三十の反撃 の商品レビュー
ブックマちゃんで紹介されていて気になったので。 韓国文学お初です。 反撃という行動することで解放されることは少ない。 けれど自分の弱い場所を置いたまま「行動」して生きることは大事。 それは決して世の中を変えていないわけではないということを教えてもらいました。 結局、見えている...
ブックマちゃんで紹介されていて気になったので。 韓国文学お初です。 反撃という行動することで解放されることは少ない。 けれど自分の弱い場所を置いたまま「行動」して生きることは大事。 それは決して世の中を変えていないわけではないということを教えてもらいました。 結局、見えている他人は走馬灯の一瞬にすぎない。
Posted by
2022年本屋大賞翻訳小説部門第1位(日本) 2017年第5回済州4.3平和文学賞受賞(韓国)受賞時のタイトルは「一九八八年生まれ」 今、韓国で最も売れている作家、ソン・ウォンピョン(Sohn Won-paying 손원평)の2021年日本語翻訳本。 初稿は2015年2〜3...
2022年本屋大賞翻訳小説部門第1位(日本) 2017年第5回済州4.3平和文学賞受賞(韓国)受賞時のタイトルは「一九八八年生まれ」 今、韓国で最も売れている作家、ソン・ウォンピョン(Sohn Won-paying 손원평)の2021年日本語翻訳本。 初稿は2015年2〜3月「普通の人」というタイトル。 書いてからすぐに他の仕事をして、二十八だったジヘが三十になった今(2017年)ようやく誕生する。(作者の言葉より) とある。 同じく2020年の本屋大賞翻訳小説部門で1位だった「アーモンド」も同年に刊行されている。(初稿は2013年) 著者は「アーモンド」が人間という存在そのものへの問いかけだとすれば、「三十の反撃」はどんな大人になるのかという問いへの著者なりの答えだと語っている。自身の育児経験から生まれてきた作品のようである。 (ここまで、巻末「作者の言葉」「訳者あとがき」より抜粋) これからが楽しみな作家さん。注目していきたいと思います。 読後、そういえば私も「大人になんてなりたくない」などと若い頃思っていたっけ。と思い出しました。ギュオクみたいな人がいたら、間違いなく好きになっていたでしょうねww 主人公達がこれからどんな人生を歩んでいくのか?想像させる終わり方は、余韻を残す効果があるのかもしれませんが、私はもう少し「きっと良い方向になる」と確信できるような終わりが好きです。 おすすめ度としては、アーモンドよりこちらかもですが、皆さん、どちらも読んで、今の社会に対してモヤモヤしましょう。
Posted by
関係のない不特定多数にために、仲間のために行動する、平凡に見えても、よく知ればクレイジーじゃない人はいない…仕事して生活していく人の毎日は、凪ではないけど、いかりを下ろす地は自ら見つけられるお話でした。
Posted by
うーん、話題になってたし今更ながら韓国に興味を持って読んでみたけど、よくわかんなかった。 何がそんなに良い本なんだろか。
Posted by
韓国文化に詳しくないため、固有名詞など、なじみの薄い単語が頻出するため、読みづらいところが多々あった。
Posted by
年齢が重なることもあり、タイトル買いした小説。 "30歳の普通の人"である主人公が、日常で感じる社会の矛盾に対して、小さな反撃をするストーリー。 現実的で地味な"共感できる等身大のストーリー"が本作の魅力だと思う。 読み終えて、『行動する...
年齢が重なることもあり、タイトル買いした小説。 "30歳の普通の人"である主人公が、日常で感じる社会の矛盾に対して、小さな反撃をするストーリー。 現実的で地味な"共感できる等身大のストーリー"が本作の魅力だと思う。 読み終えて、『行動すること』と『自己受容』の大切さを感じ、勇気づけられた。 著者のデビュー作である『アーモンド』も読みたいです。
Posted by
最近1988年生まれの小説が多い。 韓国人の名前を覚えるの難しい。男か女か、結構間違える。 韓国だけの慣用句、ことわざがいっぱいでおもしろい。 内容は普通に理解しやすいけど、暗い。
Posted by
韓国と日本の若者が感じる閉塞感はどことなくよく似てるなと思った。感性がドライになりがちな社会の中で、何者かになれると信じて諦めてしまうのに30歳は早いのか遅いのかわからない。 物語の展開は原作者がショービジネスに関わってきた人なので、エンターテイメントらしい展開だと思う。少し抑え...
韓国と日本の若者が感じる閉塞感はどことなくよく似てるなと思った。感性がドライになりがちな社会の中で、何者かになれると信じて諦めてしまうのに30歳は早いのか遅いのかわからない。 物語の展開は原作者がショービジネスに関わってきた人なので、エンターテイメントらしい展開だと思う。少し抑え気味なのも、ハリウッド映画のような大味に飽きている世相を表しているのだろう。
Posted by
30歳という年は誰においても一時代の終焉に思えますよね。本当はそんなことないのだけれど、30歳にもなって人生において成果を出せていないのは無能なのではないか。そんな風に考えてしまいがちだし、自分の30歳もそういう事に苛まれるスタートだったと思います。 平凡である事の息苦しさ、何か...
30歳という年は誰においても一時代の終焉に思えますよね。本当はそんなことないのだけれど、30歳にもなって人生において成果を出せていないのは無能なのではないか。そんな風に考えてしまいがちだし、自分の30歳もそういう事に苛まれるスタートだったと思います。 平凡である事の息苦しさ、何か秀でている事を誰かにアピールしないと居場所が無いように感じてしまう事。名前から平凡でなんら突出していない主人公「ジヘ」彼女が同僚と始めた小さな社会への反逆によって、自分自身を見つめなおしていく話です。 彼女はカルチャースクールの下働きの契約社員をしていますが、いつか自分が特別な存在になることを夢想しています。その特別というのは大きな会社で記名性のある職業に就くこと。誰かの目から見て意味がある事です。 自分らしさという呪縛に囚われがちな現代人には、とても響く内容なのではないでしょうか。労働力として一束いくらでやり取りされるような昨今では、生きて行くために安い賃金で生きて行かなければいけない。それなのに生きがい、やりがいまで求めなければいけないとしたら苦しいですよね。
Posted by
最初はやや読みづらく感じたのですが、中盤くらいからは馴れました。ストーリーは自分探しの物語ですが、共感できるとか感情移入するとかいうものとは別の感覚で読み進めました。 韓国の文化や習慣などが散りばめられているところも興味深く読むことができました。 (注釈が一番最後にあるので読みな...
最初はやや読みづらく感じたのですが、中盤くらいからは馴れました。ストーリーは自分探しの物語ですが、共感できるとか感情移入するとかいうものとは別の感覚で読み進めました。 韓国の文化や習慣などが散りばめられているところも興味深く読むことができました。 (注釈が一番最後にあるので読みながらいったりきたりしますが)
Posted by