マインドフルネス認知療法を教えるということ の商品レビュー
僧侶でもなく,仏教徒でもない, 心理学者はいかにしてマインドフルネスを教えればよいのか? ワークの実践がプログラムの本質ではない。その「核」は,講師による「マインドフルなあり方の体現」と「問いかけ」にある。これらを実現する方法を,MBCTを教えるための有益な枠組みとその適用,瞑...
僧侶でもなく,仏教徒でもない, 心理学者はいかにしてマインドフルネスを教えればよいのか? ワークの実践がプログラムの本質ではない。その「核」は,講師による「マインドフルなあり方の体現」と「問いかけ」にある。これらを実現する方法を,MBCTを教えるための有益な枠組みとその適用,瞑想的対話やガイダンス例を示しつつ解説。新人も熟練講師もマインドフルネス実践の真髄を学べる明解なガイド。 【原書】Woods, S.L., Rockman, P., & Collins, E. (2019). Mindfulness-Based Cognitive Therapy: Embodied Presence & Inquiry in Practice. New Harbinger Publications Inc 日本語版によせて 推薦のことば はしがき 謝辞 イントロダクション 第Ⅰ部 教えるための枠組み――段階設定 第1章 マインドフルネス認知療法プログラム 1 MBCTプロトコル 2 テーマ,理論的根拠,ねらい,実践スキル(TRIP) 3 TRIPを教えることに使う 4 おわりに 第2章 変化の5つの要素 1 プロトコル 2 マインドフルネスに基づいた実践 3 個人の学び 4 グループ・プロセス 5 マインドフルなあり方の体現 6 変化の要素を実行する 7 おわりに 第Ⅱ部 スキルの構築――自信の獲得 第3章 実践とエクササイズ――TRIPと変化の5つの要素を使って 1 TRIPの実践とエクササイズへの適用 2 TRIPの認知的エクササイズへの適用 3 変化の5つの要素――レーズンエクササイズに戻って 4 おわりに 第4章 MBCTにおけるグループ・プロセス 1 治療的なグループ因子 2 グループの構成 3 グループの発達段階,ライフサイクル 4 グループにおける教えるスキル 5 おわりに 第5章 能力,スキル,困難を教える 1 体験学習 2 瞑想のガイド,認知的エクササイズ,インクワイアリを通して体験を促進する 3 省察的観察と体験の表現を促進する 4 抽象的概念化と体験の汎化を促進する 5 積極的な実験と学習の応用を促進する 6 おわりに 第Ⅲ部 実践として教える――内なる風景 第6章 マインドフルなあり方の体現――教えることの核心 1 マインドフルネス的態度の基礎 2 仏教心理学の重要な教えを用いる 3 おわりに 第7章 マインドフルなあり方の体現の表現と促進 1 今この瞬間への志向性 2 おわりに 第8章 瞑想的対話としてのインクワイアリ 1 瞑想的対話 2 3つの層――インクワイアリの枠組み 3 概念から瞑想へ 4 おわりに 第9章 個人的・専門的トレーニングとその先 1 専門的トレーニング 2 基礎的なトレーニングとメンターシップ 3 能力の維持 4 この分野の現在の状況 5 能力の評価と基準 6 個人のマインドフルネス実践の影響 7 MBCTを教える際の倫理 8 おわりに あとがき 付録 瞑想のスクリプト ボディスキャン瞑想の練習 呼吸への気づきと困難な身体感覚 3分間呼吸空間法(標準版) マインドフルムーブメント 歩く瞑想 呼吸,身体,音,思考,感情と非選択的な気づき(オープン・モニタリング) 3分間呼吸空間法(対処用) 一日サイレント・リトリートスケジュール よくある質問 認知行動療法はMBCTにどのように組み込まれているのか MBCTの8週間のセッションテーマとCBTスキルの構築 参考文献 索引 監訳者あとがき
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