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クジラの骨と僕らの未来 の商品レビュー

3.8

21件のお客様レビュー

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2026/04/11

研究者がいかにして研究職に就くのか、鯨研究のフィールドワークとはどんなものなのか、冒険記的な読み物として楽しめた。 しかし南氷洋に行ったあたりから胸にモヤモヤがたまる。研究のためとはいえ800頭もの鯨を捕獲する。鯨を研究することで生態を知り、保護にも繋がる。頭ではそれが分かるが、...

研究者がいかにして研究職に就くのか、鯨研究のフィールドワークとはどんなものなのか、冒険記的な読み物として楽しめた。 しかし南氷洋に行ったあたりから胸にモヤモヤがたまる。研究のためとはいえ800頭もの鯨を捕獲する。鯨を研究することで生態を知り、保護にも繋がる。頭ではそれが分かるが、つい感情的には犯罪者のシー・シェパードに肩入れしてしまった。 研究者がその辺りのことを考えていないわけはないし、解像度も私などに比べて段違いだろう。もう少しその辺りを掘り下げて、ちゃんと納得させて欲しかった。

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2025/08/21

鯨類学者で東京海洋大学助教の中村玄さんが、動物の骨格に興味を持ち、そしてクジラの研究に打ち込むようになるまでの半生をつづった本である。とはいうものの、難しくない。笑いあり発見ありのワクワクドキドキの内容だ。ハムスターの骨格標本を作るために墓あばきをすることから始まって、大学では魚...

鯨類学者で東京海洋大学助教の中村玄さんが、動物の骨格に興味を持ち、そしてクジラの研究に打ち込むようになるまでの半生をつづった本である。とはいうものの、難しくない。笑いあり発見ありのワクワクドキドキの内容だ。ハムスターの骨格標本を作るために墓あばきをすることから始まって、大学では魚の骨格標本作りに打ち込み、さらに南氷洋での調査捕鯨に参加してクジラの骨格標本作りに挑む。好きなことに一直線の生き方は、あきれるほどにさわやかだ。

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2025/05/02

289.1ナカム 小さいころから生き物が好きだった中村氏は現在地球最大の哺乳類・クジラの骨を研究している。ハムスターの墓暴きから始まった。今日もクジラを求めて北へ南へ! 好きなことを突き詰めて世界が広がっていく

Posted byブクログ

2025/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(放送原稿) たしか、去年の今頃、「淀ちゃん」、大阪湾の淀川火口付近に迷い込んで死んでしまったクジラのことが話題になりましたね。 結局淀ちゃんは海に沈められることになってしまいました。 そして、今年も大阪湾に迷い込んだクジラのことが話題になりました。今回は、埋設、埋めておいて後で、標本にし 大阪市立自然史博物館などで研究に役立てられるようになるそうです。 長居公園にある大阪市立自然史博物館、入口の巨大なクジラの骨に圧倒された人もいるのではないでしょうか。 さて、『クジラの骨と僕らの未来』は、作者の中村さんがよれよれの作業着と生ごみのようなにおいをさせて 電車に乗っている…、そう陸に打ち上げられたクジラの解体から研究室に帰るところからはじまります。 中村さんは小さい頃から生き物好き、中学校では女ドリトル先生といわれる理科の先生に出会い、 「動物の内臓観察会」に参加して、解剖や生き物のカタチ、形態学に興味を持つきっかけになったそうです。 留学先で、捕鯨のことについて考えたり、研究者になってからは、南氷洋での荒海で反捕鯨団体とぶつかったり クジラの生態の話、でもありますが、中村さんの研究者になるまでの、また研究者になってからのエピソードが満載で 読んでいて、研究者ってすごく大変そうで、でも中村さんがとても楽しそう。 研究っておもしろそうだな、と思いました。船に酔ったり、爆発したクジラの直撃を受けたりは したくないですが。 将来、どんなことをしたいか、まだまだぼんやりしている人も多いと思いますが、研究者という道、 またそうでなくても好きなことをずっと追い続けられる大人になれたらいいな、と思わせてくれる本でした。

Posted byブクログ

2024/11/05

クジラの骨格の研究者が、生き物好きだった少年時代から、どのようにしてクジラに興味を持ち研究者になったか、またクジラを取り巻く環境の変化について紹介している。 クジラを知るための本というより、筆者のこれまでのあゆみに重きが置かれている。 筆者は動物の死体から骨格標本を作るのが好き...

クジラの骨格の研究者が、生き物好きだった少年時代から、どのようにしてクジラに興味を持ち研究者になったか、またクジラを取り巻く環境の変化について紹介している。 クジラを知るための本というより、筆者のこれまでのあゆみに重きが置かれている。 筆者は動物の死体から骨格標本を作るのが好きな子供だったという。一口に生き物好きと言っても、興味の対象は色々だと感じた。好きなことを仕事にするといいという話も聞くが、骨格標本が一体どんな仕事につながるのか?と思ってしまいそうだが結果的に仕事になっているのだから面白い。 また商業捕鯨の実態について知ることができた。 クジラの解体方法や調査捕鯨船の仕組みなどが絵で具体的に記されていてmわかりやすかったが、シーシェパードの妨害行為がテロや海賊同様なのに驚いた。 環境保護団体なのに水生生物に害を及ぼす薬品を用いていることへの筆者の皮肉が効いている。 海外では日本人と知るや捕鯨について議論をふっかけられることは、ままあるが、はっきりと意見を言える程、捕鯨について知っている方が稀で、いかに自国のことを知らないかを思い知らされる。 クジラ資源が将来の食糧不足の切り札になりえるのではという話も印象に残った。 調査捕鯨で捕獲したクジラの肉は、調査隊の食糧になったのかが気になった。 高校時代の留学先での出来事から漠然とクジラの研究者になりたいと思った筆者が、後に研究者となって調査のために留学した場所に再び訪れることになった話は、スティーブジョブが、かの有名な大学の卒業式で語った点と点が繋がる瞬間を思わせ、人生の巡り合わせの不思議、経験してきたことは全て無駄ではないのだということを感じた。

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2023/11/26

東京海洋大学の中村玄先生の、クジラ博士になるまでのエッセイ。先日読んだ同じクジラ研究者の田島先生のエッセイも大変に興味深かったが、こちらも相当に興味深い内容だった。 魚やハムスターの骨に魅せられて始まり、やがて留学先の南米で見かけたクジラを数年後に研究するに至る。小林快次先生もそ...

東京海洋大学の中村玄先生の、クジラ博士になるまでのエッセイ。先日読んだ同じクジラ研究者の田島先生のエッセイも大変に興味深かったが、こちらも相当に興味深い内容だった。 魚やハムスターの骨に魅せられて始まり、やがて留学先の南米で見かけたクジラを数年後に研究するに至る。小林快次先生もそうだが、今専門の研究をしている方が最初からそれに根差しているのかと思うと、ほとんどがそうではないと気付かされる。数奇な運命、とも言えるエピソードばかりだ。 本書は調査捕鯨のことに多くページを割いている。かの有名なシーシェパードの妨害、母船の火災(1人が亡くなっている…)からの避難、私たち読み手にも緊張が走る。鯨調査の正当性を主張するわけではないが、この本のタイトルにもある「僕らの未来」のために、私たち人間が及ぼしている生態系への破壊行為や、長期調査によるその影響を調べることは大変重要である。 クジラは私と同じ哺乳類だ、と考えされられる一説がある(p97)。まだクジラを生で見た事がない私は、実物を見たらどんな感覚を覚えるだろうか。

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2023/07/23

博物学の本ですが、文章上手い! めっちゃ、読みやすい。 学校、買い! 2023/07/26 更新

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2023/06/04

鯨の研究者を目指したきっかけがとても面白くて、楽しく読めました。南極調査の話も読んでいくと自分も鯨の研究者になりたくなりました。

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2023/03/29

幼い頃より生物が好きで、自ら骨格標本も作っていたという鯨類形態学専門家によるクジラに惹かれた話。 クジラにも骨にも興味がある訳じゃないのに、何故か手に取り読みました。知らない世界を見る楽しさ、知的好奇心という刺激。知らないことは面白い。

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2026/03/31

鯨類学研究室の先輩からのおすすめ! 所蔵情報: 品川図書館 489.6/N37 ---------------------------------------------------- 読書マラソン感想カードより: 素直に好奇心を追求するって素敵だなと思いました!読んでいるだけ...

鯨類学研究室の先輩からのおすすめ! 所蔵情報: 品川図書館 489.6/N37 ---------------------------------------------------- 読書マラソン感想カードより: 素直に好奇心を追求するって素敵だなと思いました!読んでいるだけでわくわくします。思わず笑ってしまうエピソードが盛り沢山ですが、考えさせられる内容も…ネタバレ無で読んでください。 オススメ度:★★★★ いさな

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