いやし 医療 の商品レビュー
今とは違う病との向き合い方に驚きやけど、救おうとする医療に携わる方々には、どの時代でも頭がさがります(。-人-。)
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医療をテーマにした女性作家による時代小説アンソロジー。 口中医、小児医、秘密裏に堕胎をする闇医者など全ての作品に医師が登場する。 命のやり取りをする物ばかりなので重たい内容のものもあるが、辛い気持ちにはならない。 著名な作家さんばかりなので安心して読める。
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大好き女性時代小説作家ばかり!!! 5人の内、3 作品は、読んだ小説であったが、再読! ふらここという題名が印象深く、読み始めた当初は、ブランコのことが、頭に残っている。 あさのあつこ氏の 闇医者おゑんのシリーズもここでは、復讐してくれる所が女性の味方!と、記憶にある。 和田はつ...
大好き女性時代小説作家ばかり!!! 5人の内、3 作品は、読んだ小説であったが、再読! ふらここという題名が印象深く、読み始めた当初は、ブランコのことが、頭に残っている。 あさのあつこ氏の 闇医者おゑんのシリーズもここでは、復讐してくれる所が女性の味方!と、記憶にある。 和田はつ子氏の 口中医桂助シリーズも、この江戸時代に歯痛の事が、書かれていて、連続に読み続けた事も。 知野みさき氏の 上絵師 律シリーズも拝読していたが、この本の 仇持ちの主人公 凛! 是非、シリーズ化して欲しい! 宮部みゆき氏の 寿の毒も、この1月に、七草粥を食べそこねた私、話にのめり込みながら、読んでいた。 いつも最後にえっという終わり方をするのが楽しみで… 最後の解説を読みながら、わらべうたも読んでない事に…… 早速、探しに行こうと思っている昨今の私である。
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読書記録です。まだの方は読まないでね。 最近、読書するエネルギーもわかなくて、やっと読めた短編集。しばらく活字をまとめて読んでいない脳にリハビリする目的で「短編集なら読めるかも!」のカテゴリーを増やしました… 『藪医 ふらここ堂』浅井まかて 「医者になるのは本人の勝手 お墨付きが要るわけじゃなし」とあって驚きでした。そーなんだ。弟子を取ることは知ってたけど、あとは経験値なのね…ふらこことはぶらんこのこと。普段はふらここのようにこころもとない小児科医の父がまっとうな説教をけんか両成敗で両方にしているところはすかっとしました。 『春の夢』あさのあつこ 悲しいけど救われる話。おなかに命が宿るとおんなは強くなる。自分の命も左右しかねない時代では強くならざるをえない。救いのあるラストだけど、若旦那も憎みきれないところが著者らしい。 『菊姫様奇譚』和田はつ子 ちょっと調べればホコリででまくりな身分の低い町人が、城内に入れるもんなの?とちょっと疑問だったけど。昔も現代(主に政治家)も「身体検査」は必要なんですよね… 『仇(かたき)持ち』知野みさき 打ちではなく持ち。父を嵌めて殺した二人を仇討ちしようとした武家の娘。いざその機会ができた時、自分の行動で咎められる人がいる…と思って躊躇してしまう。病気で横たわる仇に「仇を打つ」と耳元で話しただけで引く。 『寿の毒』宮部みゆき 誰が犯人かはけっこう早くにわかっちゃいます。でもやっぱり、なぜ?どうして?が知りたくて読んじゃうんですよね~他の作品に出ているおなじみのおかっぴきのお仕事。料理の描写がおいしそうでした。
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やられました。どの短編も、出典元を読まずにはいられない。読みたいリストが長くなりました。宮部みゆきの『寿の毒』は茂七親分の話なので、昔読んだはずなのに全然覚えてない。ということはつまり、もう一度楽しめるということで… 大変だ。『本所深川ふしぎ草子』からリプレイです。
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女性作家5人による医療がテーマの時代小説アンソロジー。 医療はいやし。 昔も今も、医療従事者の治療ばかりでなく言葉に救われことがある。大丈夫ですよ、と言われればどんなにか安堵することか。 5人の女性作家さんそれぞれの ’いやし′ を楽しんだ。
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【収録作品】「藪医 ふらここ堂」朝井まかて/「春の夢」(『闇医者おゑん秘録帖』)あさのあつこ/「菊姫様奇譚」(『口中医桂助事件帖 手鞠花おゆう』)和田はつ子/「仇持ち」知野みさき/「寿の毒」(『〈完本〉初ものがたり』)宮部みゆき テーマを統一したアンソロジーは自分の好みがよくわかる。あさのあつこと宮部みゆきは再読どころか何度も読んでいるのだけど、安定の面白さ。「仇持ち」はシリーズになっていそうだったが、単発書き下ろしとのことで残念。いやいやこれからシリーズになるのかも、と期待。
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女性作家の医療に関する時代小説アンソロジー5扁 あさいまかて「藪医 ふらここ堂」(同名のシリーズ) 仕事嫌いで、いやな患者は診ない小児科医三哲だが、大店の急患には、独裁者となっている祖母の対応を叱りつける。 あさのあつこ「春の夢」(闇医者おゑん秘録帖シリーズ) 婚礼を控えた若旦那の子を堕ろすように命じられた女中がおゑんのところに来るが、産む決意をして店に戻ると階段から突き落とされて流産してしまう。おゑんは若旦那をに女中が死んだと思わせて懲らしめる。 和田はつ子「菊姫様奇譚」(口中医桂助事件帖シリーズ) 大名家の姫君が歯が痛むのに医者嫌いだというので、江戸きっての呉服屋の息子でもある口中医桂助のもとに家老が頼みに来る。わがままな姫は引き込んだやくざ者にだまされて駆け落ちし、殺されかけるが桂助たちに救われる。 知野みさき「仇持ち」(書き下ろし) 仇に接近するために身投げを装って医者に近づいた凜は、藩邸への診療に同行すると仇はが死の病で意識がなくなっていた。仇も死に、医者が恩人の友人だと知って、凜は医者を手伝う決意をする。 初読みの作家さんだが、なかなか読ませる。 宮部みゆき「寿の毒」(回向院の茂七シリーズ) 『初ものがたり』所収なので、20年近く前に読んでいるがすっかり忘れていた。 隠居の還暦祝いの膳で死人が出たというので調べると、死んだのは主の従姉妹で、姑と仲が悪く離縁させられていた前妻だったという妙な出席者だった。茂七は料理まで再現して調べ、他の出席者の具合が悪かったのは単なる食べ過ぎだったと見抜き、死ぬ前に患者を診た医者に目を付ける。
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このアンソロジーシリーズは、ほんといい。 今回は医者がテーマで、ずらりと女性作家の時代小説。 そこから覗く、人の思いのあれこれが時に生々しく、暖かく、底知れず・・・。 続きが読みたくなる作品ばかりでした。
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5人の女流作家の江戸話。 それぞれが、町医者の話。 短編だけど、ぎゅっと中身がつまった話だった。 他のシリーズも読んでみたい。
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