私という名の変奏曲 の商品レビュー
昔の小説なので,少々文章が硬い部分があったのと,自分語りがクドクドと長くて,読みづらかった。100ページ過ぎ頃から面白くなってきて,一気に読み進める事ができました。 最後の共犯者の章もクドクド長くて,最後,犯人も犯行方法も概ねわかっているのにずっと終わらない〜、、、 話は面白かっ...
昔の小説なので,少々文章が硬い部分があったのと,自分語りがクドクドと長くて,読みづらかった。100ページ過ぎ頃から面白くなってきて,一気に読み進める事ができました。 最後の共犯者の章もクドクド長くて,最後,犯人も犯行方法も概ねわかっているのにずっと終わらない〜、、、 話は面白かった。ただ,くどい。
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それぞれの欲望が絡み合って、犯行シーンは映像化映えしそうだなぁと思いながら読んでいた。告白パートがやたら長い。
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なんとなく、死体は二つあるんだろうな、とは気付いたけど、七回繰り返されたことはさすがに予想外だったから面白かった。七人を陥れるために二日かけた、というのも結構な計画で、トリックの壮大さには唸らずにいられなかった。ただそうなると、煮詰めたような殺意を何度も聞かされるのは胃もたれする...
なんとなく、死体は二つあるんだろうな、とは気付いたけど、七回繰り返されたことはさすがに予想外だったから面白かった。七人を陥れるために二日かけた、というのも結構な計画で、トリックの壮大さには唸らずにいられなかった。ただそうなると、煮詰めたような殺意を何度も聞かされるのは胃もたれするな、ちょっと飽きるな、とも感じてしまった。最後に訪れ、本当に殺した犯人は誰なのか?は読者それぞれが考えるだろうけど、なんだかんだ一番憎んでいたのは浜野なんじゃないか、と頭をよぎるので、逆に全然違う人だった方が面白いかもしれない。
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「私は七回殺される」という帯書きに興味を惹かれて手に取ってみました。 物語は終始陰鬱とした流れが続き、抑揚の無い感じがしました。トリックは「なるほど」と感じるところはありましたが、私としてはもう少し心躍る展開があれば…。
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そんなに嫌ならモデル辞めたらよかったのに・・・なんてのは、この物語の前では野暮なことだね トリックにそうだったのか!となるだけでなく、「共犯者」の章で事件を見る視点がガラリと変わるところや登場人物の心情が語られるところがさすがの連城三紀彦作品
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新装版の発売ということで久しぶりの再読。 わざとに憎んでいる相手に自分を殺させたレイコ。 自分が殺したと思っている人間が7人?! ざっくりとはそのやり方は想像していても、その全貌にはやはり呆然。 なんてことだろう。 そこまで色んな事を憎まずにいられないなんて悲しい。 人もうらやむ...
新装版の発売ということで久しぶりの再読。 わざとに憎んでいる相手に自分を殺させたレイコ。 自分が殺したと思っている人間が7人?! ざっくりとはそのやり方は想像していても、その全貌にはやはり呆然。 なんてことだろう。 そこまで色んな事を憎まずにいられないなんて悲しい。 人もうらやむような美貌で世界的なモデルという地位も羨望の的であるだろうに。 でも、それは彼女の全てが食い尽くされた結果だというのか、、、 せめて最後の最後にだけでも、彼女の心に安らぎがあったのことを願わずにいられない。
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殺されることを願うモデルと彼女を殺したい7人の男女の話。 連城三紀彦は筋立ては新本格派というか奇想というかトンデモなんだけど、スタイルが正統派推理小説で何か読んでいて落ち着かないトコがある。伊藤潤二の漫画をかわぐちかいじが描いてるような… トラベルミステリーの道に進まず「殺しの双...
殺されることを願うモデルと彼女を殺したい7人の男女の話。 連城三紀彦は筋立ては新本格派というか奇想というかトンデモなんだけど、スタイルが正統派推理小説で何か読んでいて落ち着かないトコがある。伊藤潤二の漫画をかわぐちかいじが描いてるような… トラベルミステリーの道に進まず「殺しの双曲線」や「華麗なる誘拐」の路線を突き進めた別の世界線の西村京太郎という感じでもある。
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