うそをつく子 の商品レビュー
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途中、読むのを挫折しそうになった。 内容が読んでて辛いとかでなく、何も進展しなさすぎたため。 それを何とか乗り越え読み切れた。 簡単に言うと児童虐待の話 いつも嘘をついて自分に注目してもらいたい、暴力を振るったり放火したり、実の親に育児を放棄された9歳の愛着障害と診断された女の子。 愛着障害って初めて聞いた言葉。 その子に忍耐強く関わり問題を解決しようと必死だったトリィ。 ちょっと困らせてやろうと嘘をついたことで、とんでもない目に合わされた職員(性的なことをされたと嘘をつく) 日常的に嘘をつくから、ほとんど信用されず でも、今度は嘘をついてないかもしれないと助けを求めてるかもとか考えたり。 子供の時に性的被害をうけていたがまさかの姉から。 最後、プロのダンサーになった彼女からの手紙があって どうなったか気になってたのでよかった。
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最初は「何て胸糞悪い子なんだろう」と嫌な気分で読み進めていった。 トリイとのやりとりで時折涙を流すのを読んで、マウントを取ろうと嘘をついてるのか、それとも本当に苦しんでるのか、どっちなんだろうと一緒に悩んだ。 後半、トリイがジェシーのことを大好きと書いてあるところにちょっとグッと来た。 トリイの振り回されないところ、この子の愛すべきところをちゃんと見つけてるところがすごい。 ジェシーが自己破壊してしまうところもせつなかった。わからないことが怖かったんだ。 読んでいくにしたがってせつない気持ちがわいてきた。ジェシーは幼い頃から寂しい、悲しい思いを嫌というほど味わってきた。何てかわいそうな子なんだろう。 最後、トリイに届いたジェシーからの手紙に思わずウルッと来た。 プロのダンサーになってたなんて!ジェシー素敵!親戚のおばさん気分だった。ジェシーがずっとずっと素晴らしい人生を送れますように。
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トリイがウェールズで暮らしていて(今も暮らしてる?),ボランティアとして接したジェシーという10歳の女の子(11歳かも)の物語. ジェシーは高齢出産で生まれた4人目の娘.上の二人の娘(双子)は既に成人して家を出て,3人目の姉はジェシーの8歳上で同居してるのかな.母親は産後鬱からしばらく子育てに参加できず,3人目の姉ジェンナがジェシーの面倒を見ていた.ジェンナはストレスからジェシーに性的いたずらをするようになり,これがジェシーの問題行動の根幹.この件については,物語の最後の方でトリイに心を開いたタイミングでジェシーが語った. ジェシーは他者や場を支配するために嘘をついたり攻撃的になったりする.両親が育てることを拒否して里親制度を利用するも,問題行動から受け入れ拒否をされグループホームみたいな所で暮らすことになった. ウェールズではビザの関係で作家として働くことしかできないトリイは,ボランティアとして何かしらの問題を抱える子どもたちと接するようになる.そこで出会ったのがジェシー.週に1回ジェシーと会うわけだが,トリイが大活躍していた70年代,80年代のアメリカとは異なるジレンマを抱えながらジェシーと接するトリイ. ジェシーの嘘がきっかけでホームの産業医?みたいな人が性的虐待の疑惑をかけられる.最終的に疑惑は晴れるものの,該当の男性は引っ越すことになる. ジェシーはリバプールにある寮タイプのグループホームみたいな所に移ることになり,そこで連絡が途絶えてしまう.それから数年後,ジェシーから元気にやっていると手紙が届いて物語は終わり.
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衝撃のノンフィクション。最初からノンフィクションだと知っていなければおもしろい(と書くと語弊があるが)小説だと思ってしまったかもしれない。施設に収容された9歳の少女。日常的にあらゆることに嘘をつく彼女と、週1回ボランティアで訪ねる作者とのやりとりの記録だ。少女に下された病名は“反...
衝撃のノンフィクション。最初からノンフィクションだと知っていなければおもしろい(と書くと語弊があるが)小説だと思ってしまったかもしれない。施設に収容された9歳の少女。日常的にあらゆることに嘘をつく彼女と、週1回ボランティアで訪ねる作者とのやりとりの記録だ。少女に下された病名は“反応性愛着障害”だった。何が真実なのかわからない状況で手探りのやりとりを続けるうちに、ついに明らかになる驚愕の事実とは……。
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障害を持つ子どもに真摯に向き合うセラピスト。 ノンフィクションであり、こういう世界があることに驚きます。
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