猫が30歳まで生きる日 の商品レビュー
ほとんどの猫が慢性腎不全で命を落とします。本書は医学の基礎研究を長年行ってきた宮崎徹氏が、血液中のタンパク質「AIM」を発見し、その働きを試行錯誤の上、解明しました。Apoptosis Inhibitor of Macrophageの頭文字がAIMです。このタンパク質は腎臓病の治...
ほとんどの猫が慢性腎不全で命を落とします。本書は医学の基礎研究を長年行ってきた宮崎徹氏が、血液中のタンパク質「AIM」を発見し、その働きを試行錯誤の上、解明しました。Apoptosis Inhibitor of Macrophageの頭文字がAIMです。このタンパク質は腎臓病の治療に効果があることがわかってきました。そして、獣医師との出会いを通じて末期の腎臓病の猫にこのタンパク質を投与し回復した実例から、猫の腎臓病にも効果があることも判明しています。 本書は2021年8月に出版された書籍で現在2025年9月です。猫の餌にAIMという表示があるものが増えてきました。本書にも記載がありますが、猫用の薬を開発するのは様々な制約があり簡単ではありません。当然人間の薬に時間も資金も優先的に投資されます。本書の結びでもAIM創薬はまだ途上であるが、完成する見通しはついているとあります。 我が家には保護猫が二匹いましたが、つい先日その一匹が亡くなりました。腎臓病です。猫用のAIM創薬が完成し市場に流通することを心待ちにしている一人です。 最近の論文、記事はこちらです。 https://healthist.net/medicine/3464/ 著者の宮崎さんが所長を務める機関 https://iamaim.jp/ https://iamcat.co.jp/
Posted by
猫と暮らす人なら、いつか気になる"腎臓病"、"AIM"という言葉。某ペットフードで知った宮崎先生の本だったので読んでみました。 元々、ヒトの専門で医者を目指す過程で人間の《治せない病気》に着目し、免疫細胞を研究する研究者になる。"...
猫と暮らす人なら、いつか気になる"腎臓病"、"AIM"という言葉。某ペットフードで知った宮崎先生の本だったので読んでみました。 元々、ヒトの専門で医者を目指す過程で人間の《治せない病気》に着目し、免疫細胞を研究する研究者になる。"ネコのために"という出発点ではなく、ヒトの腎臓病を研究する途中でたまたまAIMという体内掃除をしてくれるたんぱく質を発見し、人と他の動物を比較したらネコだけAIM数値が観測できなかったという。 学会で、小話として『ネコにはAIMがない』というデータを話したら、たまたま参加していた獣医師と話が広がり、ネコの腎臓治療薬の研究に関わることになったという話。 ----------------- ■専門性にとらわれると、その専門内でしか考えが広がらない。 ヒトの難病(腎臓病)を治すために研究していたら、ネコの腎臓病と関わり、ネコの腎臓病データからヒトAIMの研究にも繋がったという。 人生どこで繋がるかわからない。 たまたま出会った人で、どんどん研究方向が広がっていく話だった。 研究者、獣医師、製薬企業など、 膨大な研究費や治験を経て商品化に至っているんだなと感じた。
Posted by
AIMについて、発見に至るまでの経緯と、発見後の進化について語られる一冊。 たゆまぬ努力はもちろん、諦めない執念と、様々な偶然が織りなす奇跡のような発見の軌跡。 それはまるでプロジェクトXを見ているかのような、引き込まれる展開だった。 読者からすると、本を通じてものの数分で知り得...
AIMについて、発見に至るまでの経緯と、発見後の進化について語られる一冊。 たゆまぬ努力はもちろん、諦めない執念と、様々な偶然が織りなす奇跡のような発見の軌跡。 それはまるでプロジェクトXを見ているかのような、引き込まれる展開だった。 読者からすると、本を通じてものの数分で知り得ることだが、実際には年単位での時間がかかっていることを鑑みると、研究者の方々の研鑽には頭が下がるばかりである。 猫の腎臓病の救世主として期待されているAIM。 瀕死の猫の回復具合を見るに、素晴らしい効果である。 しかしそれだけでなく、人間も、あるいはアルツハイマーといった現状治療が難しい病気にもその特効性が見出されているということに大変驚いた。 もし現実の話となれば、世の中を一変する発見にもなりうるように思う。 今後とも注視し、応援したい。
Posted by
図らずも、多くのネコが腎臓病を患う原因を突き止めた医師による、謎に満ちたタンパク質「AIM」の可能性を探る全ての愛猫家必読の1冊。しかしながら、その「図らずも」がどれほどの情熱と努力と時間をかけて得られるかという方がむしろ注目ポイント。病気の原因を研究するという基礎医学のドキュメ...
図らずも、多くのネコが腎臓病を患う原因を突き止めた医師による、謎に満ちたタンパク質「AIM」の可能性を探る全ての愛猫家必読の1冊。しかしながら、その「図らずも」がどれほどの情熱と努力と時間をかけて得られるかという方がむしろ注目ポイント。病気の原因を研究するという基礎医学のドキュメンタリーとして、理系の人間でなくても読み進められる。人の、ネコの病気を治したい、その一心で奮闘する医師、獣医師、創薬関係者らに心を動かされること必至。
Posted by
すべての猫たちを苦しめる病気を克服できるかもしれない。その可能性に勇気づけられた。そしてブレイクスルーは専門外にあると言う点も、生きていく上で非常に重要な示唆である。
Posted by
猫に腎臓を悪くする子が多いと聞いたことがありましたが、そのメカニズムがわかりました。 人間も、腎臓の機能を回復することは難しいと聞いたことがあります。 タンパク質の話などが出てきますが、わかりやすく説明がされていて、また、猫が対象ということもあり、興味深く読めました。 「A...
猫に腎臓を悪くする子が多いと聞いたことがありましたが、そのメカニズムがわかりました。 人間も、腎臓の機能を回復することは難しいと聞いたことがあります。 タンパク質の話などが出てきますが、わかりやすく説明がされていて、また、猫が対象ということもあり、興味深く読めました。 「AIM」が早く実用化されると良いなと思います。
Posted by
やられたー 我が家には14歳のスコティッシュフォールドがいて、病気がちなので、 タイトルに惹かれ、この本を手に取った。 そう、猫の健康本かと思って。 ところは実態は、、、人間の「治らない病気」腎臓病の治療薬を研究する著者が、 まずは結果が出るのが早い猫から薬の効果を試そうとして...
やられたー 我が家には14歳のスコティッシュフォールドがいて、病気がちなので、 タイトルに惹かれ、この本を手に取った。 そう、猫の健康本かと思って。 ところは実態は、、、人間の「治らない病気」腎臓病の治療薬を研究する著者が、 まずは結果が出るのが早い猫から薬の効果を試そうとして、まず猫の薬に のめりこんだ、、、というところの、著者の医者人生を綴った本だった。 それはそれで崇高な目的に向けた真摯な取り組みで、素晴らしい本ではある。 ただ、表紙といい、タイトルといい、まあ、猫健康本を想起させるわなあ。 ま、いいか
Posted by
AIMとは血中タンパク質 健康時のAIMはAIM+lgM 2つが結合している 人の病気前兆が始まった時のAIMはAIMとlgM 2つの結合離れAIM+体内のゴミが結合し、この状態を貪食細胞が食べゴミを排除する 猫のAIM AIM+lgM 2つの結合離れないため体内にたまった...
AIMとは血中タンパク質 健康時のAIMはAIM+lgM 2つが結合している 人の病気前兆が始まった時のAIMはAIMとlgM 2つの結合離れAIM+体内のゴミが結合し、この状態を貪食細胞が食べゴミを排除する 猫のAIM AIM+lgM 2つの結合離れないため体内にたまったゴミを排除できない 。この離れないAIMを切り離すことが出来れば、猫の病気を改善することが出来る AIMを切り離すアミノ酸がある L-シスチンが猫のAIM+lgM結合の片方(結合強い方)を外してくれる AIMを切り離してくれるサプリAIM30の成分 シスチン( L-シスチンの素になる必須アミノ酸) メチオニン(L-シスチン生成する) タウリン(猫に必要な必須アミノ酸) ↑↑ 書籍+研究所HPを読み、AIM30サプリの成分を調べ納得した上でフードに混ぜて使用してみている。
Posted by
多くの猫がかかり治らなかった腎臓病に光が見えた1冊。 猫を飼っている方にぜひご一読いただきたいです。 うちの猫が高齢になってから腎盂炎に悩まされ、結局それが原因で亡くなったため、なんとかこの猫の腎臓病を治す方法はないのかと思っていました。 そんな想いに応えくださる希望が持てる本...
多くの猫がかかり治らなかった腎臓病に光が見えた1冊。 猫を飼っている方にぜひご一読いただきたいです。 うちの猫が高齢になってから腎盂炎に悩まされ、結局それが原因で亡くなったため、なんとかこの猫の腎臓病を治す方法はないのかと思っていました。 そんな想いに応えくださる希望が持てる本でした。 今はすでにこの本の著者である宮崎徹先生と産学連携で研究・開発を行い、総合栄養食としての開発に至ったAIMの入ったごはんがマルカンから出ています。 難しいことを分かりやすくお話しくださっているので、とても勉強になりました。
Posted by
とても良かった!!! 全てのねこ飼いさんに読んでもらいたい本。 少し前に「AIM30」というキャットフードのCMを見て「猫が30歳まで生きる?!」と驚いた記憶があり、図書館でたまたま本書を見かけて読んでみた。 科学的医学的なことを素人にもわかりやすく図解入りで解説してくれて、腎...
とても良かった!!! 全てのねこ飼いさんに読んでもらいたい本。 少し前に「AIM30」というキャットフードのCMを見て「猫が30歳まで生きる?!」と驚いた記憶があり、図書館でたまたま本書を見かけて読んでみた。 科学的医学的なことを素人にもわかりやすく図解入りで解説してくれて、腎臓病の仕組みやAIMの働き・体内での形状などがよく理解できた。 生い立ちや、AIMを見つけるまでの記録もとても興味深かった。 終盤の方でコロナの影響により製薬化がストップしてしまう場面では、こういうところにも甚大な影響があるのだなと思った。しかし全く諦めずに多方面からのアプローチを考え続け、ヒトへもネコへも「治せない病気を治したい」と信念を持ち続ける宮崎先生が素晴らしく、応援したくなった。 高価だけど「AIM30」というキャットフードに是非変えたくなった。
Posted by
