に注文つけるのが家族の役目と履き違えている家族」高齢化社会の先行きはあまりに暗い…

Posted byブクログ

2021/09/25

看護師という過酷な労働が描かれている。 感謝されるどころか暴言・暴行までされても 耐え抜く姿に胸が痛くなった。 個人的な経験では夜勤の看護師さんは ちょっと冷たい人が多いかなという印象だけど… 貴士が最後までいい奴で良かった。

Posted byブクログ