教えから学びへ の商品レビュー
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教育関係の新書の中ではかなり読みやすかった! 読みながらたくさん折り目をつけられた! 気づき ・世界大学ランキング10年連続1位のマサチューセッツ工科大学では、音楽や芸術を重視 ・いわゆる仕事ができるかできないかと、選考での筆記試験の結果は一致しない →勉強だけが出来ればいいわけではない ・受動的な学び、能動的な学びそれぞれの効果を有効活用する どちらかに偏らない ・社会で与えられた意味=語義meaningを理解し、さらに自分の経験に基づく価値のある意味=senseを上乗せしていくことで理解が深まっていく →語義だけ無理やり覚え込んでも真の理解にはなっていない ・「認知的スキル」読み、書き、計算、問題解決、思考力などに加え、「非認知能力」忍耐力、自制心、レジリエンス、責任感、好奇心、精神的な安定を備えることも求められていく →言われた通りにやるだけではなく自分で考えて行動することが重要
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・教える側ではなく、子ども達の側に立った教育が考えられている ・「教えから学びの転換」 ・「子どもが「生きているっていいな」と思える場をつくる」 ・「全ての学問はつながっている」 ・教師達が「これが大事だ」と思っていることの大部分が、子どもたちにとってはつまらない
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アクティブラーニングの、アクティブとパッシブの捉え方、「そのまま」に世界を受けとめるパッシブな体験が学びにとって大事であるという指摘、また、語義と意味の違いの話が興味深かった。 教えの時代から、学びの時代へ、考えを変える機会を得た。
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<目次> 第1章 なぜ、いま教育がいきづまっているのか 第2章 「教え」の教育から「学び」の教育へ 第3章 「学び」と「教養」 第4章 「学び」は体験から始まる 第5章 「学び」を支えるための教育 第6章 「学び」は続くよ、どこまでも <内容> 現在の教育の問題から...
<目次> 第1章 なぜ、いま教育がいきづまっているのか 第2章 「教え」の教育から「学び」の教育へ 第3章 「学び」と「教養」 第4章 「学び」は体験から始まる 第5章 「学び」を支えるための教育 第6章 「学び」は続くよ、どこまでも <内容> 現在の教育の問題から、最近の学者がいう、「教える」から「自律的な学び」へを謳う本。第5章あたりからちょっと内容が散漫になる。まあ、著者の専門は、幼児や小学生ぐらいらしいので、「わかるけど、観念的だな」という感想は、高校教師だからか⁈
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はじめに、から赤線とドッグイヤーの連続! この人の元で教員になりたいと思う人はたくさんいるんじゃないかなあ。 教育に携わる人もそうでない人も、親も子供も、ぜひ読んでほしい。何で勉強するの?これは将来に役立つの?という問いを持ったことのある人ならぜひ。 休職教員としての感想。...
はじめに、から赤線とドッグイヤーの連続! この人の元で教員になりたいと思う人はたくさんいるんじゃないかなあ。 教育に携わる人もそうでない人も、親も子供も、ぜひ読んでほしい。何で勉強するの?これは将来に役立つの?という問いを持ったことのある人ならぜひ。 休職教員としての感想。 私はこんな授業、あんな活動、どんどん実践アイデアが出てくる。ただし、現場に出た時にできるかどうか。無理な気しかしないというのが本音。 子ども食堂についての地域コミュニティの話や、午後は授業でなく体験的にとか、とても理想で実現してほしい!と強く思う反面、そんな余裕どこにあるの?先生以外の誰が賛同してくれるの?という思いも強い。世の親が未だに知識重視とか、教育だけでなくしつけまで学校任せとか、そう思うエピソードがたくさんあるから。 だからこそ、こういう風に考えて、本を書いて、影響力のある人とともに何かできたら、支えられたらと思う。他の本も読もうと思った。
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これは面白かった! 学びの総論という感じ。 子どもも大人も学ぶ。 どう教えるか、ではなく、子どもが学んでいる事実があるかどうか。 学びとは自分をつくって、なりたい自分になって 自分もみんなも幸せになっていくことなのだなと 改めて確認できた。 やっぱり最上位の目的にいつも迎えているかどうか。 そのための手段はなんでもよいということ。 そして、汐見さんのいいなと思うところは 幸せとか学びという抽象語を具体で語っていること。 例えば幸せはこう考えてる。 『人間が心の深いところで求めているのは、「生きてるっていいな」という感覚です。それが幸せであり喜びだと私は考えています。』 生きることへのよろこびが幸せにつながるということ。
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