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殿、恐れながらブラックでござる の商品レビュー

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2024/10/16

時代遅れでブラック気質な大名をできる藩主に次々とプロデュース! 譜代大名・藩と江戸幕府の危機に対処していく凄腕コンサル物語。(e-honより)

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2024/08/24

今でいうブラック企業の社長を主人公が改革、改心?させていく時代小説かなぁと思い読み始めたら良い意味で予想外の内容で、いいじゃないいいじゃないと思いながら読み進めた。 途中からいつ「恐れながら」が出るか、出るかと待ち侘びてしまった笑 時代小説にしては文体が読みやすく、イメージもこ...

今でいうブラック企業の社長を主人公が改革、改心?させていく時代小説かなぁと思い読み始めたら良い意味で予想外の内容で、いいじゃないいいじゃないと思いながら読み進めた。 途中からいつ「恐れながら」が出るか、出るかと待ち侘びてしまった笑 時代小説にしては文体が読みやすく、イメージもこちらに寄せて書いてくれているのかスラスラめくれた。

Posted byブクログ

2024/08/06

楽しめた。実在した人物の活躍が、実は周りの人間(非実在)の知恵のおかげだった、という設定になっているのが面白い。当該人物、主人公・兵庫の知恵がトンチが効いていて面白い。一休さんぽいなと思って読み進めていたが、終盤ではけっこうな事件に巻き込まれるので読み応えが出る。あとがきを読むと...

楽しめた。実在した人物の活躍が、実は周りの人間(非実在)の知恵のおかげだった、という設定になっているのが面白い。当該人物、主人公・兵庫の知恵がトンチが効いていて面白い。一休さんぽいなと思って読み進めていたが、終盤ではけっこうな事件に巻き込まれるので読み応えが出る。あとがきを読むと、作者は青山幸利の登場する小説を描きたかったとのこと。魅力的で憎めない人物であるのは伝わったが、主人公の兵庫、幸利、ともにもっと深く描かれていれば尚良かった。あと、タイトルをキャッチーなものにしているが、あまり中身にそぐわない。

Posted byブクログ

2024/06/16

 表紙にブラックやパワハラ等、およそ時代小説に似つかわしくない文字が踊り、タイトルから内容がほぼ想像でき、私以外にも思わず手にした方がいるのではないでしょうか? 結論から言うと、時代小説はちょっと‥と言う方にも、超おすすめです!  殿様をパワハラ上司、藩の体制をブラック企業に例...

 表紙にブラックやパワハラ等、およそ時代小説に似つかわしくない文字が踊り、タイトルから内容がほぼ想像でき、私以外にも思わず手にした方がいるのではないでしょうか? 結論から言うと、時代小説はちょっと‥と言う方にも、超おすすめです!  殿様をパワハラ上司、藩の体制をブラック企業に例えることで、内容がとても分かりやすく、ストーリーも平易で面白さ倍増です。  殿様は実在した尼崎城主・青山幸利。自身が倹約家だそうですが、義理人情に厚く、誇りをもって熱く責務を全うしようとしたという逸話も‥。  著者は、この辺を匙加減上手にユーモアたっぷりに描いています。殿を決して悪者にせず、下々へ言葉が足りず、伝え方が下手なのだと‥、愛ある"いじり"が伺えます。  ここに登場するのが、殿を補佐する架空の人物・戸ノ内兵庫です。こちらが本作の真の主人公なのでした。冷静で思慮深く、人を見る目がありました。殿の人となりを熟知しているからこその、「殿、恐れながら申し上げます」と(全く恐れていないくせに)進言する様が、楽しく笑えます。  殿だけでなく、陥れようとする勢力も、兵庫の手のひらの上で踊らされているのか、とも思える痛快さが一番のポイントでしょう。兵庫の知恵や手法は、結果的に殿が領民や臣下から慕われる方向につながります。  現代での会社経営や人付き合いの在り方にも合い通じる気がしますし、課題解決のためのコンサルティングと言えるかもしれません。  本作は、決して「ウケ狙いのドタバタ時代劇」ではありません。著者の尼崎城・青山幸利「愛」あふれる、史実と虚構、実在人物と架空人物が織りなす、愉快で良質なフィクションでした。  *祝 尼崎城2019年3月再建!

Posted byブクログ

2024/02/15

その昔、両親が、阪急沿線に新居を購入して、私は西宮のマンモス大学に通った。 もうおばあさんになったけど、遠い昔、ミス尼崎にも… 今、尼崎城も再建され、そして、昨年は、阪神タイガースの優勝で、尼崎も国内で、ちょっと日の目を見たような感じがする。 これは、そんな尼崎城主の青山幸利のパ...

その昔、両親が、阪急沿線に新居を購入して、私は西宮のマンモス大学に通った。 もうおばあさんになったけど、遠い昔、ミス尼崎にも… 今、尼崎城も再建され、そして、昨年は、阪神タイガースの優勝で、尼崎も国内で、ちょっと日の目を見たような感じがする。 これは、そんな尼崎城主の青山幸利のパラハラの殿様と…… しかし、その実は、倹約家であり、その質素たるも、大名達にも追従させたらしい。 しかし、殿様だったら、これ位は、当たり前であろう。 お付きの兵庫が、又、良い、手綱取りであり、話が面白い。 望みのふかふかの布団にしても、君主に、使って欲しいが為には、良き関係が窺える。 この本で、又、尼崎と言う良き土地の事を知って欲しいと、思っている。

Posted byブクログ