魔道祖師(4) の商品レビュー
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金光瑤の悪事が白日に晒され、仙門百家の方々から目の敵にされているのをいい気味だと思う反面、今まで魏無羨を悪く言っていたのに掌返しが早すぎるとも感じました。 けれど、金光瑤も藍曦臣に対しては丁重に扱っていたり、母親の遺体を大事に隠していたりと悪いだけでは無いと分かり、何か違っていれば彼がここまで悪事を重ねずに済んだのかもと思ってしまい、素直に憎む事も出来ませんでした。 また、前世の魏無羨が江澄に金丹を譲っており、江澄の方も魏無羨が捕まらない様、身を挺して庇っていたりと過去の2人はお互いを大事に思っていた事が分かり良かったです。江澄が金丹の事を知った事で、元通りとはいかないまでも、憎んだり嫌ったりせずに話が出来る様な関係へと変わっていってほしいと思います。 藍忘機と魏無羨との関係は、やっとの事、一線を越え、更にはお互いにお互いを想いあっている事が分かり(魏無羨が衆人環視の中、ぶちまけ)、藍忘機の長年の想いが果たされて良かったです。後半は2人の仲の良い情事がちょくちょく見られ、末長く幸せになってほしいと思いました。 香炉の力で夢での情事を覗き見たり、過去の藍忘機と身体を重ねたりした話は、仙術がありふれた世界観であっても不思議な感じがして楽しく読ませていただきました。
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折り目がいっぱい。ドラマとアニメを見てから原作を読んで、「ここのセリフはそういうことだったんだ」みたいな発見が楽しいです。MXTXはすごい作家だ…
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緊迫してるはずの観音廟での告白シーンは何度も読み返したくなるほど好き! え、ちょ、ここで!? って思うけど、藍湛の気持ちを知ってしまったからには早く言いたい! って気持ちがはやるのもわかるなあ。 その後は「俺をしっかり抱きしめてて!」「しっかり抱きしめた!」「もっと強く!」「強く抱きしめた!」とか、もうすっかり二人の世界に入っちゃってて、かなり笑った。それをずっと聞かされている兄上と金凌が不憫といえば不憫。孟瑶、あまり好きじゃなかったけど、二人がうまくいったのはある意味孟瑶のおかげだから、そこだけはグッジョブ、って感じ。 自分とは正反対だからこそ、藍湛は魏嬰にどうしようもなく惹かれたのかな。どれだけ冷たくあしらっても、めげずに構ってくる魏嬰。そんな存在は藍湛にとって、きっと初めてだったはず。そりゃあ気にもなり出すよね。 番外編は小冊子の方がほのぼの感があって好きかな。二人が半隠居生活って、よくあの伯父上が許したね? そしてもう藍湛、思追や景儀の前では魏嬰への愛情表現を全然隠さないんだなぁ、とびっくり。 「蓮蓬」の藍湛がかわいい。魏嬰の言うこと全部信じちゃってるよ(笑) うさぎも藍湛に超懐いてる! 藍湛はどんな名前を付けたんだろう? 兄上が言うには、とてもいい名前だったらしいけど。 一番好きなのは「雲夢」。家宴の日の夜、魏嬰のために藍湛が辛い料理をたくさん作ってくれたことが判明してからの、輪投げをやるシーンが超お気に入り。魏嬰にやり方を説明してもらった藍湛が「かかったら私のもの」って繰り返すとこがめちゃくちゃかわいい。三回目、確信犯だよね、あれ(笑) どんだけ独占欲強いんだっていう。 二人がこれからもずっと一緒にいて、幸せに暮らせますように、と願ってやまない。
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売り切れていたので、発売開始後1ヶ月してからやっと手に入れることができました。 謎が次次と解明されていくのに爽快感がありました。江澄の金丹にびっくりしました。江澄、結婚しないのかな?雲夢江氏の後継が…ジンガンヤオはやっぱり悪者じゃない気がする。もっと幸せになって欲しかった…ジンガンシャンが悪いんだよーー。 ちょっと気になったのは、温氏討伐のときウェイウーシェンが[奴の大事な息子を大切に守っていた]と言っていて、主語がカタンシュか温氏総主どっちかわからなかった点。
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怒涛の4巻でした。 点と点が繋がり、線と線も繋がりパズルのピースが埋められていきました。 驚愕の事実!が色々と衝撃的でした。 江澄の金丹… 生前の魏無羨が剣を佩かずにいた理由… 不夜天後の藍無機…背中の戒鞭の痕… 藍思追の生い立ち… など、、 ずっと静かに一途に信じ待ち続けた藍無機と魏無羨が結ばれてよかったです。 魏無羨の公開告白はちょっと笑ってしまったケド…。 深刻なシーンなのに。 番外編で少年修士たちと戯れる魏無羨がほのぼのしていてよかった。大人達は生前の魏無羨を重ねて見るから偏見が先立つけど、子供達はありのままを見てるからね。それがまた良い。 4巻で明らかになった事実を踏まえて初めから読み直します。 BLと偏見を持って読まないでいると明らかに損だなぁと思う。この古代ファンタジーはBLだからこそなのに。
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最終巻はBL全開という感じで大変満足でした。 魏無羨のしてきてしまったこと、他の登場人物の苦しみと、彼が経験した苦しみ悲しみ怒り。それらは足し算引き算して清算できるものではなく、それぞれが、許すこともできず、ただ憎み続けることもできず、ただ、だからこそ過去を忘れ去ることなく背負い...
最終巻はBL全開という感じで大変満足でした。 魏無羨のしてきてしまったこと、他の登場人物の苦しみと、彼が経験した苦しみ悲しみ怒り。それらは足し算引き算して清算できるものではなく、それぞれが、許すこともできず、ただ憎み続けることもできず、ただ、だからこそ過去を忘れ去ることなく背負いながら生きていってくれることに救いを感じました。そういった過去を抱えながらも、最後は自分の幸せのために歩みを進めていく魏無羨たちの姿にはどこか耽美的。胸が苦しくて読み進めるのが辛くもありましたがとても最後まで楽しく読みました。金凌や思追たちが、とても愛しくて好きなので番外編も嬉しいです。
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色々と驚きの最終巻だった。とくに番外編、、 全巻を通して思ったこと。ドラマが大好きで原作を読んだから、どうしてもドラマを引き合いに出してしまうんだけど、BLとブロマンスが似て非なる物だという事を改めて感じた。 話の筋は同じだけど、小説は恋愛、ドラマはブロマンスっていう一本筋が...
色々と驚きの最終巻だった。とくに番外編、、 全巻を通して思ったこと。ドラマが大好きで原作を読んだから、どうしてもドラマを引き合いに出してしまうんだけど、BLとブロマンスが似て非なる物だという事を改めて感じた。 話の筋は同じだけど、小説は恋愛、ドラマはブロマンスっていう一本筋が通ったパラレルワールドであって、この最終巻ではそれがハッキリ分かれて終結していると思った。 恋愛ってある意味理由要らないからかな?恋愛的な部分を男同士の義や絆に置き換える際のドラマ制作側の拘りも感じた。 ドラマも小説も藍忘機が魏無羨を大好きなのは変わらないけど、小説の醍醐味はやはり2人の性癖が露になっているところです。 作者の墨香銅臭の登場人物に対する愛情もすごく感じた。それは悪役に対しても同じで、薛洋と金光瑶の関係を描いた番外編の「悪友」はすごく好きだった。番外編は作者がかなり好き勝手に暴走していて笑ってしまった。 中国のBL原作→ブロマンスドラマっていう流れが好きすぎるなあ〜
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完結! 知ってはいたけどBLだなあー! 不夜天後の話が切なくて良い。曦臣兄さまには早く元気になってほしい。藍忘機の料理上手とか、忘羨の二人に関してはほのぼのエピソードの方が好きです。番外編は奪門と鉄鉤、蓮蓬が好きだなあ。鉄鉤で察する江澄と金凌の観音廟後の話が良いなあ。奪門で描かれる思追の剣技に将来が楽しみ! 思追はどんな大人になるんだろうなあ。
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